誓いの言葉の後は結婚証明書にサイン。用意されていたのは真っ白な本。その1ページ目に2人はサインしました(名前の部分は消しています)。
実はこの本を用意してくれたのは夏葉社の島田潤一郎さん。夏葉社から出版された『移動図書館ひまわり号』の束見本だそうです。帯と、二人が署名した次のページには島田さんからのお祝いのメッセージが添えられていて。改めていうまでもないけど島田さん、本当にいい方です。そういえばゆずぽんさんは確か夏葉社の本をぜんぶ揃えられたんですね。一冊だけ、『海文堂書店の8月7日と8月17日』が手に入らないと言ってたけど、それもようやく入手したようです。
さて、その白い本の後のページにはおひさまゆうびん舎の常連と、おひさまゆうびん舎とつながりのあるいろいろな方々のお祝いのメッセージが入っています。一応僕も。
そして指輪の交換。実はこの指輪も窪田さんが作ったもの。よく見えなかったけどチョコレート(おひさま的には「チョコレット」ですね)がデザインされていました。ゆずぽんさんがチョコレート好きなことを知ってるんですね。
このあと常連さんを代表して、今年の6月に生まれたばかりの赤ん坊を抱いたなっこちゃんがお祝いのメッセージ。本当は赤ん坊をだれかに預けて用意していた紙を読みたかったみたいだけど、赤ん坊がちょっとぐずったので結局、何も見ないで話すことになったんですが、でも、それが逆になっこちゃんらしさが出ていて、愛とユーモアに溢れた心温まる素敵なメッセージになっていました。いつもながらなっこちゃんの周りを和ませる力には感心します。
で、次がケーキ入刀。
実は(「実は」って話が多いんですね)このケーキはあの喫茶 大陸のケーキだったんですね。先日姫路で開かれたイベントに参加された世田谷ピンポンズさんが披露した新曲が「喫茶 大陸」。喫茶 大陸はおひさまゆうびん舎からほど近い場所にある昔ながらの純喫茶ですが、ピンポンズさんが歌ったことで一躍脚光をあびることになったんですね。そこのケーキを用意するなんて、みなさんやるなあ。式の前に喫茶 大陸に行っとけばよかったなとちょっと後悔。でも、このケーキ、美味しかった。
そしてここからは常連さん達による出し物。最初は”星くず”さん率いるスターダスト人形劇団(おひさまの常連さんがほとんど参加)による人形劇。
”星くず”さんがこの日のために脚本と人形を作ったそうですが、人形もよかったし脚本もすばらしかった。”星くず”さんは僕の最近のブログも読んでいて、劇団の名前を最初はスキマ人形劇団にしようと思ったと。ただ、似たような名前の劇団があったのでやめたそうです。スキマは大事だけど名称としてはスターダスト人形劇団のほうがはるかにいいですよね。でも、うれしかったです。
一番笑ったのは「埴原一亟」が出たとき。こういう笑いが通じるのっておひさまならでは。やるなあ。
次は窪田さんと”星くず”さんによる絵本の読み聞かせ。読んだのは『しろいうさぎとくろいうさぎ』(ガース・ウィリアムズ著・イラスト)。窪田さんがしろいうさぎ、”星くず”さんがくろいうさぎの役。これも素敵な話でした。
で、ここからはいろんなサプライズが始まります。まずはゆずぽんさんのギターの弾き語り。
歌ったのはくるりの「春風」。かほりさんの大好きな曲だったようです。この歌を歌うこと、かほりさんに秘密にしておくのは大変だったようです。かほりさん、すごく喜んでいました。これは本当のサプライズ。
それからいろんな人たちからのプレゼント。みなさん、心がこもった素敵なものばかりでした。
順序はちょっと違っているかもしれないけど、ここで参加者全員で吉野弘さんの「祝婚歌」を読みました。これ、読んだのはかなり久しぶりだったけど、いい言葉がいっぱい。胸が熱くなりました。
そして、最後に超サプライズ。なんと世田谷ピンポンズさんが来てくれたんですね。といってもピンポンズさんが来ることはみんな知ってたみたいだけど。
で、ピンポンズさんを交えて古本クイズのコーナー。窪田さんが岡崎武志さんの『古本入門』という本の中から何問か出題。ピンポンズさんが来ると、やっぱり窪田さんはピンポンズさんが一番。ってことで手を挙げてもないのにピンポンズさん、ピンポンズさんと当て続けていました。
とはいえゆずぽんさんはやはり古本の世界に詳しくてほとんど正解していました。僕は一問もわからなかった。
ここで到着したばかりのピンポンズさんに一息ついてもらうために休憩&食事タイム。”星くず”さんはちゃっかりゆずぽんさん人形をピンポンズさんにつけてもらって記念写真撮ってました。
で、一息ついて、新郎新婦がお色直しして登場。クリスマスが近いということで新郎は頭にトナカイの角、新婦はサンタの帽子をかぶっていました。かわいいですねえ。ってことでこの日の主役が揃っての記念写真。
そしていよいよピンポンズさんのライブが始まりました。