真っ赤なエンジェルスのユニフォームを着た大谷翔平選手が今朝、メジャーで初先発初勝利をあげたようです。すばらしいことですね。
エンジェルといえば先日の世田谷ピンポンズさんのおひさまゆうびん舎7周年記念ライブの話を書いたときに、ひとつ書き忘れていたことを思い出しました。ブログに貼るつもりで写真を撮って保存していたのに。
それはこれ。
7周年記念ライブ「三月の便り」のポストカードと小さな天使が描かれたかわいらしいケース。どちらも描いたのは輪佳(waca)さん。
今、輪佳(waca)さんはいろんな天使(エンジェル)を描き続けているんですね。どれもすごくかわいいんですが、個人的にはやはり赤い髪をしたエンジェルが好きです。
で、赤といえば、昨日、世田谷ピンポンズさんが「赤」という曲の映像をツイートされていてびっくり。これが素晴らしいんですね。どうやらおひさまゆうびん舎の夜の部で歌われたようです。いつか聴きたいです。
ところで、前から書こうと思っていたことですが、「Walk With Me」の歌詞にはエンジェルが出てくるんですね。それは曲の最初。
Walk with me, my little darling
Walk with me, my little angel
わたしと一緒に歩いて、わたしの小さなダーリン
わたしと一緒に歩いて、わたしの小さなエンジェル
昨日の最後にちょこっと紹介した1987年に出たCDの大瀧さんによる解説では、この部分に関する話が出てきます。
原曲はニール・セダカのヒット曲「悲しきクラウン」のB面。セダカ来日の際、同じレコード会社ということで佐川ミツオのデビュー・ソング「二人の並木径」として贈った曲。この曲の女性によるカヴァーは少ないと思われるが、歌詞の内容からもそう不思議な感じはなく、ただ女性が男性に〈ANGEL〉と呼ぶのだけは少々無理があったかと、思わないでもないが、女性が女性に歌いかけている歌、とでも新解釈していただくなりして、英語圏の文化に御精通の方は、カタイこといわずに聴いて頂きたい。
大瀧さんがこの解説を書いてから20年後、シリア・ポールがカヴァーしてからは30年後の2007年に、ある日本の女性が「Walk With Me」をカヴァーしたんですね。しかも佐川ミツオが歌ったそのままの歌詞で。タイトルは「二人の並木径 ~ Walk With Me ~」。
歌ったのは宙美(ひろみ)というアーティスト。実は宙美さんは佐川満男さんが1971年に結婚した伊東ゆかりさんとの間にできた一人娘なんですね。
これがそれが収録されたCD。
シングルCDですね。この2曲目に収録されています(ちなみにこのCDにはカラオケも収録)。
佐川満男さんの娘の宙美さんが「Walk With Me」をカヴァーしていたということはアゲインの石川さんがHPに書かれていたのを読んで知りました。今から6年前の2012年の7月頃のこと。このとき、実は石川さんにとってちょっとした事件のようなうれしい出来事が起こっているんですね。
CDのジャケットの裏側に書かれているように、このアルバムのプロデューサーは小松久さん。
詳しく見ると、この「二人の並木径 ~ Walk With Me ~」のアレンジも小松さんがされていて(1曲目のアレンジは別の人)、さらに小松さんはこの曲ではギターも弾いています。
その小松久さん。どうやらアゲインの近くにお住まいのようで、以前からアゲインでライブをされていたんですね。
というわけで石川さんはこのことを早速大瀧さんに報告。石川さんが間をとり持つ形で大瀧さんと小松さん、そして石川さんの間で「Walk With Me」をめぐるいろんな話がなされたようです。どんな話がされたんでしょうね。それにしてもこのあたりの縁もすごすぎます。
ところで調べた限りニール・セダカ作曲の「Walk With Me」のカヴァーは他には見当たりません。今のところ歌ったのはニール・セダカとジミー・クラントンと佐川ミツオとシリア・ポールとそして宙美さんの5人。もし他に知っていたら教えてください。
最後に、蛇足ではありますが、このCDのクレジットをよく見たらニール・セダカの名前が表記が誤っていました。ニールの部分ですね。「Niel」となっていますが正しくは「Neil」。