Nearest Faraway Place nearestfar.exblog.jp

好きなリンク先を入れてください

Talks About Music, Books, Cinema ... and Niagara


by hinaseno
プロフィールを見る
画像一覧
カレンダー

カテゴリ:ナイアガラ( 330 )



冬の色の風が吹き始めて、枯れた葉が枝を離れ、いっぱい落ち始めています。

a0285828_09402366.jpg


今朝起きて、Instagramを眺めたら、アメリカの田舎の風景の写真をいっぱい撮っている人がこんな写真が投稿しているのを見て、大瀧さんの「木の葉のスケッチ」のメロディーが流れてきました。

それを聴こうかと思ったけど、久しぶりにそのオリジナル・カラオケ・バージョンを聴いたらそれがとってもよくって。以前のブログでも書いたような気がしますが、大瀧さんの数あるオリジナル・カラオケの中で一番好きなのがこの「木の葉のスケッチ」のオリジナル・カラオケ・バージョン。

メロディよりもカラオケを先に作るという作品作りをしていたこの時期の大瀧さんは、カラオケから無限に引き出すことのメロディの中のうちで選んだのが『EACH TIME』に収められているんですね。そして松本隆さんがそのメロディにあの詞をつけた。

でも、僕はこのカラオケを聴きながら、あのメロディではない違うメロディを考えるのが好きなんですね。

ってことで、これも縁なのでこんなCDを作りました。

ちょっとバタバタしているのに、われながらよくやるな。

a0285828_09421115.jpg

これを聴きながらあの方々を迎えに行こう。


[PR]
by hinaseno | 2018-11-02 09:42 | ナイアガラ | Comments(0)

今日から先日の寺尾紗穂さんのライブの話を書く予定でいましたが、昨夜、さくらももこさんの訃報が飛び込んできたので、取り上げないわけにはいかないですね。

僕にとってさくらももこさんといえばやはりこの『ちびまる子ちゃん』のテーマソングということになります。タイトルは「うれしい予感」。歌っているのは渡辺満里奈さん。




作詞はさくらももこさん、作曲は大瀧詠一さん、そして編曲は大瀧さんの変名としては久しぶりに使われたCHELSEA。

さくらももこさんは大瀧さんの大ファンで、ずっと大瀧さんに主題歌を作ってほしいと思っていたんですね。で、『ちびまる子ちゃん』の第2期がスタートする前年の1994年のたぶん年の初めくらいに大瀧さんにダメ元で依頼します。すると大瀧さんからはこんな返事が。

「もし今年、ジャイアンツが優勝したら、ちびまる子ちゃんのテーマソングを作ります」

と。

このナイアガラー的には有名なエピソードについて、さくらももこさんが語っている話がネットに貼られていたので紹介しておきます。『おめでとう』という本に書かれているようです。


「大瀧さんは大の長嶋ファンなのだ。長嶋さんが一度ジャイアンツを去り、そして復帰してまたジャイアンツの監督になるという事はジョン・レノンが生き返ってビートルズが再結成するのと同じくらいあり得ない事なのにそれが起こったのだからすごいのだ、と熱弁していた姿を思い出す。それで私も、いつもの年よりも必死でジャイアンツを応援した。あんなに白熱して野球を観た事はない。どうか勝ちますようにと神に祈りながら観た。祈りが通じ、ジャイアンツが優勝した。するとすぐに大瀧さんからFAXが届き、『約束通り、まる子ちゃんのテーマソングを作ります』と書かれていた」

ちなみにジャイアンツが優勝を決めたのはかの有名な「10.8」。優勝を決めた後、すぐにレコーディングを開始します。で、その年の暮れに収録された新春放談ではシングル・バージョンとテレビバージョンの両方を流していたので、大瀧さんとしては驚くほど早い仕事になっています。個人的には、前にも書いたかもしれないけど、曲は(あるいはオケは)かなり前に書かれていたのではないかと考えています。もしかしたら『EACH TIME』の前の、『NIAGARA TRAIANGLE VOL.2』を作っていた頃に。ちなみにいえば『A LONG VACATION』と『EACH TIME』のアレンジャーは多羅尾伴内という変名を使っていますが、『NIAGARA TRAIANGLE VOL.2』のアレンジャー名はCHELSEA。「うれしい予感」と同じなんですね。


その「うれしい予感」が『ちびまる子ちゃん』の第2期の最初の放送日に流れます。1995年1月8日。この日のお昼にはこの年の新春放談の第2回目の放送があった日。『ちびまる子ちゃん』の放送に先駆けて「うれしい予感」のテレビバージョンと、番組の挿入歌である植木等さんの歌う「針切じいさんのロケン・ロール」が本邦初公開という形でかかっています。

そしてこの2曲のカップリングしたシングル盤が2月に発売ということになるんですが、放送の翌週の1月17日に阪神淡路大震災が起こります。シングル発売に向けてのプロモーションを前日に始めたばかりだったんですが、大瀧さんとしてはシングルの発売やプロモーション活動を続けることに悩むんですね。大きな災害が起きたときには、一度きちんと立ち止まった方がいいと。「うれしい予感」というタイトルも、大震災や、さらに3月に起こった地下鉄サリン事件を考えると、相当に戸惑ったようです。


