武蔵小山のアゲインの石川さんから、先日8月11日、石川さんの誕生日に行われた「マスターの自由自在 Vol.3」を録画したDVDを送っていただきました。
今回は、会場に来ていた人を呼び込んで話をする時間をこれまで以上に長くとられていたんですが、そのときのゲストとのやりとり(それを聞いている他のお客さんたちの様子を含めて)なんともいい雰囲気だったんですね。アゲインという場で石川さんが築き上げられてきたコミュニティの素晴らしさに感動すら覚えました。
今から11年前の2007年の暮れに行われた大瀧さん、内田樹先生、石川茂樹さん、そして平川克美さんとのトークで、その年の3月に店を始めたばかりの石川さんに司会の平川さんから「どうですか? アゲイン」と訊かれて、石川さん、こう答えられてたんですね。
地元っていうキーワードが出てきたの。地元の人たちが、なんかいい感じでここを使っていただけるというのがあるんで、これをもうちょっと伸ばしたいなっていう気がしているんですけれど。
このときから10年たって、アゲインでイベントをし続けられている人たちとのトークをしながら、きっと石川さんもご自分のされてきたことは間違いなかったという確信のようなものを抱かれたはず。
で、石川さんがそんな感慨に浸っているはずの状況で登場されたのが平川克美さん。主役の石川さん、あるいはアゲインとそこに集う人たちのことを賞賛とまではいかなくてもそれに近いような言葉を期待していた石川さんを見事に裏切るような言葉のオンパレード。会場は爆笑に次ぐ爆笑。石川さん「呼ぶのを間違った」と言ってましたが、正直言えば、僕としてはこれぞ期待通りの平川さんでした。
ってことでその平川さんの話のとりわけよかったところを貼っておきます。平川さんってほんとうに類まれなエンターテナーですね。
これがその1。
で、こちらがその2。楕円の話が出てきます。
「ショボクレた店」「ショボクレたコミュニティ」って表現が最高ですね。石川さんの複雑な表情がなんとも笑えます。
ところで「ショボクレ」といえばクレイジー・キャッツの「ショボクレ人生」。先ほど紹介した2007年のトークで、アゲインの話の前に大瀧さんが「ショボクレ人生」の話をしています。ってことで「ショボクレ人生」を。