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by hinaseno
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哀愁のコニー・アイランド


ちょっとブログが空いていました。「牛窓暮色」の続きを書きかけているのですが、ゆっくりとまとめる時間がないまま日が経ってしまいました。


今日もあまり時間がないので、別の話題を。久しぶりに大瀧さん関係の話を書くことにします。家ではいろんなものを聴いていますが車では基本的には大瀧さん関係のものばかり聴いていて、そこから気がついたことなどを。


まずは『伊藤銀次 自伝 MY LIFE, POP LIFE』を読んだつながりで「ゴー!ゴー!ナイアガラ」の1975年9月29日と10月6日の2回に分けて放送されたNiagara Special特集を聴いたのでそれについて。ゲストは山下達郎さんと伊藤銀次さん。興味深い話満載です。

そこで達郎さんのシュガー・ベイブがカバーした「指切り」(作詞松本隆、作曲大滝詠一)をかけるときに、大瀧さん、こんなことを言ってたんですね。


僕もたいして作曲能力のない男だけど、カバー・バージョンがほとんどないんだよね。 要するに後世の人たちに全然カバーされてないのよ。どういうわけか。それでシュガーベイブが「指切り」やってたけども、シュガーベイブが本当に最初で最後のカバーじゃないかという気がするんだ。

カバーというものを愛し、それをオリジナル以上に評価しているがゆえに、いつかは自分の曲がカバーされたらとずっと願っていたんでしょうね。で、身内とはいえ初めて自分の曲がカバーしてくれたことがすごく嬉しかったんだとは思いますが、例によって照れ屋な大瀧さんらしい言葉になっています。

でも、今では数え切れないほど大瀧さんの曲はカバーされていて、その最たるものが「夢で逢えたら」。

その「夢で逢えたら」のカバーを86曲も収めた4枚組のCD『EIICHI OHTAKI Song Book III 大瀧詠一作品集Vol.3「夢で逢えたら」(1976~2018)』もぼちぼち聴いています。近日中には「夢で逢えたら」のカバーのBEST10を発表しようかなと考えていますが、ざっと聴いていちばんのお気に入りは南佳孝さんのギター1本で歌ったカバー。これ、最高です。


それから昨日、急に須藤薫さんの「レモン・シャワー」と「あなただけI LOVE YOU」が聴きたくなって、それが収録されている『EIICHI OHTAKI Song Book I』を久しぶりに聴き聴きました。久しぶりに聴いたのでちょっと新鮮。そこで耳をとめたのが山口百恵さんが歌ったこの「哀愁のコニー・アイランド」でした。




この曲、『ロンバケ』前夜に作られた曲で、曲として悪くはないんですが(『ロンバケ』で多用されているコード進行が使われています)、でもあんまり好きではないんですね。はっきりいえば百恵さんの個性が強すぎて大瀧さんの曲には合わないなと。それから森雪之丞の詞もやっぱり違和感があります。


ということで、この曲を松本隆さんか大瀧さん自身の詞で(松本さんは松田聖子さんに「雨のコニー・アイランド」という詞を書いています)、で、須藤薫さんか太田裕美さんが歌っていればどうなっていたんだろうと脳内変換しながら聴いていました。

で、ふと、おっと思ったのがそのイントロのアレンジ。どこかで聴いたことがあるぞと。

これですね。




このブログで何度も書いてきたクリフ・リチャードの「ネクスト・タイム」。イントロの、とくに最初の1小節はキーも同じですね。


この曲のアレンジは大瀧さんでないことは知っていましたが、調べたら萩田光雄さん。

萩田光雄さんといえば「木綿のハンカチーフ」をはじめ、1970年代後半の太田裕美さんのほとんどの作品のアレンジをしていた人。

大瀧さんの解説を読むとアレンジは萩田さんに「全てお任せ」だったと。実は太田裕美さんが歌った「さらばシベリア鉄道」も萩田光雄さんなんですが、そちらは大瀧さんが自分で歌うために作っていたオケを渡したそうなので、基本的には『ロンバケ』に収録されたものに近いアレンジがなされています。

でも、これは「全てお任せ」ということなので、おそらく大瀧さんがギター1本で歌ったデモを渡したはず。はたしてどこまでベーシックなアレンジがなされていたのかはわかりませんが、この類似はちょっと気になるところ。なんせB面は「バチェラー・ボーイ」ですから。


そういえば連休の最初、1年ぶりに中古レコード市に行ってきました。で、そこで手に入れた1枚がクリフ・リチャードのこのLP。「ネクスト・タイム」と「バチェラー・ボーイ」が収録されています。

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by hinaseno | 2018-05-06 13:34 | ナイアガラ | Comments(0)