とまあ、いろいろと「うれしい予感」が生まれた年にはいろいろと考えさせられることが多かったんですが、曲はとにかく抜群にいいです。久しぶりに聞き返したら、この曲の歌詞には「天使」が登場してたんですね。

「まほうかけてくれた天使が ここにいるんだよ」と。


そういえば昨日さくらももこさんについていろいろと調べていたら、さくらももこさんは大瀧さんの「魔法の瞳」が好きだと。この曲への意識から「まほうかけてくれた天使」という言葉が生まれたのかもしれませんね。

以前、天使ソングをいろいろと探していたときに大瀧さんが「天使」と歌っている曲はないかと探して見当たらなかったんですが、あったんですね。ってことで、今朝から『DEBUT AGAIN 』に収録された大瀧さんの歌う「うれしい予感」を追悼の気持ちでずっと聴いています。


ああ、もう一つ、天使といえば、村上RADIOに出した僕の質問というのは村上さんの好きな天使ソングを教えてくださいというものでした。ちょこっとエンジェルスの大谷くんの話を添えて。

大谷くん、1994年生まれですね。さくらももこさんが巨人の優勝を願い続けていた時に生まれていたんだ。


これは「うれしい予感」をレコーディングをしていた頃の写真。右からさくらももこさん、大瀧さん、そして渡辺満里奈さん。写真が載ったのは『ミュージック・マガジン』という雑誌。

a0285828_13315204.jpg


[PR]
by hinaseno | 2018-08-28 13:32 | ナイアガラ | Comments(0)

Dewayne Blackwell


毎朝のぞいている京都の善行堂さんのブログ「古本ソムリエの日記」を見たら、「ふちがみとふなと」というミュージシャンの名前が書かれていて、おっと。

今回書いている話は、1週間ほど前にアゲインの石川さんから送っていただいたライブの音源集を収めたCDRの最初に収録されている大瀧さんの「別れのコラージュ」に端を発しているのですが、実はそのCDRには「ふちがみとみなと」さんの曲も2曲収録されていたんですね。2曲とも、石川さんと関係の深い曲。それについてはまた改めて書いてみます。

それにしても「ふちがみとふなと」さん、善行堂さんとどんなつながりがあるんだろう。


さて、クリント・イーストウッド監督主演の映画『センチメンタル・アドベンチャー』(「HONKYTONK MAN」)のこと。この映画は1982年に公開されているのですが、最近サントラのCDが発売されていたことがわかりました。発売は2013年。気づかなかったな。

早速、入手。クレジットを見たらいろいろと驚くことばかり。

まず、一番驚くのはこの映画の音楽プロデューサー。

なんとスナッフ・ギャレット!

a0285828_14362318.png


と、初めて知ったように書いてしまいましたが、おそらく昔映画を見たときに、このクレジットを見て気づいていたはず。すっかり忘れてました。

とはいえスナッフ・ギャレットが活躍していたのは1960年代。厳密に言えば1960年から66年ごろまで。その後は目立った活動はしていなかったはずですが、そういう人を引っ張ってくるのがクリント・イーストウッドのすごいところですね。音楽のことをよくわかっている人をよぶ。

そういえば大瀧さんは「ゴー!ゴー!ナイアガラ」のリヴァティサウンド特集でスナッフ・ギャレットがいかにプロデューサーとして優れているかを説明する中で、才能のある作曲家を発見する能力が飛び抜けていることを語っていました。

考えてみるとジャック・ケラー特集で、ジャック・ケラーが素晴らしいアメリカンポップスを書くようになったきっかけとなったのはボビー・ヴィーの曲を書くようになってからだと言ってましたが、そのジャック・ケラーにボビー・ヴィーのための曲を書かせたのはまさにスナッフ・ギャレットなんですね。


さて、サントラに収録された曲。いくつかのカントリーソングのカバーと、この映画のために作られた曲があります。

カバーで目を引くのはジミー・ロジャースのこの「In The Jailhouse Now」。




この映画がジミー・ロジャースへのオマージュであることの証拠ですね。でも、この曲、映画のどこで歌ってたっけ。多分、イーストウッドが牢屋(Jailhouse)に入れられたシーンだと思うけど。


で、この映画のために作られた曲ですが、とりわけ重要なのがクリント・イーストウッドが映画の中で歌った「When I Sing About You」とエンディングでマーティ・ロビンスがイーストウッドのあとを引き継いで歌った、映画の主題歌でもある「Honkytonk Man」。これです。




「Honkytonk Man」はこの曲が発表された1982年にカントリーチャートでなんと10位まで上がってるんですね。すごいな。


さて、この「Honkytonk Man」と「When I Sing About You」の2曲を書いた人がDewayne Blackwellという人。

Dewayne Blackwellという名前を見てピンとくる人が果たしてどれだけいるんでしょうか。僕も知らなくてパソコンで調べたら、大瀧さんにとってかなり重要な曲の作曲者であることがわかりました。

