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by hinaseno
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テディ・ランダッツォというミュージシャンのこと(2)― 自慢!?


机の上にずらっと並べた8枚のCDと1枚のLPレコード。別に自慢ではありません。
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左下に写っているのがつい最近手に入れたもの。今月CDになって発売された『ティーンエイジ・トライアングル』。これでようやく(合計)9枚。あと、1枚。

実はこれらのアルバムは、数年前に手に入れた雑誌に載っていた大瀧さんの『ぼくの愛聴盤10』を並べたもの。これですね。
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もちろんこれは大瀧さんが書いている通り1977年春頃のある一日の段階における10枚の愛聴盤。ベスト10というわけではない。でも、音楽に関してはおそらくはちっとも飽きっぽくない大瀧さんのこと、何年経ってもそんなに変わるものではないはず。

以前このページのことについては少し触れましたが、改めてその10枚のアルバムを紹介しておきます。
まず1枚目に紹介されているのがThe Majorsの『Meet The Majors』。この本を手にとったとき、ただ一つだけ全く知らなかったもの。それが一番大きく載ってたのでなんなんだと。もちろん(今も)CDにはなっていなくて、LPを探して手に入れました。
大瀧さんはこんなコメントをしています。
「ドゥーワップは’50年代中頃に流行したが、このメイジャーズは’60年代のドゥーワップ・グループとも言えそうな感じで、ソングライター・アンド・プロデュースとしてのジェリー・ラガヴォイの活躍に御注目(彼はノーマン・ミードというペンネームを持っている)」

2枚目はRonny & The Daytonasの『Sandy』。
「ロニー&デイトナスの『サンディ』は最近ようやく手に入れたもの、以前から欲しかったのだが、なかなか見つからず、バーゲンで手に入れた時には大声をあげたい気分だった。ティーンエイジャーの淡い恋を唄ったバラードだけでアルバムを固めてあるのも珍しい」

そして3枚目がFrankie Valli & The 4 Seasonsの『Ain't That A Shame』。ヴィー・ジェイ時代の3枚目のアルバムですね。
「フォー・シーズンズの『Ain't That A Shame』もいいアルバムだ。彼らは何と言ってもVee-Jay時代のものがPhillips時代のよりよく聴こえてしまう」

で、次からフィル・スペクター関係の3枚のアルバムが並びます。ロネッツのアルバムが入っていないのが興味深いところです。
まずは『A Christmas Gift For You From Phil Spector』。
「フィル・スペクターの『クリスマス・ギフト』はぜひ一家に1枚お勧めしたいアルバムである。昨年の12月はこのアルバムを聴いた。何せ他のミキサーや作曲家連中が飽き飽きするほどレコーディングに時間をかけ、フィル・スペクターが全身全霊をこめて制作したアルバム。それだけに、実にスキなく音作りされており、スペクター・サウンドはこれ1枚あればわかる、と言い切ってもいいほどのヒット曲のアレンジが数々そのまま使用されている。また、いいプロデュースとは何かを考えさせられる1枚である」

次がThe Crystalsの『He’s A Rebel』。
「フィルズの看板アーティストはロネッツである。彼女達のアルバムも非常に良い出来である。が、割合と有名なので今回は(ロネッツと比較すると)少ししか知られていないクリスタルズの『He’s A Rebel』を取り出してみた。クリスタルズには小品が多く、そこが私の好きなところのひとつである」

で、Bob B. Soxx & the Blue Jeansの『Zip-A-Dee-Doo-Dah』。
「このアルバムではヒット曲以外では何といっても私の放送『ゴー・ゴー・ナイアガラ』のテーマ・ソング『Dr. Kaplan's Office』が注目される」

次はエルヴィス・プレスリーの2枚。『King Creole』と『Pot Luck』。正直、この2枚が選ばれていたのにはびっくり。どちらも持っていないCDでした。
「いよいよプレスリーの登場。現在になってプレスリーを好きになって良かったとつくづく思っている。なぜかというと、彼はアメリカン・ミュージックのありとあらゆることをやっていて、それが知らず知らずのうちに私の中に沁み込んでいたからである。だから私は、アメリカン・ミュージックに対しては割と幅広く理解しているつもりだが、それがプレスリーのおかげだと思っているのだ。『キング・クレオール』と『ポット・ラック』を選んだことから、私のプレスリー観を御想像願いたい」

で、1枚おいて、最後の10枚目のアルバム。これがつい先日CDが発売された『ティーンエイジ・トライアングル』ですね。
「最後はナイアガラ・トライアングルならぬティーン・エイジ・トライアングル(当然こっちが先)、コルピックスの五郎、秀樹、百恵の三人組のオムニバス・アルバム。ヒット曲だらけなのが最高(私はベスト・アルバムが大好きだ。ベストは他の代表と考えずに、もう一つの、新しい側面から見たアルバムと解釈して、曲がダブっても持つのは趣味人の常識である)」

実はこのアルバムに収録された曲は前から持っているCDにすべて収録されていたので、僕はパソコンの中で『TEENAGE TRIANGLE』というプレイリストを作って聴いていたのですが、やはりそれなりにちゃんとしたステレオでCDを聴くと全然響き方が違いますね。例えばポール・ピーターセンの「Lollipops And Roses」なんて初めて聴いたみたいに新鮮で、いい曲だなと思ってしまいました。シェリー・フェブレーの4曲は文句なし。「I'm Growing Up」という曲はますます好きになってしまいました。この曲には「恋の芽ばえ」という邦題がついていたんですね。

さて、飛ばした1枚。この1枚だけまだ手に入っていないんですね。写真を拡大して見ます。
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これがなんとテディ・ランダッツォのアルバム。『The Best of Teddy Randazzo』。意外といえばこれが一番意外でした。テディ・ランダッツォは大瀧さんの好みからは、やや遠い音楽だと思っていたので。
とりあえず、大瀧さんのコメントを。
「テディ・ランダッツォの25センチ盤は、あまり持っている人がいないという話を聞いたので、自慢のアルバムとして紹介した(これも中古屋で手に入れたものだが)」

「自慢」だったんですね。
このアルバム、ときどきネットでチェックしてるんですが、なかなかないんですね。たまに見つけてもものすごく高い(今、ebayでチェックしたら5万円を超えています。ひゅ〜)。もちろんCDにはなっていないし、これからもきっとなることはないだろうと思います。
おそらくこのアルバムに収録されている曲はMarginalというかなりあやしいレーベルから発売されているこのCDにすべて入っているはず。これ、どう考えてもあやしいCDなのですが、今でも普通にアマゾンで売られています。
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by hinaseno | 2014-09-21 11:05 | 音楽 | Comments(0)