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by hinaseno
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「”思慮深い表情”のジャケット」のCDが見当たらない


昨日、かなりの、わおっ、と思えるようなことがあったのですが、ここにそれを書くべきかどうか。埋もれさせたくはないと思いつつ、その一方で...。
それにしても木山さんのことにしても荷風のことにしても、「たまたま」から始まったことはいえ、あまりに運命的だなと思えることが多すぎますね。昨日あったこともその流れでの出会いであり発見。よばれている、としか思えない。とにかくびっくり。
まだまだ木山さんをめぐる旅、荷風をめぐる旅は続いているようです。

それはさておき「”神様”のジャケット」の話の続き。「”神様”のジャケット」の存在を教えてくれたのは小西康陽さんでした。「”神様”のジャケット」というのも「”思慮深い表情”のジャケット」というのも小西さんが書かれていた言葉。

ポール・ウィンター・ウィズ・カルロス・リラの『ザ・サウンド・オブ・イパネマ』が初めてCDになったとき、その解説を書かれたのが小西さんでした。『レコード・コレクターズ』という雑誌でボサノヴァの特集をしたときに、中村とうようさんが選んだアルバムの中にこの『ザ・サウンド・オブ・イパネマ』のジャケットが載っていたとのこと。ポール・ウィンタースとカルロス・リラが並んで写っている「”思慮深い表情”のジャケット」の方。小西さんはそれを見てジャケガイしたんですね。ただ、なかなか見つからなくて(まだ、ネットで買えない時代の話)、何年も探し続けて、ようやくロンドンのレコードショップで見つけたとのこと。探し始めて7年。
ところが見つけた後で、このアルバムには「”神様”のジャケット」があることを知ったそうです。たぶん知人に見せてもらったんではないでしょうか。
で、CDで再発するときには、担当者にどっちのジャケットを使ってもかまいませんと言われて、結局小西さんは「”思慮深い表情”のジャケット」の方を選びます。
その解説の最後に書かれた小西さんの言葉。
さてこの『ザ・サウンド・オブ・イパネマ』はオリジナルのUSジャケット仕様で復刻されることになったのだけれども、コレクターとしてのぼくはいま、あの「神様」ジャケットのかつての国内盤を手に入れたくてウズウズしている。CD化にあたって、もうアナログなど要らないという方がいましたら、ぜひ御一報を。高価購入、連絡乞う、であります。

まあ、小西さんのことなので、このあとすぐに「”神様”のジャケット」を手に入れただろうと思います。

さて、この解説を読んで以来ずっと気になっていた「”神様”のジャケット」を初めて見たのは、その数年後でしょうか。おそらくはサバービア系の雑誌で。ぜひ手に入れたいと思いつつも、当時は見つけるすべもなく、いつの間にかその存在も忘れていて。

そんなある日、たまたま立ち寄った姫路のカフェの壁に、なんとこの「”神様”のジャケット」のアルバムが飾られていたんですね。びっくり仰天。たぶん店主にそのジャケットを手に入れた経緯を尋ねたと思います。すっかり忘れてしまったけど。

それから再び「”神様”のジャケット」を探す日々が始まりました。もちろんネットを利用して。でも、ネットを利用してもなかなか見つかりませんでした。オークションに参加してだめだったことも何度か。
でも、ある日、ようやくそれを手に入れることができる日がやってきたのですが、手に入れた経緯もすっかり忘れてしまいました。どこかのショップのサイトで発見したのか、ヤフオクかなにかで手に入れたのか。もちろんかなりの”高価購入”だったはず。

ところで小西さんは解説の最後に「CD化にあたって、もうアナログなど要らないという方がいましたら、ぜひ御一報を。高価購入、連絡乞う」なんて書いていたけど、どうやら僕はアナログを手に入れて、”もうCDなど要らない”と思ってしまったのか、いくら探しても「”思慮深い表情”のジャケット」のCDが見当たりません。
小西さんが解説を書いているので手放すはずはないと思いつつ、この解説は『これは恋ではない 小西康陽のコラム1984-1996』(幻冬舎)に収められているので、まあいいかと思って手放したかも。ジャッキー・デシャノンのようにひょっこりどこかに紛れ込んでいるのかもしれないけど。

というわけでワールドカップの期間中は、この「”神様”のジャケット」を部屋に飾っておこうと思っています。
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by hinaseno | 2014-06-12 10:15 | 音楽 | Comments(0)