あの「別れのコラージュ」を歌ったLET'S DEBUT AGAINのライブでは『ロンバケ』の曲以外はカバーを7曲歌っているんですが、その最初に歌っていたのがフリートウッズの「Mr Blue」のカバー。翌年、達郎さんとやったスタジオライブでも歌っています。そのスタジオライブはエヴァリー・ブラザーズの曲をカバーするという企画だったんですが、でもあえて「Mr Blue」を歌ったんですね。大瀧さんがいかに「Mr Blue」を愛しているかがわかります。で、その「Mr Blue」を書いていたのがまさにDewayne Blackwellだったんですね。

ところでDewayne Blackwellは「Mr Blue」以外、そんなに曲を書いていないことがわかりました。「Mr Blue」の次にそこそこ有名な曲といえばエヴァリー・ブラザーズの「The Ferris Wheel」くらいでしょうか。

興味深いのはボビー・ヴィーに何曲か曲を書いていたこと。いずれもプロデューサーはスナッフ・ギャレット。その頃からスナッフ・ギャレットとDewayne Blackwellはつながりがあったんですね。

この「Hickory, Dick And Doc」がちょこっとヒットしてます。




ま、でもやっぱりDewayne Blackwellはなんといっても「Mr Blue」。これを書くためにずっと聴いてたんですが、本当に素敵な曲。シングルレコードが欲しくなりました。レーベルも可愛いし。また手に入れたら紹介します。

ってことで最後に、大瀧さんと達郎さんのデュオによる「Mr Blue」を聴いてみてください。このYoutubeの音源の6:25からです。この前後の会話を聞くと、大瀧さん、本当に「Mr Blue」が好きなのがわかりますね。




[PR]
by hinaseno | 2018-08-23 14:39 | ナイアガラ | Comments(0)

今月初めに放送された村上RADIOで、僕が一番反応した曲は、ブライアン・ウィルソンでもなく、エリック・バードンとジ・アニマルズの「スカイ・パイロット」でもなく、ジョージ・ハリスンのこの曲でした。ウクレレの演奏による肩の抜けた歌がたまりません。




2002年に発売され、ジョージ・ハリスンの遺作となった『Brainwashed』というアルバムに収録された「Between the Devil and the Deep Blue Sea」。

この曲、放送で村上さんも言われていましたが1932年にハロルド・アーレンが作った古いスタンダードソング。僕はブロッサム・ディアリーのバージョンで知りました。




収録されているアルバムは彼女のアルバムの中でもとりわけ人気のある『Give Him the Ooh-La-La』。

a0285828_14350761.jpg


このアルバム、ブロッサム・ディアリーの数あるアルバムの中で一番よく聴きました。いい曲が多いんですね。とりわけ「Like Someone in Love」、「Try Your Wings」(『死ぬまでにしたい 10 のこと』という映画の中でかかったときにはびっくりでした)、「I Walk a Little Faster」の3つのバラードは最高。

「Between the Devil and the Deep Blue Sea」は聴き流していたというわけではありませんが、でも「悪魔と深く青い海」というタイトルも含めて、詞をじっくり考えて聴いていなかったので、村上さんの話を聴いて、へえ~っでした。


さて、「マスターの自由自在Vol.3」の翌日だったかアゲインの石川さんから電話があり、ひとしきり村上RADIOの話になりました。そのときに石川さんから一番反応したのはアニマルズの「スカイ・パイロット」だと聞いて、へえ~っとなったんですね。

で、僕がジョージ・ハリスンの「Between the Devil and the Deep Blue Sea」がよかったと言ったら、石川さんがその曲もいいけど、同じアルバムの「Between the Devil and the Deep Blue Sea」の次に収録されている「Rocking Chair In Hawaii」もいいんだとおっしゃったんですね。この2曲の流れが好きだと。




そう石川さんはリンゴ・スターのファンであるけれども、ジョージの『Brainwashed』を持っているんですね。それからポール・マッカートニーの新作が出るたびに購入されてそれをブログで取り上げています。前回石川さんを「その他好き」って書きましたが、全部聴かれてるんですね。


で、電話の2日後のブログで、石川さんは本当はアニマルズの「スカイ・パイロット」を取り上げる予定だったのを急遽変更してジョージ・ハリスンの「Between the Devil and the Deep Blue Sea」と「Rocking Chair In Hawaii」を取り上げられたんですが、そこで「Rocking Chair In Hawaii」は、石川さんの印象ではジミー・ロジャースへのオマージュ・ソングに思えると書いていたんですね。

ジミー・ロジャース!

っと激しく反応。

「Rocking Chair In Hawaii」はジョージのオリジナルですが、聴けば確かにジミー・ロジャース的な要素が散りばめられています。

で、ジミー・ロジャースといえば、クリント・イーストウッドの『センチメンタル・アドベンチャー』(原題は「ホンキートンク・マン」)。

a0285828_14364058.jpg


ってことで、『センチメンタル・アドベンチャー』のことを書こうと思ったら以前、この日のブログで少し書いてましたね。でも、今回ちょっと面白いことを発見。それは次回に。


[PR]
by hinaseno | 2018-08-22 14:37 | ナイアガラ | Comments(0)

その他好きの人


1980年12月16日に行われたLET'S DEBUT AGAINのライブのセットリストを見たら、いろいろと興味深いものがありました。アンコールを除いた全15曲で、最初の5曲と最後の3曲は『A LONG VACATION』に収録された曲。残りの7曲はカバー。今日はそのカバーされた曲につながる話になりそうです。


