ちょっと前のことですが。
久しぶりにギター(クラシックギター)を弾いていたら、弦が切れてしまったので楽器店に持って行って弦を全部張り替えてもらいました。クラシックギターの弦の張り替えはちょっと難しいので、多少お金がかかるけどいつもそうしてもらっています。ついでにネックの部分も綺麗に掃除してもらってびっくりするくらいに綺麗になりました。
で、そのギターを背中に担いで、近くで開催中だった古書店に立ち寄って一時間ほど。ギターを担いで古本を眺めるというのは世田谷ピンポンズさん的な風景だなと思いながら古本を漁っていました。収穫ゼロだったけど。
リニューアルしたギターでいちばんよく弾いているのはやはり世田谷ピンポンズさんの「早春」。前に紹介したのはキーがGでしたが、今はCDと同じFのキーにしたもので演奏。でも、ジャンジャン弾くのではなく、あくまでポロンポロン。歌もジョアン・ジルベルトのように(?)つぶやくような歌い方。
それからときどき気分転換に弾いているのがブライアン・ウィルソン作曲の「サーファー・ムーン」とジャック・ケラー作曲の「Don't Ask Me To Be Friends」。今、いちばんはまっている2曲。この2曲についてはまた改めて書こうと思っています。
さて、「早春」といえば小津安二郎の『早春』。小津の『早春』といえば三石。
先日もおひさまゆうびん舎での世田谷ピンポンズさんのライブの後は三石を通って三石駅の近くに車をとめて早春の三石の風景を眺めました。もちろんピンポンズさんの「早春」を口ずさみながら。
まずはこちらの風景。
まだ、固いつぼみのついた桜の木の向こうに見える白い煙突は、『早春』のラストシーンで映ったこの煙突。
淡島千景が「行くわ、汽車」と見送るシーンですね。でも、実際にはこの汽車は三石駅から出て行くのではなく、三石駅に入るところ。ちなみにこの写真はまさに三石駅に入る寸前の上りの電車から眺めた風景。向こうに見えている煙突が上のシーンに写っている煙突です。
それから、駅の近くから撮ったもう一枚がこの写真。
ちょっと白黒にしてみました。
ここから見える2本の煙突が、まさに『早春』のこのシーンで池部良の後ろに見えている煙突なんですね。
今も残っているなんて何度も言いますが奇跡。なくならないうちに是非…
と思っていたら、なんと1月8日に放送された『ザ!鉄腕!DASH!!』で、まさにこの煙突と、この煙突のある工場が写ったんですね。それだけでなく…。
詳しい話はまた次回に。