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「詩ぃちゃん」(その2)


「詩ぃちゃん」というのは三重県に住んでいる女子高生が作ったフリーペーパー。タイトルからわかるように詩に関する話がつづられています。僕がおひさまゆうびん舎でもらったのはその「vol.2」。「vol.2」で出会うのもナイアガラ的な感じでいいですね。

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「詩ぃちゃん」のことをどういうきっかけで知ったかは忘れてしまいましたが、僕が日々チェックしている文学に関して信頼している方々のブログで紹介されていたりして気になっていました。関西の古本屋さんを中心に置かれているのかな。

第1号が出たのは昨年8月。

10月におひさまゆうびん舎に行ったときに、帰った後で窪田さんから「詩ぃちゃん」を見せたかったということを言われて、次に行ったときにはぜひと思っていたけど、次に行ったときにも忘れていたんですね。

今回ようやく。


家に戻ってすぐに読みましたが、素晴らしいの一語。

今、詩というものをこれほどに愛している高校生がいること、さらにその思いを素直な生き生きとした言葉で表現できていることに心から感動しまいました。

茨木のり子と吉野弘という二人の詩人を取り上げていましたが(僕も二人とも好きです)、吉野さんの作品で紹介された「夕焼け」というのはつい先日読んだばかりでした。いい詩なんですね。

詩を紹介した後、彼女はこんなことを書いています。


励まされたってどうにもならない。そう感じるような荒んだ心の時、励ましてこないからこそこの人の言葉は貴重です。

いい言葉ですね。今の高校生は、安易な励まし合いと共感の言葉で生きているように思ってしまうところがありますが、そういうのとは違う世界の言葉を励みにして日常を過ごしている高校生がいるということに希望のようなものを感じました。


最後に「懐かしく思い出される詩」を二篇紹介しています。そのうちの一つが山村暮鳥の「雲」。これも大好きな詩。たぶん中学校の時に出会ったはずですが、空を見上げては何度も暗唱した思い出があります。雲好きになるきっかけを与えてくれた詩だったかもしれません、まさに僕にとって「懐かしく思い出される詩」でした。


彼女にはぜひ木山捷平の詩を読んで、その感想を聞かせてもらいたいです。きっと気に入ってくれるはず。小池昌代さんの詩とかも読んでいるかな。


そういえば1号では木下杢太郎の「珈琲」という詩を紹介していたんですね。びっくり。彼女のフリーペーパーはすぐになくなってしまうみたいですが、どこかに残っていないかな。


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by hinaseno | 2018-03-19 13:23 | 文学 | Comments(0)