ところで先日の「マスターの自由自在Vol.3」の話の続きになりますが、平川克美さんの次に登場されたのが小田嶋隆さん。

a0285828_12552520.jpg


小田嶋さんも来てくださるなんてすごいですね。その小田嶋さんの話も最高でした。石川さんを持ち上げることになったかどうかはわからないけど、小田嶋さんらしい視点での石川さんやアゲインの評価をされています。

最初に平川さんの言われた「ショボクレたコミュニティ」という言葉の「ショボクレた」を別の「こぢんまり」という言葉に変えて(ちなみに僕は平川さんがおっしゃった「ショボクレたコミュニティ」という言葉をすごく気に入っています)、話はこのイベントの最初の方で石川さんが紹介されたデイヴ・クラーク・ファイヴのことから(イベントのテーマソングもデイヴ・クラーク・ファイヴの「Theme Without a Name」でした)。ちなみにいうと小田嶋さんは音楽にかなり詳しい人。その小田嶋さんをして、デイヴ・クラーク・ファイヴは、ビートルズを中心にしてブームになったリバプール・サウンドの中でも、意識としては外れの方の、そんなのいたかなって思えるようなグループだと。

それから、最近小田嶋さんは石川さんや内田先生、平川さんがずっと続けられている箱根の温泉旅行に同行されていて、そのときの話も。

旅館で麻雀をしているときに流す音楽はたいてい石川さんが用意されているんですが、そのときに延々と流しているのがリンゴ・スターのアルバムだったと。たいていビートルズを好む人であればジョン・レノンかポール・マッカートニーを聴いているのに、石川さんはリンゴ・スター。

ここから石川さんがいかに中心から外れたものを好んでいるかを指摘したんですね。そう、大瀧さんの言葉を使えば「その他好き」。

もちろん石川さんはそれをよくわかっているんですね。中心嫌い、というか中心への抵抗感を持っていることを。というよりも中心しか見ようとしない人に対しての反発といってもいいのかもしれません。で、あえて石川さんは意図的に「その他」のメッセージを送り続けているんですね。

すると面白いことに、そのメッセージに反応してくる人が必ずいると。そう、中心ではない「その他」のような場所で小さなコミュニティのようなものがいくつも生まれる。そういえば僕も例えばハリー・ウォーレンやジャック・ケラー、あるいはボビー・ラッセルなんかで石川さんと小さなコミュニティを作りました。それが「ショボクレたコミュニティ」かどうかはわからないけど、でも、ときに思わぬようなことが起こったりするんですね。


そういえばLET'S DEBUT AGAINのライブで大瀧さんはビートルズの「I Call Your Name」を歌っていました。例によってレノン=マッカートニーの作品となっていますが、実際はジョン・レノンの作詞作曲だったようです。このライブのちょうど1週間前にジョン・レノンが亡くなったので、追悼の意味を込めて歌ったようですね。でも、「I Call Your Name」というのはちょっと、というかかなり意外。ジョン・レノンの中でもどちらかといえば「その他」に属しているんじゃないでしょうか。僕はジョン・レノン作詞作曲のビートルズの作品集を勝手に作ってるんですが「I Call Your Name」は入れていませんでした。


さて、話はリンゴ・スター同様、ビートルズの「その他」の人(こんなこと書いたら怒られるでしょうね)になるのかどうかわからないけどジョージ・ハリソンの曲のことになりますが、時間がなくなったので今日はここまで。


[PR]
by hinaseno | 2018-08-20 12:55 | ナイアガラ | Comments(0)

「青い影」の「白い影」


ある方からいろんなアーティストのライブ音源を集めたCDRを送っていただきました。全てご自身が行かれて録音されたもの。その1曲目に収められていたのが大瀧さんの曲でした。タイトルが「別れのコラージュ」。

「別れのコラージュ」?

聞いたこともないタイトル。

このライブが行われたのは1980年12月16日。調べたら『A LONG VACATION』発売の3ヶ月前に行われたLET'S DEBUT AGAINと題されたライブ。


どきどきしながら曲を聴いたら聞き覚えのあるイントロが流れてきてすぐにそれが「スピーチ・バルーン」だとわかりました。歌詞も『A LONG VACATION』に収録された「スピーチ・バルーン」の詞とほぼ同じ。作詞はもちろん松本隆さんです。

ちなみに「スピーチ・バルーン」は大瀧さんが「スピーチ・バルーン」というタイトルで歌う前にスラップスティックが「デッキ・チェア」というタイトルで歌っていますが、そちらの森雪之丞さんが書いた歌詞とは全く違います。


ちょっと気になってネットを調べたら、このときのライブの音源がYouTubeに貼られているのがわかりました。




このYouTubeの音源はもう少し前のMCから収録されていて、そこで大瀧さん、こんな発言をしてるんですね。


次もバラードで、最初は「スピーチ・バルーン」ってタイトルで、そのあと「別れのコラージュ」っていうタイトルになりましたけど、どっちにするかいまだに迷ってる、っていうか決めかねております。アルバムを買ってお確かめいただきたいと思います。

