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by hinaseno
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2019年 05月 17日 ( 1 )



K-poiというハワイのラジオ局が、たぶん1960年に出したレコード『K-Poi Oldies But Goodies』のB面3曲目に収録されていたのは、この「Won't You Give Me A Chance」という曲でした。



歌っているのは3人組のグループ、スリー・チャックルズ(The Three Chuckles)。

スリー・チャックルズなんてクループを知っている人なんてそんなにいないはず。僕がスリー・チャックルズというグループを知ったのは、そこに若きテディ・ランダッツォがいたから。


テディ・ランダッツォのことはこのブログでも何度も取り上げています。例によって大瀧さんきっかけの話が多いですが、僕がテディ・ランダッツォの名前を初めて目にして彼を意識するようになったのは達郎さんの『ON THE STREET CORNER 2』でした。達郎さんがカバーした「Make It Easy On Yourself」の作曲者がテディ・ランダッツォだったんですね。曲解説で達郎さんが「僕の大好きなTeddy Randazzo」と。このときからソングライター、テディ・ランダッツォを追い求める日々が続きました。


で、あるとき、彼がソングライターとして活躍する前にシンガーとして活動していたことを知ったんですね。彼のキャリアの最初がスリー・チャックルズ。元々いたメンバーが1953年に一人やめて、代わりに入ったのがテディ・ランダッツォ。ヴォーカルとアコーディオンを担当。当時15歳。音楽の才能は並外れたものがあったんでしょうね。

ちなみにテディ・ランダッツォのCDはいまだにまともなものが出ていないんですが、スリー・チャックルズのCDは1997年にCollectablesから出でいます。一番右の赤い服を着ているのがテディ・ランダッツォ。

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ただ、Collectablesはご存知のように(?)いつもたいてい中途半端。曲数も少なく、「Won’t You Give Me A Chance」は収録されていないんですね。

ってことで、「Won't You Give Me A Chance」は初めて聴いた、って思っていたらそうではありませんでした。

上のジャケットの写真を見ればわかるようにテディ・ランダッツォはかなりの男前だったので俳優としていくつか映画にも出ていたようです。で、あるとき、彼が1956年のこの『Rock! Rock! Rock!』という映画に出ていることを知り(主役の一人)、輸入盤ですがすぐにDVDを手に入れました。

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目的は動くテディ・ランダッツォを見るため。で、YouTubeに上がっている映像を見たら、なんと「Won’t You Give Me A Chance」を歌っているんですね。もちろんスリー・チャックルズで。




ちなみにこの「Won't You Give Me A Chance」はやはりB面の曲で、A面はアップテンポのロックンロール「We're Gonna Rock Tonight」。こちらも映画で歌われています。スリー・チャックルズの代表曲です。




でも、やっぱりB面のバラードの方がずっといいですね。地味な曲ですが、こういう曲がハワイで大ヒットしていたとはすごいな。そして、こういうのを収録するセンスが素晴らしいです、K-poi。


さて、ずっとレコード番号K-poi 1380の『K-Poi Oldies But Goodies』というレコードの話をしてきましたが、ひょっとしてK-poi 1381のレコード番号がついたレコードが出ているのかなと思って調べたらありました。K-poi 1382以降はなくて出ているのはそのK-poi 1381だけ。

それはなんとテディ・ランダッツォのアルバム。タイトルは『Teddy Randazzo Million Dollar Party』。

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ネットに上がっているデータを見るとリリースは1960年(ただしそのサイトは『K-Poi Oldies But Goodies』のリリースを1970年としていたところだけど)。収録曲を見たらスリー・チャックルズ時代の曲が1曲であとはソロになってからのもの。1961年や1962年にシングル発売された曲もありますが、発表はこちらのアルバムが先だったのかもしれません。

収録されている曲の中で一番好きなのはこの「Cherie」。作曲はテディ・ランダッツォ、作詞はシンシア・ワイル。




このアルバムもたぶん何かの記念で出したようなので、手に入れるのは不可能に近そう。村上さんみたいにハワイの中古レコード屋に行けたら、もしかしたら見つかるかもしれないけど。

それにしてもK-poiには驚かされます。数あるアーティストの中からテディ・ランダッツォを選んでるんですからね。1959年~60年頃のハワイに行ってみたくなりました。


by hinaseno | 2019-05-17 15:23 | 音楽 | Comments(0)