Nearest Faraway Place nearestfar.exblog.jp

好きなリンク先を入れてください

Talks About Music, Books, Cinema ... and Niagara


by hinaseno
プロフィールを見る
画像一覧
更新通知を受け取る
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31

東京でオリンピックをやらなくったって古関裕而の時代は続いている(3)


今、少しずつ読んでいるのが川本三郎さんの新刊『「男はつらいよ」を旅する』。川本さん、北は北海道から南は沖縄まで日本全国、「男はつらいよ」のロケ地を訪ね歩いたんですね。岡山にもやってきて勝山をはじめいろんなロケ地に行っています。ロケ地ではないけどいつも(つい先日も)貴重なものをたくさん送っていただいている清音読書会のNさんがお住いの清音(きよね)も出てきます。そらからもちろんYさんがお住いの兵庫県のたつの市も。


そういえば大瀧さんが成瀬の映画のロケ地を確認するために、突然、家を訪ねたりする場合のやり方として、平川さんから「下から出て行くんですか? でも、相手にとっては”あの”大瀧詠一ですよね」と言われて大瀧さんは困っていましたが、川本さんはいきなり見知らぬ家を訪ねても「寅さんのことで」と口に出した途端、相手の人はほぼすべて嬉しそうな顔になっていろんな話をしてくれたようです。やっぱり寅さんはすごいですね。


さて、その川本さんの『「男はつらいよ」を旅する』を昨夜読んでいたら、かつて福島県を走っていた日本硫黄沼尻鉄道という軽便鉄道の話が出てきました。これは『日本の軽便鉄道』に載っている写真。

a0285828_14370797.jpg


なんともかわいらしいですね。色も愛らしい。川本さんが書いているようにまさに「玩具」のよう。

で、この軽便鉄道についてこんな話が。


「磐梯山の麓を走る高原列車でもあった。岡本太郎が歌ってヒットした〽︎汽車の窓からハンケチ振れば……の「高原列車は行く」(昭和29年)はこの鉄道をモデルにしている」

川本さんは書かれていませんが、この「高原列車は行く」の作曲者が福島出身の古関裕而。作詞者の丘灯至夫も福島の人。どうやら曲先だったようです。

「高原列車は行く」は古関裕而の数ある曲の中で一番好きな曲。大瀧さん作詞作曲の布谷文夫の「深南部牛追唄」にもこの曲の歌詞が一部引用されています。

この日本硫黄沼尻鉄道の軽便鉄道は昭和30年公開の映画『続 警察日記』に出てくるようで、こんなシーンが映るそうです。


「牛が線路に入ってしまうと、どくまで待っている。のんびりしている」

この日のブログで「深南部牛追唄」の歌詞がどんなふうにして作られていったかを書いていますが、たまたま適当に歌詞に取り入れた曲のもとになっている鉄道で”牛追い”をやっていたとは。

映画、見てみたいですね。


ということで「高原列車は行く」を貼っておきます。当時の修学旅行の愛唱歌NO. 1だったそうです。




[PR]
by hinaseno | 2017-06-22 14:39 | 音楽 | Comments(0)