ということで、このライブでは「別れのコラージュ」というタイトルで歌われたと。でも、歌い終えた後は「『スピーチ・バルーン』でした」って言ってますね。

それはさておきポイントは歌詞。さっき、『A LONG VACATION』に収録された「スピーチ・バルーン」の詞とほぼ同じだと書きましたが、実際違うのはただ一つの単語だけ。「スピーチ・バルーン」を聴き慣れた人であればすぐにわかります。それは曲の出だしの最初の言葉「白い影は人文字」。後にアルバムに収録された「スピーチ・バルーン」は「細い影は人文字」。「細い」が「白い」と歌われてるんですね。

YouTubeのコメント欄を見ると、こんなコメントが。


細い影は人文字~だろ!頼むよ。(^^♪


白い影は~ 歌詞間違えてますねw


こんなふうに歌われた歌詞の違いをすぐに”間違い”と判断してわざわざ指摘する人ってなんなんでしょうね。時系列的に考えればこちらのライブの方が先なのに。「w」をつけるのも死ぬほど嫌い。


とはいえ、僕も聴いた瞬間、時系列を忘れて、おっ、間違ってると思いました。でも、すぐにこれが『A LONG VACATION』発売前のライブであることを思い出して、歌詞を確認しながら聴きました。で、結局違っていたのは「白い」だけ。

大瀧さんのそれなりのファンであれば、松本さんが書いた詞を大瀧さんが”歌い間違えて”レコーディングしたものがそのままアルバムに収録されたというのがいくつもあることはよく知っているはず。実際にはただ単に歌い間違えたというよりは、歌いやすさを考えてか、あるいは場合によっては詞の内容に納得がいかなかったりしてのことだろうと思います。


で、この「白い影」のことを考えながら、数日聴き続けて、はっとあることに気がついたんですね。これってあれじゃん、と。

それはこの曲のイントロのアレンジ。基本的には『A LONG VACATION』に収録された「スピーチ・バルーン」とほぼ同じですが、ちょっとだけ違うというか、どこかで聴いたことのある曲のイントロに似ていると。なかなか出てこなくて、それがようやく今朝わかりました。

誰もが聴いたことのあるはずの、プロコル・ハルムのこの曲。邦題は「青い影」。原題は「A Whiter Shade Of Pale」。「White Shade」は「白い影」。




ということで歌詞間違いでもなんでもなく、あの段階では「白い影」という歌詞で歌われる曲だったわけです。果たして本来の松本さんの歌詞が「白い影」だったのか「細い影」だったのかはわからないけど。

さて、『A LONG VACATION』に収録された「スピーチ・バルーン」。歌詞が「細い」になったこともありますが、プロコル・ハルムの「青い影」っぽさは薄められています。おそらくレコーディングは終わっていたはずなので、ミックスの段階で「青い影」っぽい演奏をしていた楽器の音を外したのではないかと思います。

でも、ほんのりと残ってますね。「青い影」の「白い影」が。


[PR]
by hinaseno | 2018-08-18 12:47 | ナイアガラ | Comments(0)

大瀧さんが西城秀樹に書いた「ロンサム・シティー」という曲の元ネタとしていくつかのサイトに上がっていたのは、リップ・コーズ(The Rip Chords)のこの「Beach Girl」という曲でした。テリー・メルチャーとブルース・ジョンストンが書いたサーフ・バラードの名作。




最初の♫ロンサム・タウン、ロンサム・シティ~♫の部分はモロ、そのままのメロディが使われていますね。これは間違いないって感じ。


ところで僕が「Beach Girl」という曲を初めて聴いたのはリップ・コーズではなくパット・ブーンが歌ったこちらのバージョンでした。




かかったのは例の新春放談。

新春放談?

そういえばなんか気になるやりとりがあったぞ、と思って、確認してみたらやはり。そうだったのか。


パット・ブーンの「Beach Girl」がかかったのは1988年1月7日に放送された新春放談。この年は達郎さんがラジオ番組を持っていなかったので萩原健太さんがパーソナリティを務めていた番組に大瀧さんと達郎さんがゲストで呼ばれて新春放談が行われました。

それぞれが用意してきた曲を紹介する中、達郎さんが紹介したのがパット・ブーンの「Beach Girl」。達郎さん、シングル盤を手に入れたばかりだったようです。

曲がかかった後、健太さんが「というわけで、パット・ブーンの…」といいかけたら大瀧さんが「いい曲ですね~」とどこか含みのある発言をします。健太さんは苦笑。で、大瀧さんがこう言います。


「萩原健太さんが、なんかどっかで聴いたことがある曲だなあと言ってましたけどね…」

ここで達郎さんが大爆笑。健太さんも「まずいなあ~」と。


そうか、これ「ロンサム・シティー」のことだったんだ。

このやり取りを聞いた当時、きっと大瀧さんがこの曲を元にした曲を作っていたんだろうと思ったんですが、でも、浮かばなかったんですね。当時は「ロンサム・シティー」をまだ聴いていなかったので。

今、改めてパット・ブーンの「Beach Girl」を聴いたら、達郎さんの「DREAMING GIRL」にどこか似てますね。達郎さん、意識したかな。




ところでパット・ブーンの「Beach Girl」つながりでおもしろいことを発見。例によってたまたま。

パット・ブーンの「Beach Girl」の前に達郎さんがかけたのが黒人の女性シンガー、アーマ・トーマスが歌った「Time Is On My Side」という曲。「去年一番好きだったCD」に収録された曲として紹介したんですね。

