Nearest Faraway Place nearestfar.exblog.jp

好きなリンク先を入れてください

Talks About Music, Books, Cinema ... and Niagara


by hinaseno
プロフィールを見る
画像一覧
カレンダー

「朝景色」by 世田谷ピンポンズ


昨日、5月11日はわれらが世田谷ピンポンズさんの誕生日でした。

というわけで久しぶりにピンポンズさんの曲を1曲紹介。ひと月ほどまえにInstagramにアップしていたものです。




曲のタイトルは「朝景色」。

そう、昭和2年、木山捷平が姫路にいたときに書いた、まちがいなく木山さんが住んでいたあたりの姫路の風景(つまり僕がよく知っているあたりの昔の風景)を描いた詩。木山さんの中では最も好きな詩のひとつです。

その詩にピンポンズさんが曲をつけてくれたんですね。歌ってくれたのは2年前の3月に行われたおひさまゆうびん舎5周年のライブでした。


思い起こせばピンポンズさんに初めてお会いしたのは2015年の4月12日。3年前の春ですね。場所はもちろんおひさまゆうびん舎。小山清展の最終日でした。

で、そこでピンポンズさんが古本好きということを聞いて、それではということで、姫路と木山捷平の縁(ひいては僕と木山捷平の縁)の話をして、ぜひ、木山捷平の詩に曲をつけてくださいと言ったら、それから数ヶ月後におひさまゆうびん舎で初めてライブをして、そこで「船場川」を披露したんですね。でも、この日は都合がつかなくて行けなかった。僕の一生の後悔。


その次におひさまゆうびん舎でライブが行われたのが2016年3月12日。「船場川」を披露してくれた後、もうひとつ木山捷平の別の詩に曲をつけたという話が出てびっくり。しかもそれは大好きな「朝景色」だったので大興奮。また、曲がとってもよかったんですね。

でも、この曲が披露されたのはこのときだけかな? アルバムにも収録されていないのでもったいないなと思っています。また、いつか聴かせてください。


一応、木山さんの詩を。ピンポンズさんは後半、いくつかの言葉を反復して歌っています。


あんなに沢山ふつてゐた雨が
からりとはれて
しづかなそしてきよらかなこの朝景色、
歯をみがきながら
大根畑のなかを歩いてゐると
自分が貧乏なことも
からだが弱いことも
すつかり忘れてしまうてゐた、
それだからああ
こんなきれいな朝がこの世にはあるから
ぼくはまだ生きてゐたいのだつた


[PR]
by hinaseno | 2018-05-12 09:42 | 木山捷平 | Comments(0)