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by hinaseno

TOKIOのリーダー城島くん、小津の『早春』の舞台、三石にやってきて耐火煉瓦を作る(その3)


四列穴門を見た後、城島くんはいよいよここへ。

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あの2本の煙突のある工場。正面にその1本がありますね。

小津の『早春』のこのシーンでは奥側に見える煙突です。

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ちなみにこの工場の入り口あたりは1月22日の放送でも映りました。
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この日の放送ではまず望遠で煙の出ている煙突の先端を捕えた後、カメラを次第に下へパンしていました。

ところで、僕が初めてここを訪れたときに一番気になったのは右に見える事務所の建物。戦前に建てられたはずですが、とても雰囲気のある建物なんですね。これが入り口のある側。

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そしてこちらが川から見た眺め。

TOKIOのリーダー城島くん、小津の『早春』の舞台、三石にやってきて耐火煉瓦を作る(その3)_a0285828_14303698.jpg

ちなみにこの建物の前を流れている小さな川は関川といいます。この川は兵庫県との県境の船坂峠の方から流れてきていて、四列穴門のすぐ近くで金剛川に合流しています。

実は木山捷平も戦前にこの関川沿いを歩いているんですね。それは昭和18年の5月。その日の日記を。


五月十一日、火、晴。
 三石下車。船坂峠の方を歩く。関川を見る。小魚がいる、うぐいす鳴く。

三石耐火煉瓦株式会社の創立は明治25年とのことなので、木山さんが通ったときには工場はあったはずですが、工場とか煙突のことには触れていないですね。


ところで工場の入り口のすぐそばにある事務所の建物。最初に見たときには小津の『早春』の三石のこのシーンに出てくる事務所ではないかと思いました。

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でも、中に入って話をいろいろと伺ったときに見た感じはちょっと違っていました。映画のシーンの事務所はセットだったんですね。ちょっと残念でしたが、そういうのが次第にわかってくるという過程というのもそれはそれで楽しいものです。


by hinaseno | 2017-04-12 14:31 | 小津の『早春』と三石 | Comments(0)