実は達郎さんは当時CDというものにかなり抵抗感を持っていて、あんまりCDを買っていなかったんですね。でも、これは素晴らしいCDだと紹介したのが『ローリング・ストーン・クラシックス』という、ローリング・ストーンズのカバーした曲のオリジナルを集めたCDでした。

「日本のあるレコード会社が編集して発売したんですがこれは素晴らしくいい企画だと思ったんですね」と達郎さんが言うと、大瀧さんがすかさず「ビートルズにもありましたね」と。

そう、そのレコード会社は同じ企画で『ビートル・クラシックス』というのを出していました。

というわけで僕はすぐに『ローリング・ストーン・クラシックス』と『ビートル・クラシックス』の2枚のCDを買って、それを出しているレコード会社このことを調べました。ブルース・インターアクションズ、別名P-Vine(Pヴァイン)。

Pヴァイン、そう、今度ピンポンズさんのCDを出す会社です。

前に、Pヴァインを知ったきっかけは新春放談だったと書いたときに、いつの新春放談だったか調べたけどわからなかったんですね。パット・ブーンの「Beach Girl」につながっていたとは。


というわけで、塩屋→西城秀樹の「ロンサム・シティー」→パット・ブーンの「Beach Girl」→Pヴァイン→世田谷ピンポンズさん→塩屋とぐるっと楕円的につながりました。おもしろいですね。


さて、今日は大瀧さんの誕生日。生きていらっしゃったら70歳です。

颱風13号ではなく颱風12号が接近中。かなり心配。なにごともなければいいけど。


[PR]
by hinaseno | 2018-07-28 13:44 | ナイアガラ | Comments(0)

ちょっとブログが後回しの日々。たまに書いておかないと僕のブログなんて忘れ去られちゃいますね。

この酷暑の中、ず~っと聴いているのはロニー&デイトナスの『SANDY』。

a0285828_10541260.jpg


このLP、ようやく手に入れました。何年か前に出た紙ジャケは持っていたけど、やっぱりLPがいいですね。ジャケットもいいし。なんたって曲が全曲素晴らしいんです。

『SANDY』といえば以前に紹介した『レコードの本』(1977年)という雑誌の「ぼくの愛聴盤10」という特集で、大瀧さんが2枚目に取りあげていましたね。

改めて大瀧さんのコメントを。


ロニー&デイトナスは最近ようやく手に入れたもの。以前から欲しかったのだが、なかなか見つからず、バーゲンで手に入れた時には大声を挙げたい気分だった。ティーンエイジャーの淡い恋を唄ったバラードだけでアルバムを固めているのも珍しい。

大瀧さんも「手に入れた時には大声を挙げたい気分だった」と書いてます。僕も同じ。全曲、ビーチ・ボーイズの「Please Let Me Wonder」タイプのバラード。たまらないです。

とりわけ好きなのがLPではA面の最後の収められた2曲、「Be Good To Your Baby」と「If I Had My Way」。いずれもあのボビー・ラッセルが曲を書いています。「Be Good To Your Baby」は松田聖子の「一千一秒物語」の下敷きになっている曲ですね(「Hold Me My Baby」のイントロも使ってます)。


ところで話はころっと変わって5月に塩屋に行ったときに聴いていた曲のことを。

昨年の11月、はじめて塩屋に行ったときには太田裕美さんの「海が泣いている」をずっと聴く形になったんですが、今回もあるひとつの曲をずっと聴いていました。

もともと用意していたのは太田裕美さんの大好きな夏のアルバム『手作りの画集』と『こけていっしゅ』でした。1曲を除いて曲は全て作詞松本隆、作曲筒美京平。どこか懐かしい夏休みを風景を思い起こさせてくれるような曲が並んでいて、海を見ながら一足早く、夏を感じることができるだろうなと。ところが、電車に乗るとすぐに聴き始めたのがYouTubeにあったこの曲でした。




西城秀樹さんの「ロンサム・シティー」という曲。作詞が松本隆さん、そして作曲は大瀧さん。

ちょうど塩屋に行く2日前に西城秀樹さんが亡くなられて、で、YouTubeで何度か聴いたのがこの曲でした。YouTubeで、というのはこの曲、僕のiTunesに入っていないんですね。なぜだかわからないけど、この曲、何種類か出ている大瀧さんの作品集のどれにも収録されていない。

大瀧さんは『ロンバケ』を出した1981年に、その夏に発売された『ポップンガール・ヒデキ』というアルバムに2曲提供していました。B面1曲目の「スポーツ・ガール」と2曲目の「ロンサム・シティー」。いずれも作詞松本隆、そして編曲はやはりはっぴいえんどのメンバーの鈴木茂。

でも、この曲の存在を知ったのはずいぶんあとのこと。この2曲のために西城秀樹のLPを買ってもな~(上半身裸の西城さんのジャケットにも、西城さんの声や歌い方にも抵抗があったし)、いずれ何らかの形で大瀧さんの作品集に入るだろうと思いながら時が経って今に至っていました。曲はYouTubeに上がったり、また消えたりを繰り返していたような気がしますが、今までじっくりと聴いたことはありませんでした。「ロンサム・シティー」がいい曲であることはよくわかっていたけど。

