かなり警戒していた台風は進路がそれたため、雨は断続的に激しく降っていたものの、最接近した時でも風はそれほどでもありませんでした。みなさんは大丈夫だったでしょうか。
この二日間、外に出られないこともあって、ひたすら本とレコードの整理をして、ようやくひと段落。あふれかえっていた本もどうにかすべて本棚の中に収まりました。今日の10月の空のようにすっきり、爽やかな気分。
これまでは川本三郎さんと村上春樹と夏葉社の本だけはコーナーを作っていて、そのほかはだいたいの感じで作者ごとに並べていました。でも、当然増えてくると棚に収まらなくなったり、取り出したときに元に戻せなくて別のところに置いたりしているうちに何が何だかわからなくなってしまっていました。
ってことで今回、新たにきちんとまとめて置けるコーナーをいくつか作りました。出版社でいえば夏葉社のとなりにミシマ社のコーナーを作り、作者では新たに木山捷平のコーナー、内田樹先生のコーナー、平川克美さんのコーナー、そして高橋和枝さんのコーナーを作りました。
でも、どうしようかと思うものがありますね。ミシマ社から出ている内田先生や平川さんの本とか、高橋和枝さんが挿絵を描かれた夏葉社の『さよならのあとで』をどうするかとか。
さて、その高橋さんのコーナーに新たに一冊の本が今日加わることになりました。この『トコトコバス』。
久しぶりに高橋さんが絵も文もかかれた絵本ですね。待ち望んでいました。9月になれば、ということで紹介したのに10月になってしまいましたね。
トコトコバスは風がびゅうびゅう吹く中や土砂降りの雨の降る中は絶対に走ったりはしないし(たぶん)、時刻表はきっとなくて、走り出してから乗り遅れている人を見かけたらわざわざ引き返したりしているはずなので(たぶん)、僕のところに到着したのは結局ひと月近い遅れになってしまいました。それもトコトコバスらしくていいですね。
ってことで昼食後、一息ついたときにコーヒーを飲みながら読むことにします。
楽しみだなあ。