Nearest Faraway Place nearestfar.exblog.jp

好きなリンク先を入れてください

Talks About Music, Books, Cinema ... and Niagara


by hinaseno
プロフィールを見る
画像一覧
更新通知を受け取る

2018年 02月 02日 ( 1 )



今朝は久しぶりにビーチ・ボーイズを聴いています。聴いているのはネット配信のみの『Keep an Eye On Summer: The Beach Boys Sessions 1964』をCDに落としたもの。「Let's Live Before We Die (Instrumental)」にしびれます。しばらくビートルズばかり聴いていたので自分の中でバランスを取っているのかもしれません。あるいは有縁の世界に少し飽きて無縁の世界に向かいたくなったのかもしれません。


そういえば、昨夜Instagramにこんな写真が投稿されていました。

a0285828_15201192.png


熱狂している彼女たちの視線の先にいるのはきっとビートルズだろうなと思ったらやはり。コメントを見たらちょうど1964年の今日(2月1日)にビートルズの曲として初めて「抱きしめたい」が全米No.1になったと。この写真はその10日後の2月11日にビートルズがアメリカで最初に行ったコンサートの時のものだそうです。

アメリカン・ポップスばかり聴いていた当時中学3年生だった(高校受験を間近に控えていた)大瀧少年は突如チャートに登場したイギリスのグループにノックアウトされて、それ以降、つまり高校に入ってからはイギリスのポップスを聴き続けるようになります。


ところで同じ投稿者の次の写真はこれ。

a0285828_15203743.png


女の子たちの胸には「I LOVE BEATLES」と書かれた大きなバッジ。その日、ビートルズは「I LOVE BEATLES」というバッジをつけた女の子たちに囲まれてステージで歌っていたわけです。

「I LOVE BEATLES」といえばこの年に「We Love You Beatles」なんて曲も作られています。




歌っているのはCarefreesというグループ。実は大瀧さんは例の「イエロー・サブマリン音頭」の中にこの「We Love You Beatles」を取り入れているんですね。バック・コーラスの女性がこぶしをきかせて「ウイ・ラ~ビュ~・ビ~トルズ~」って歌ってます。歌っているのは聖子ちゃんの「一千一秒物語」でとびっきりロマンチックなローラスをしている人たちと同じはず。大瀧さん、人にもいろんなことをやらせるんだ。自分だけでなく、他人にも楕円的な膨らみを持たせるために。


さて、話は先日の(といってもずいぶん日が経ってしまいました)うどん屋さんでんのこと。その日、胸に潜水艦バッジをつけた6人がテーブルを囲んでいました。

僕と余白珈琲の大石くんとユイちゃん、そして松村さんと2人の娘さん。

テーブルの形は長方形でしたが、縁でつながった楕円がそこにはありました…。

ってところで今回の話は終える予定でいたんですが、平川さんの『21世紀の楕円幻想論』を読んで予定変更。

そう、例の「『有縁』社会と『無縁』社会」の章で見つけた「おおおおおおおおおおっと、『お』を10個くらい並べたくなるような部分」の話のことです。


「『有縁』社会と『無縁』社会」はこの本の中核というべき章(この章の最後に松村先生の本のキーワードでもある「うしろめたさ」という言葉が出てくるのも重要)で、個人的には目から鱗の連続だったんですが、そこにはこんな言葉が記されていました。


わたしたちの社会は、どこまでいっても、「有縁」性だけでは貫徹できないし、「無縁」性だけでやっていくこともできないんです。

さらに、


ひとりの人間のなかにも、「無縁」性に向かう気持ちと、「有縁」性に向かう気持ちというものが同時に存在しているわけです。


あるいは次の章にはこんな言葉も。


大切なことは、自らの中にある「有縁性」と「無縁性」を自覚することです。そして、そのどちらにも行き過ぎないように制御すること。

ビーチ・ボーイズとビートルズのことを思い浮かべながらこんな言葉に線を引き、で、先のページに進まずに、改めてもう一度「『有縁』社会と『無縁』社会」の章を読み返すことにしました。その時に「それ」を発見したんですね。

おおおおおおおおおおっ!、と。


それについてはまた次回ということになりますが、それは『21世紀の楕円幻想論』の表紙の絵に描かれた、このイラストのような状況をつきつけられるものでした。

a0285828_15241714.jpg

[PR]
by hinaseno | 2018-02-02 15:24 | 雑記 | Comments(0)