今回、電車に乗ってイヤホンをつけて「ロンサム・シティー」を聴いたら、改めてその素晴らしさに気づいて、例によって延々と聴き続けたわけです。

で、例によってこの曲の下敷きになっている曲を考えました。最初に浮かんだのがまさにロニー&デイトナスの『SANDY』に収録された曲。とりわけこの「If I Had My Way」に似てるかなと思ったんですが、家に帰って2曲続けて聴いてみたら、似ているのは雰囲気だけでした。




で、ちょっとネットを検索(続く)。


[PR]
by hinaseno | 2018-07-25 10:56 | ナイアガラ | Comments(0)

それにしてもよく降りますね、雨。今もかなり激しく降り続いています。昨夜は近隣の町から避難に関する緊急速報が何度も入ってきました。この雨、日曜日まで降り続くとのことなので、近くを流れている川、大丈夫なのかな。この土日には行こうかと思っていたところがあったけど、やめといたほうがよさそうです。

雨はきらいではありませんが、こうひどいといろんな心配をしなくてはなりませんね。ちょっとお日様が、青空が恋しくなりました。ということで青空の話。


先日、母親を病院に連れて行ったときには久しぶりに気持ちのいい青空が広がっていました。で、そこの病院に行くと、雨が降っていなければ診察後に必ず近くの商店街に行きます。

奉還町商店街。

病院の検査ついでとはいえ、母親にとってもそれは半年に一度の楽しみになっているようです。とはいえ足の悪い母が立ち寄るのは病院から一番近くにある昔ながらのお菓子を売っている店だけ。そこに母を置いて、僕はひとりでスタスタと西に向かいます。そこをまっすぐに商店街を抜けて行くと、昭和20年に永井荷風が住んでいた三門の町にたどり着きますが、そこまで行く時間はないので、立ち寄ったのはわりと最近できた書店。今回で3度目かな。

そこは小さなセレクトショップ。並んでいる本は全部で300冊もないはず。でも、なかなかいい本を置いています。最初に立ち寄ったときには鷲田清一先生の『京都の平熱』を買いました。その店、鷲田先生関係の本が結構多くて、それだけでも店への信頼度は高くなりますね。


で、棚をざっと眺めていてぱっと目に留まったのがこの本。

a0285828_14401798.jpg


きれいな青空と、その青空が映り込んだ湖面を静かに走るカヌーの先端をとらえた写真の表紙ですぐにわかりました。

大竹英洋さんの『そして、ぼくは旅に出た』。

大竹さん(今、間違って「大瀧さん」と入力しそうになってしまった)は先日、塩屋に行ったときに余白珈琲の大石くんから教えてもらった塩屋在住の写真家&探検家。大石くんたちと別れた後大石くんたちが立ち寄ったジャンクションカフェにたまたま大竹さんがいらっしゃっていて、サイン入りの本をいただくことになったんですね。強い縁を感じてしまいました。


塩屋から戻って大竹さんのことを調べて、この本も読んでみようと思っていくつかの書店に行ったけど、どこにも見当たらなかったんですね。また、どこかで出会う縁があるだろうと思っていたんですが、すぐに読んでみたくなって結局注文して手に入れたばかり。その日は病院に持ってきていて、母親が検査をしていたときに読んでいたんですね。それと同じ本が、ややさびれつつある商店街の小さな書店に表紙をこちらに向けて置かれていたのでびっくり。思わずもう一冊買おうかと考えました。

本は今、3分の1くらい読んだところ。大竹さんと北米のノーズウッズとの出会いを書いたものですが、そのきっかけとなった偶然の出来事とか、ちょっと行き当たりばったりな行動とか、なんだか共感を覚えることばかり。

そういえば本を読む前に最初に見たのが本の最後に収められた「この本に出てくる書籍や雑誌のこと」だったんですが、そこに並んでいる本が興味深いものばかりだったんですね。まずは予想通りというか星野道夫の『旅をする木』があってにっこり。ほかにもジャック・ロンドンやサン・テグジュペリ、あるいはスロウな本屋で河野通和さんと松村圭一郎さんのトークが行われたときに、スロウな本屋の小倉さんが河野さんにスロウな本屋で行なっている読書会で読むおすすめの本をたずねられて後日河野さんから紹介されたヘンリー・ソローの『森の生活』が入っていたり。これだけでも本を読みたくなりますね。ただ、ジャック・ロンドンの本の”使われ方”にちょっとびっくりするんですが、でも、逆に大竹さんに好感を持ってしまいました。


その書店を出て戻ろうかと思ったんですが、久しぶりにもう少し西にある主に映画関係のものを売っている店に行ってみることにしました。その店先にシングル盤のレコードが置かれてるんですね。以前来た時よりもいいものを置いているなと見ていたらなんと、このレコードを見つけて大喜び。

a0285828_14413535.jpg


クリフ・リチャードの「いつも青空」。

これも思い出のレコードで、いつかは手に入れたいと思っていたものです。思い出、というのはこのブログに書いたかどうかは忘れましたが、昔、アゲインの石川さんと知り合って、確か最初に石川さんから電話がかかってきたときに話に出てきたのがこの曲でした。

