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by hinaseno
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「船は行く」


塩屋の話、といきたいところですが、実は書きたい話がたまっているので少し後回し。とりあえず夏葉社つながりの話で。


もう10日以上前になりますが、アゲインの石川さんに2枚のDVDを送って(贈って)いただきました。実はその1枚は僕がこのブログでちらっとおねだりするようなことを書いたので、いつものように超速攻で送ってくださったんですね。先にそっちの話をと思ったんですが、今日書くのはそれに添えられたもう1枚のDVDのことを。

それは4月の末にアゲインで行われた相川理沙さんのライブを録画したものでした。ただ収録されていたのはいくつかの曲をピックアップしたもの。MCなどはカットされていました。

その最初にこの曲のカバーが収録されていたんですね。




曲のタイトルは「The Water Is Wide」。

歌っているのはカーラ・ボノフ。1979年に発売された『Restless Nights』の最後に収録されています。これが本当に素晴らしい曲で、昔はよく(人に聴かれないようにこっそりと)弾き語りをしていました。

「The Water Is Wide」はいかにもカーラ・ボノフが作るような曲だったので、最初に聴いたときはきっと彼女が作った曲だと思っていたんですが、クレジットを見たらTraditional。もとはスコットランドの民謡だったんですね。

で、相川理沙さんはこれを日本語の詞で歌っていました。そして曲が終わった後、カメラがターンしてある人の後ろ姿をとらえます。僕はもちろんそれがだれだかすぐにわかりました。


関口直人さん。

関口さんは相川理沙さんをずっと応援されていることはよく知っているので、ああやっぱり関口さん、そこにいらっしゃってたんだなと思って、そのときはそれで終わっていたんですが、今朝、関口さんのことを書こうと思って、ふと、あのシーンのことを思い出して、もしかしたらと思って調べたらやはり、でした。相川理沙さんが歌っていた「The Water Is Wide」の日本語詞を書かれていたのは関口直人さんだったんですね。曲を歌う前のMCでおそらく紹介をしてたんでしょう。


関口さんが付けた曲のタイトルは「船は行く」。

「The Water Is Wide」という曲は、邦題としては「広い河の岸辺」とか「悲しみの水辺」とか、あるいは直訳に近い「流れは広く」などがあるみたいですが、関口さんはそれらとは違ったタイトルで、訳詞ではない形の詞を書かれています。以前紹介した西海孝さんの『空を走る風のように、海を渡る波のように』に収録された曲と同様のスタイル。ちなみに「The Water Is Wide」のオリジナルの歌詞では船(ボート)が行くのは広い川ですが、関口さんが書かれた詞では海のようです。

「船は行く」は相川さんの今年出た新しいアルバムの1曲目に収録されていることがわかりました。これは手に入れないといけないですね。

ところで関口さんのことをことをブログに書こうと思っていたのは、あるサイトに関口さんが投稿された記事を紹介したかったから。それは僕が毎朝チェックしている「週刊てりとりぃ」というサイトの5月11日に投稿された記事の3つめに書かれた「青山で出会った紳士」という文章。先日亡くなられた大森昭男さんを追悼する記事なんですが、大森さんとの出会いから始まるこの文章がたまらなくいいんですね。

これを読んだときに確信のように思ったのは関口さんにぜひ本を出してもらいたいということでした。東京でお会いしたとき、短い時間の中で伺ったのは知られないのがもったいないほどの貴重な話、面白い話の連続でした。いっしょにいた石川さんもぜひアゲインでトークイベントをやりたいとおっしゃっていました。「マスターの自由自在」では必ず関口さんを呼び込んでいくらか話をされていましたが、まだまだ聞きたいことを山ほどあります。

もし、関口さんの本を出すのであれば、やはり夏葉社しかないだろうなと。本のタイトルは『船は行く』で決まりです。山高登さんの船を描いた版画がつけば最高。そして本が出たら出版記念のトークイベントをもちろんアゲインで。

来年ぐらいに実現しないかな。絶対に行きます。


なんてことを考えながら、先日の5月12日に、その夏葉社から出た吉田篤弘さんの『神様のいる街』を買いにおひさまゆうびん舎に行ったら窪田さんから関口さんの話が。

なんと関口さん、Facebookを通じて世田谷ピンポンズさんに誕生日メッセージ(おひさまに行った前日の5月11日がピンポンズさんの誕生日)を送られていたんですね。僕はFacebookをやっていないので窪田さんにそのメッセージを見せてもらいました。これです。

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関口さんの書かれた短歌の最後にも「船」が出てきていますね。本のタイトルは『昔日の客』にかけて『船上の客』もありかな。


実は最近、ずっと「船」のことを考えています。江戸時代に僕の母親の先祖が四国から瀬戸内海を渡って牛窓近くの港町にやってきた船、真っ白な帆を張って希望をめざしていた船のことを。

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by hinaseno | 2018-05-20 14:51 | 雑記 | Comments(0)