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by hinaseno
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小池昌代編著『恋愛詩集』


なんだかいいタイミングでとてもうれしい情報が入ってきました。
それは小池さんのこと。
小池さんと言っても、今、東京をにぎわせているあの小池さんではなく詩人の小池昌代さん。

その小池昌代さんさんと平川克美さんが詩をめぐって久しぶりに対談されることが決まったようです。平川さんの『言葉が鍛えられる場所』と小池昌代さんが編集された『恋愛詩集』の刊行記念とのこと。こちらにその詳細が。
東京に住んでいれば絶対に行くんだけど。

ところで僕は小池さんのファンでありながら『恋愛詩集』という本が出ているのは知りませんでした。今年の3月に出ていたようです。小池さんが詩のアンソロジーを編集するのは久しぶり。『通勤電車でよむ詩集』以来ですね。
どんな作品が収録されているのか調べてみたら、なんと昨日紹介した永瀬清子の「あけがたにくる人よ」が! 小池さんのコメントも書かれているようなので、これは絶対に買わなければ、です。

当日の対談でももしかしたら「あけがたにくる人よ」が朗読されるかもしれません。生で小池さんの朗読が聞けたらどれだけ幸せだろう。

ところで『恋愛詩集』には宮沢賢治の詩が2編。そのうちの一つは『春と修羅』に収められた「報告」という短い詩。

さつき火事だとさわぎましたのは虹でございました
もう一時間もつづいてりんと張つて居ります

これのどこが「恋愛詩」なんでしょうか。なかなか一筋縄ではいかない作品を選んでいるようです。
小池昌代編著『恋愛詩集』_a0285828_13201769.png

by hinaseno | 2016-07-13 13:20 | 文学 | Comments(0)