この曲を聞かされて、さて、この曲を下敷きにしている大瀧さんの曲は? というナイアガラ度を測る質問をされたんですね。そのときちょうど外で買い物中だったので、あとで家に戻って落ち着いて聞いてみてわかりました。

ああ、「青空のように」だなと。

チャチャっというハンドクラッピングがそのまま使われてるんですね。早速メールで返事を送ったら「大正解」と。この正解がなければ、石川さんとのその後もなかったかもしれません。

ちなみにその正解という言葉をいただいた時のメールを見たらこんなことが書かれていました。


あのクラッピングを「下敷き」にしたとご本人(大瀧さん)に教えてもらいました。メロディだけじゃないんだよ、と諭されました。クリフ・リチャードは「俺が育てた」という平川くんにも繋がりますので是非沢山聴いてください。

「クリフ・リチャードは「俺が育てた」という平川くんにも繋がります」という興味深い話はおいといて(笑)、実は僕はクリフ・リチャードをこのときまでまともに聴いたことがなかったんですね。大瀧さんの曲の中にクリフの要素が入っていることすらあまり考えたこともありませんでした。ということでこの時以来、少しずつクリフの曲を聴くようになってあの「ネクスト・タイム」につながっていくわけです。


ところで石川さんが大瀧さんから言われたという「メロディだけじゃないんだよ」という言葉。手拍子以外にもうひとつ「いつも青空」から「青空のように」に引用しているものに気がつきました。

それは歌詞。「いつも青空」のジャケットの裏に載っている歌詞対訳を読んで気がつきました。

「いつも青空」の原題は「I Could Easily Fall (In Love With You)」。歌詞を読んでもちっとも「青空」と関係がないんですね。「青空」と関係のある言葉なんてどこにも出てこない。で、読んでいたらこんな部分が。


君のその微笑みを消さないでおくれ


「微笑み」「~ておくれ」といえば「青空のように」のこの部分ですね。


青空のようにさわやかな気分にさせてくれるほほえみ投げておくれ

これ、まちがいなく引用したはず。

こうなるとデイヴ・クラーク・ファイヴの邦題に「青空」とついた曲の日本盤のレコードの対訳が気になりますね。きっとなんらかの引用があるはず。

ということで青空を願ってクリフの「いつも青空」を。




[PR]
by hinaseno | 2018-07-06 14:45 | ナイアガラ | Comments(0)

先日ある方に送っていただいた新春放談を録音したものの中で、とりわけ楽しみにしていたのが2009年1月11日に放送されたものでした。この時の放送、ブログでも何度か紹介していて、大瀧さんの話も長々と引用しているのに、なぜだかわからないけど音源がなくなっていたんですね。

ブログで最初に紹介した頃はMDに録音したものを少しずつパソコンに取り込んでいた時期。ある日、改めてその回を聴こうと思ったら、パソコンにも落としてないしMDもなくなっていることに気づきました。


この日の放送はなんといってもジャック・ケラーの話が出たこと。

達郎さんが、大瀧さんの作風はジャック・ケラーやヘレン・ミラーに近いと指摘したことで大瀧さんが答えたんですね。

「おれはジャック・ケラーなんだ」

「産湯はね、ジャック・ケラーなんだよ。体質にも合うんだね~」

で、極め付けが

「その他好きなんだよ、オレは」

「実は、その他が好きなんだよな~、これがねえ、一番のポイントなんだよ」

ジャック・ケラーとの出会いはこれが最初。この日からジャック・ケラー集めが始まりました。翌年放送された、達郎さんの「サンデーソングブック」の「ジャック・ケラー特集」、さらにその数年後に聞くことができた大瀧さんの「ゴー!ゴー!ナイアガラ」の「ジャック・ケラー特集」に狂喜したことはいうまでもありません。

その後のジャック・ケラーがらみの話は繰り返しになるのでここには書きません。


さて、先日紹介したもの。ようやく手元に届きました。ついに出たジャック・ケラーの作品集!

a0285828_16160723.jpg


本来であれば諸手を挙げて喜びたいところですが、予想した通り内容は寂しいものでした。値段も3枚組60曲なのにたった1500円くらいですから仕方ないんでしょうけど。

ブックレットはもちろんありません。こんなふうにケースの下の方に作詞作曲者と制作年が書かれているからましでしょうか。

a0285828_16163175.jpg


音もそんなに良くはありません。世界初CD化の曲はおそらく20曲くらいはあるはずですが、これを外しちゃダメでしょという曲がいくつもありました(特にKenny Karenの「Sixteen Years Ago Tonight」とLittle Evaの「Let's Turkey Trot」と「The Trouble With Boys」)。曲順も意味がよくわからない。

ちなみに初めて聴けた曲は4曲。その中で良かったのはThe McGuire Sistersの「Have A Nice Weekend」とDebbie Stuartの「When Does Friendship End And True Love Start」。

いずれにしてもこのCDでジャック・ケラーの火がつくことはなさそう。いろんな意味でこれを超えるものを出してもらうしかありません。宮治さん、よろしくお願いします。


[PR]
by hinaseno | 2018-07-05 16:20 | ナイアガラ | Comments(0)