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by hinaseno
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2018年 06月 22日 ( 1 )


タイムマシンで現れたの


神戸の塩屋の余白珈琲さんから、雨のウェンズデイに焼かれた珈琲豆が届きました。

今日、その塩屋の旧グッゲンハイム邸で浜田真理子さんのライブ。

あ~行きたい。

それから明日は神戸の元町の元町映画館で想田和弘さんの『港町』の上映&想田さんと内田樹先生のトーク。

あ~行きたい。


ところで話はころっと変わって。

ここ数日、車であちこち行く機会が多かったんですが、車でずっと聴いていたのはこの音源をCDに落としたものでした。




1983年7月24日に西武球場で行われた大瀧さんの貴重なライブ。1983年7月28日日発売予定だった『EACH TIME』が発売延期になって罪滅ぼしにやったとか。

大瀧さんのライブやイベントには結局一度も行くことはできなかったけど、どれかひとつタイムマシンで行かしてあげるよと言われたら、迷わずこの日のライブを選びます。

このライブが行われた当時はもちろん僕はかなり熱心な大瀧さんファンになっていたのですが、でも残念ながら大瀧さん関係の情報はそんなに入ってこなくて、このライブも後で知りました。もちろん共演がサザン・オール・スターズとラッツ&スターだったわけですから、ライブがあることを知っていても、たぶんチケットなんか入手できなかっただろうけど。


この日のライブ音源がちょこちょことYouTubeなんかにはあがっていたことは知っていましたが、大瀧さんがライブで歌った全曲を収めているものがアップされているとは知りませんでした。びっくり。

ということで、ちょっと音が悪くて、できればもう少しいい音のものをオフィシャルで発売してもらえないかなと思いつつ聴き続けています。興味深い音源がいっぱいですね。


ライブのふた月前の5月末に発売された薬師丸ひろ子さんの「探偵物語」「すこしだけやさしく」は、大瀧さん自身がつい先日までその曲に携わっていたこともあってか、すごくナチュラル。

『DEBUT AGAIN』に収録された「探偵物語」「すこしだけやさしく」はこの日のライブのために大瀧さんのキーに合わせた形で録音したものが収録されていますが、元をただせば大瀧さんはこちらのキーで自分で歌いながら曲を書いたわけだから、しっくりくるのは当たり前。自作のカバーというよりもこちらがオリジナルのよう。

ところで1983年7月といえば、この日のライブで共演したラッツ&スターに「Tシャツに口紅」をレコーディングしたばかり。まだシングルは発売される前だけど、ラッツ&スターはその日歌ったんでしょうか。


それからちょっと、おっと思ったのは、いくつか歌詞を間違えて歌っているもの。ざっと聴いて気がついたのは「ハートじかけのオレンジ」と「FUN×4」。明らかに歌詞が違っていました。

で、今日書くのは「ハートじかけのオレンジ」。本来の歌詞(作詞はもちろん松本隆さん)では「タイムスリップで現れたの」となっているところを大瀧さん「タイムマシンで現れたの」と歌ってたんですね。最初は、あっ。間違えたな、大瀧さん、でした。でも、単に歌い間違いと言えないところが大瀧さんにはあるんですね。

前にも紹介したようにこの数年前に大瀧さんは「ナイアガラ・タイムマシン・ミュージック」というタイトルで雑誌に連載をしていました。大瀧さんとしては「タイムマシン」のほうがしっくりきたんじゃないかなと。つまり間違えたんじゃなくて、あえてそう歌ったと。

で、それを証明するものがあったんですね。この音源。




これはライブを編集してのちにラジオで放送されたものなんですが、ライブをそのまま曲を減らして収録したものかと思ったら、どうもそうではない。全部は確認していませんが、何曲かは明らかにラジオの放送のために歌い直しているんですね。「ハートじかけのオレンジ」は間違いなく歌い直されたもの。すぐにわかります。

で、その歌い直して入れたものも大瀧さん、やはり「タイムスリップ」ではなく「タイムマシン」と歌ってるんですね。

確信犯でした。別に犯罪じゃないけど。

この2年後に「タイムマシン」を使ってロックンロールの誕生した年に行くSF映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』が公開されます。この映画に大瀧さんがときめかないはずはありませんでした。


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by hinaseno | 2018-06-22 15:23 | ナイアガラ | Comments(10)