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Talks About Music, Books, Cinema ... and Niagara


by hinaseno
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2019年 05月 03日 ( 1 )



話がそれてきて(いつものこと)、タイトルを「おひさまゆうびん舎で『漱石全集を買った日』を買った日に僕の考えたこと」とかにしておけばよかったかな、と。

宇仁菅書店の前の広い道を北に数百メートル行ったあたりで口笛文庫に到着。迷うことはまったくない。

この店に足を運んだのは結局たったの2回。でも、古書店としては最高の店だと思っています。店の雰囲気、品揃え、本の値段など何から何まで理想的。いい意味で雑然としていて、どこに何があるかわからないのもいい。店の名前も最高。


店に入って最初に行ったのは古い文学のコーナー。もちろん探していたのは小沼丹。

ありました。確か2冊。山高登さんが装幀している(表紙の絵が素晴らしい)『藁屋根』と、それから『木菟燈籠』。

夏葉社から出た『星を撒いた街 山本善行撰』の影響で好きになった上林暁の本も何冊かあったので買いました。これだけでもうほくほく。

後は他に何を買っただろう。リチャード・ブローティガンのペーパーバック、吉田篤弘さん=クラフト・エヴィング商會関係の本を何冊か…。

ぐるっと回って音楽関係のコーナーへ。ここもよかった。CDも結構置いてあってThe CaravellesのCDを見つけて買いました。こんなところでThe Caravellesに出会うとは、でした。

音楽関係の本を眺めていたときにふと目に留まったのがバッハの奥さんであるアンナ・マグダレーナ・バッハが書いた『セバスティアン・バッハ回想記』という本。棚から取り出したら素敵なピンク色のとっても可愛らしい本だったんですね。かなり古い本だったので調べたら戦前に出たもの。でも、本の状態は悪くない。装幀もデザインも素敵。値段は、その日買った本の中では一番高かったかもしれません。


家に戻って買った本を順番に読んでいって、で、『セバスティアン・バッハ回想記』を読みかけたときに、ああ、これは女性が読んだらいいだろうなあと思ったんですね。プレゼントしたら可愛らしいと思ってくれるだろうと。音楽を愛している人であればきっと喜んでくれるはずだと。

そんなとき、当時大好きだったボサノヴァ・シンガーの吉田慶子さんが姫路でライブをすることを知ったんですね。うれしくてすぐに予約をしました。うれしくて何かプレゼントしたいなと思って、で、浮かんだのが口笛文庫で買った『セバスティアン・バッハ回想記』でした。宇仁菅書店で『ブラッサイ やさしいパリ』を買っていたら、きっと買えなかっただろうはずの本。


口笛文庫を出て、重い本を両手に下げて、内田樹先生の凱風館に向かいました。

いつか凱風館で何かイベント(例えば凱風館創立10周年記念とかで平川克美さんとのトークイベントがあったら最高)があって住吉に行くことがあれば、口笛文庫にも足を運びたいと思っています。


by hinaseno | 2019-05-03 14:12 | Comments(0)