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by hinaseno
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牛窓暮色(その4)


ひと月前に牛窓で撮った写真をもう1つ。前回とは別の建物から撮ったものです。

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ここはとにかく感動しました。

いつものようにニコニコ食堂の近くに車をとめて、そのあたりを歩いていたら、ニコニコ食堂の並びの一番奥の建物(川源のそば)の二階の窓に人の姿が見えたんですね。窓の方を向いて座って外を見ながら何かを飲んでいるような感じ。なんだろうと思って近づいてみたらどうやら新しくできた店。

匙屋と書かれた小さな看板がありました。新しい店とは言っても、以前からそこにあった古民家を再生したもの。匙屋さんは通常は手作りの木製の匙を売っているようですが(1階はたぶん作業場)、ときどき2階のスペースを使ってイベントをしていて、僕が行った時にはたまたまカフェをやっていたんですね。

で、中に入ったら運良く窓際の席が空いていました。ラッキー。


目の前は牛窓の港。向こうには海と島。右手にはやはりかつての女郎屋の風情をそのまま残した建物も見えます。

現在匙屋となっているこの建物もかつてはおそらく女郎屋だったはずで、この2階からは何人もの遊女たちが港にやってくる船を眺めていたにちがいありません。彼女たちが見ていたのと同じ風景が目の前に広がっているわけです。興奮しないわけにはいきません。


ところで下の広場は牛窓行きのバスの終点の場所になっていて、こんなふうに1時間に1回くらいの割合でバスが入ってきます。川本三郎さんもかつてこのバスに乗ってこの終点までやってこられたんですね。

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広場の奥にはバスの停留所とバスに乗る人が自転車を止めるための小さなプレハブの建物が見えます。

このバス停と建物、『港町』でこんなふうにとらえられているんですね。

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向こうに見えているのが、まさに僕が今回入ることができた建物です。映画が撮影されたときにはもちろん匙屋さんはありません。

そして、この建物のすぐそばをあの独特の足音を響かせながら歩いていたのがクミさんでした。

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このシーン、『港町』本予告編のラストに映っています。




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by hinaseno | 2018-04-26 17:56 | 映画 | Comments(0)