今月初めに放送された村上RADIOで、僕が一番反応した曲は、ブライアン・ウィルソンでもなく、エリック・バードンとジ・アニマルズの「スカイ・パイロット」でもなく、ジョージ・ハリスンのこの曲でした。ウクレレの演奏による肩の抜けた歌がたまりません。
2002年に発売され、ジョージ・ハリスンの遺作となった『Brainwashed』というアルバムに収録された「Between the Devil and the Deep Blue Sea」。
この曲、放送で村上さんも言われていましたが1932年にハロルド・アーレンが作った古いスタンダードソング。僕はブロッサム・ディアリーのバージョンで知りました。
収録されているアルバムは彼女のアルバムの中でもとりわけ人気のある『Give Him the Ooh-La-La』。
このアルバム、ブロッサム・ディアリーの数あるアルバムの中で一番よく聴きました。いい曲が多いんですね。とりわけ「Like Someone in Love」、「Try Your Wings」(『死ぬまでにしたい 10 のこと』という映画の中でかかったときにはびっくりでした)、「I Walk a Little Faster」の3つのバラードは最高。
「Between the Devil and the Deep Blue Sea」は聴き流していたというわけではありませんが、でも「悪魔と深く青い海」というタイトルも含めて、詞をじっくり考えて聴いていなかったので、村上さんの話を聴いて、へえ~っでした。
さて、「マスターの自由自在Vol.3」の翌日だったかアゲインの石川さんから電話があり、ひとしきり村上RADIOの話になりました。そのときに石川さんから一番反応したのはアニマルズの「スカイ・パイロット」だと聞いて、へえ~っとなったんですね。
で、僕がジョージ・ハリスンの「Between the Devil and the Deep Blue Sea」がよかったと言ったら、石川さんがその曲もいいけど、同じアルバムの「Between the Devil and the Deep Blue Sea」の次に収録されている「Rocking Chair In Hawaii」もいいんだとおっしゃったんですね。この2曲の流れが好きだと。
そう石川さんはリンゴ・スターのファンであるけれども、ジョージの『Brainwashed』を持っているんですね。それからポール・マッカートニーの新作が出るたびに購入されてそれをブログで取り上げています。前回石川さんを「その他好き」って書きましたが、全部聴かれてるんですね。
で、電話の2日後のブログで、石川さんは本当はアニマルズの「スカイ・パイロット」を取り上げる予定だったのを急遽変更してジョージ・ハリスンの「Between the Devil and the Deep Blue Sea」と「Rocking Chair In Hawaii」を取り上げられたんですが、そこで「Rocking Chair In Hawaii」は、石川さんの印象ではジミー・ロジャースへのオマージュ・ソングに思えると書いていたんですね。
ジミー・ロジャース!
っと激しく反応。
「Rocking Chair In Hawaii」はジョージのオリジナルですが、聴けば確かにジミー・ロジャース的な要素が散りばめられています。
で、ジミー・ロジャースといえば、クリント・イーストウッドの『センチメンタル・アドベンチャー』(原題は「ホンキートンク・マン」)。
ってことで、『センチメンタル・アドベンチャー』のことを書こうと思ったら以前、この日のブログで少し書いてましたね。でも、今回ちょっと面白いことを発見。それは次回に。