久しぶりに、何年か前に自分で編集して作ったこんなCDを聴いています。急に聴きたくなったので。
題して『Cool Harry Warren』。基本的にジャズ系のミュージシャンによるハリー・ウォーレンの作品集。夏に聴いたら涼しく感じられるような演奏や歌を集めています。スタン・ゲッツ、リー・コニッツ、ライル・リッツ、フォア・フレシュメン、ボブ・ドロー、デイヴ・ブルーベック、マーティ・ペイチ、ラス・フリーマンなどなど。今の季節にぴったりで、気温と湿度をほんの少し下げてくれます。
さて、日曜日の『村上RADIO』、聴かれました?
え~っと、僕は、はっきり言って大変でした。まあ、そんなこと書いても仕方ないけど、一応書いておきます。
大事な番組が放送されるときのポイントはいうまでもありませんが録音することと聴くこと。大瀧さんのアメリカン・ポップス伝を聴いていたときとはいろいろと機器の変更があったので久しぶりに緊張しましたが、とりあえず録音に関してはパソコンのradikoを音を以前のパソコンに入れている録音ソフトにつないでこっちは大丈夫という状態に。
では、聴くのは、というと、前回書いたようにソニーのポータブル・ラジオで、って考えてたんですが、やはりあまりに雑音が多くてどうにも聴きづらいので、結局iPhoneのradikoで聴くことにしました。
で、ドキドキする中、「こんばんは、村上春樹です」という言葉とともに番組がスタート。最初の方でブライアン・ウィルソンの思わぬ曲がかかってびっくり。で、しばらくブライアン・ウィルソンやビーチ・ボーイズの話が続いてニコニコしていたら、突然、iPhoneの音がぷっつりと消えました。見るとパソコンの方のradikoの音も途絶えているようで、録音されている音の波形が死んだように一直線に。
じょ~だんじゃね~やーず、です。一体何が起きたのかと思いました。村上さんの番組を狙って何かとんでもないことが起きているのかと。
どうなってんだと数分待ちましたが回復せず。
どうしようかと思って、あっそういえばと、ラジオのスイッチを入れたらちゃんと番組はやっていました。ただし雑音はひどかったけど。
とりあえず番組はちゃんと放送されていることがわかったので少し冷静になって確認したらWi-Fiが切断されていることに気づきました。ということで、ノイズの混じったラジオを聴きながらWi-Fiの再起動を試みました。でも、一向に回復せず。
ラジオからは村上さんがファンから届いた質問に答え始めていました。このときにはすでにradikoのタイムフリーのことはぶっとんでいたので、とにかく何かで録音しなくてはと思って気が付いたのがラジオの音をiPhoneのビデオで録ること。でも、あまりにも音がひどくてどうにかなんないかとラジオをあっちに向けたりこっちに向けたり、あっちに運んだりこっちに運んだりして、あきらめかけて窓際に置いているソファーの角に投げるように置いたら、なんと雑音の一切入らない、信じられないくらいクリアな音が流れ始めたんですね。これにはびっくり。
ラジオの音を聴けってことだったんですね。
結局、番組では僕が出した質問は読まれなかったようですが、でも、パソコンじゃなくラジオで村上さんの声を聞けたのはラッキーでした。例えばこんないい話も、こういう形で録音できたのは結果オーライというか怪我の功名というか。
ところでWi-Fiは残り20分あたりで回復。一応後半部分を録音しましたが、番組終了後にタイムフリーのことを思い出して確認してみたら、すぐに聴けることがわかったので、改めて最初からパソコンに録音。それをこんなCDにして今、車の中で聴いています。
大瀧さんのアメリカン・ポップス伝のときには必ずこうやってました。
でも、変なもんですが、ラジオから流れてくる音を録画した20分間のビデオのほうがなんか愛着があるんですね。
ビーチ・ボーイズの「素敵じゃないか」のイントロをバックにしたこんなジングルも最高でした。