いよいよ世田谷ピンポンズさんのサプライズ(?)・ライブ。なんとうらやましい、そしてなんとラッキー。
ところで僕は食事の時にちょっと場所を移動したんですが、椅子などをセッティングし直して新郎新婦が椅子に座ってピンポンズさんが登場したときの状況を見たら、写真を撮るのに絶好の場所に座っていることがわかりました。
目の前にクリスマス・コスチュームを頭につけた新郎新婦。そしてその間に世田谷ピンポンズさん。
思わず、最近覚えたばかりの言葉が頭をよぎりました。
「インスタ映えするな~」
と。
実際、カメラのファインダー越しに見ると、なんともファンタジックな、メルヘンチックな世界がそこに。胸がときめきました。ってことで、あれやこれやとカメラをいじりながらいろんなイメージの写真を撮りました。
とりわけ気に入ったのはこの1枚。
さて、待望の1曲目は…。
そういえば窪田さんは以前、この日のことでちょっと話をした時に、1曲目には藤井フミヤさんの「TRUE LOVE」を歌ってくれることを強く希望していました。でも、残念ながら違っていました。ただし、あっと驚く他人のカバー。安室奈美恵さんの「CAN YOU CELEBRATE?」でした。この日のためにすごく練習してきた、というわけではなさそう。でも、これも素敵なプレゼント。つかみはOKでした。
と、書きつつ、僕は「CAN YOU CELEBRATE?」という曲を知らなかったんですね。音楽はたくさん聴いているけど、有名でも知らない曲はいっぱい。そういえば一昨日のブログに書いたゆずぽんさんがサプライズで歌った歌はくるりの「春風」という曲だったそうです。これも知りませんでした。
一応、一昨日のブログに書き足しました。それから歌っているゆずぽんさんの写真も貼りました。動画でなければOKだったようなので。
で、気を取り直していよいよ本番、ということでここから5曲。
最初の2曲は、なんと歌詞に珈琲の出てくる喫茶店ソング。珈琲に関する話をずっとブログに書き続けていたので、まるで僕への贈り物のように思えてしまいました。本当はもちろんこの日結婚式を挙げた二人のためのものであるにもかかわらず。
でも、その曲に限らず、それが二人をお祝いして歌っている曲だと知りつつも、聴いているうちに何だか自分のためだけに歌われているように思えてくるという感覚を抱いたのは僕だけではなかったはず。そういった関係ができてしまうと離れられなくなってしまうんですね。
さて、その喫茶店(珈琲)ソングの1曲目は「喫茶ボンボン」。僕がおひさまゆうびん舎で初めてピンポンズさんに会った日、家に戻ってすぐにYouTubeでチェックして最初に聴いたのがこの曲でした。これが気に入っていっぺんにピンポンズさんのファンになったんですね。
この曲、つい先日書いたこの日のブログでもとりあげていました。これ、実はその前日に余白珈琲さんがInstagramのコメントで「喫茶ボンボン」の歌詞をとりあげていたので僕も、と思って書きました。もちろんピンポンズさんはそんなこと知る由もないはず。
で、喫茶店(珈琲)ソングの2曲目は例の「喫茶 大陸」。先日、イーグレひめじで姫路城をバックにピンポンズさんが歌った曲ですね。この曲、僕は聴くのが初めてだったんですが、とにかく素晴らしかった。歌詞には「白鷺」とか「大手門」とかも出てきて姫路の人への贈り物として作られたのかもしれませんが、曲としてとても優れていて、姫路と関係がない人が聴いても絶対に気に入ってくれるはず。
そういえば以前窪田さんがピンポンズさんに喫茶店関係の曲を集めたアルバムを作ってほしいと言っていましたが本当にその通り。「喫茶 大陸」はそのアルバムを代表する曲になると思いました。アルバム・タイトルは「珈琲の味は恋の味」で。ヒット間違いなしです。
せっかくなのでInstagramに投稿した「喫茶 大陸」の動画をリンクしておきます。サビの部分だけですが。
これ、慌てたためにiphoneを縦にしたり横にしたりしたので、この部分は映像が横になってしまいました。右に首を傾けて見てください。
さて、喫茶店(珈琲)ソングが2曲続いた後は「チョコレット」。窪田さんが作った指輪のチョコレートにつながったんですが、ピンポンズさんは指輪交換の時にはいなかったのでこれはたまたまだったよう。もしかしたら、ちらっと指輪を見て、とっさに歌うことを決めたのかな。チョコレート好きのゆずぽんさんはうれしかったでしょうね。
ちなみに僕も大のチョコレート好き。毎日、昼食後に珈琲を飲んだ後にはちょっとだけ苦いチョコレートを3つぶ食べています。ということなので喫茶店(珈琲)ソングのあとに「チョコレット」が歌われたのは個人的にはつながりとして最高でした。
そして4曲目は「プカプカ」。ディランⅡ.のカバーです。これにはちょっとした理由が。
実は以前、ゆずぽんさんがこんなツイートをしていたんですね。
仮にピンポンズさんがカバーアルバムを出すとして、仮に僕が一曲選べる権利を手にしたとすれば、ぜひ「プカプカ」歌って欲しいなぁ。と昔から思っていた。仮におひさまさんなら、フミヤくんを選ぶのだろうか。
ピンポンズさんがこのゆずぽんさんのツイートを見た数日後に又吉直樹さんと会った時に、又吉さんからも「プカプカ」をカバーするとぴったりだと言われて、おっと思って「プカプカ」を歌うようになったそうです。ゆずぽんさんと又吉さんがつながったんですね。ゆずぽんさん、おそるべしです。ちなみに僕は「プカプカ」という曲を(も)知りませんでした。
そして最後は「LOVE LOVE愛してる」。これも初めて聴いたけどとってもいい曲。結婚したばかりの二人にもぴったりの曲でした。
さて、式はこのあとも続いたようですが、僕は帰る時間が来てしまったので、ここでお先にということになりました。ゆずぽんさんとかほりさん、そしておひさまゆうびん舎の窪田さんに見送ってもらいました。
最後にもう一枚、ピンポンズさんがちょうど「喫茶 大陸」を歌っているときの写真を。これもインスタ映えしてますね〜、って言葉の使い方、合ってるのかな?。
これは特に画像処理もせず、明るさの調節だけをしました。ライブのときの実際の部屋の明るさはちょうどこんな感じだったんですね。
壁に取り付けられた小さな照明の光が、窪田さんの作った垂れ幕ごしに、ちょうどピンポンズさんの顔近くでいい感じで輝いています。そして右側の本棚に並んだ本越しに暮れなずむ姫路の街の風景が見える。
見えているのは通りの向こう側の建物と、通りを行き交う車と人。この本越しに見える街の風景というのもピンポンズさんの歌をさらに魅力的なものにしているんですね。少なくとも僕にとっては。
そう、僕にとっては窓から見える向かいの建物の500mくらい先に流れている船場川が見えるんですね。今からちょうど90年前の木山捷平を追い求めて、そのあたりを何度も何度も歩いていたから。
最後は自分の話になってしまいましたね。でも、最高に素晴らしい結婚式でした。やはりそれはおひさまゆうびん舎という場で行われたからこそです。この日のためにいろいろしてくださった皆さんに心から感謝します。そして窪田さん、本当にご苦労様でした。
ゆずぽんさん、かほりさん、改めてご結婚おめでとうございます。いつまでもお幸せに。