ときどきCDが見当たらなくなります。整理の仕方に問題があることはわかっているのですが。
僕の整理の仕方を紹介しても何の参考にもならないと思いますが、とにかく好きなアーティストをいちばん目につくところに並べる。それからその近くにその周辺のアーティスト。あとはだいたいジャンル分けして、特にアルファベット順にすることなくかためておく。
これの最大の弱点は、ジャンルが曖昧で、しかも1枚くらいしかCDを持っていないアーティストがわからなくなってしまう可能性が高いということ。
この夏、ハリー・ウォーレンの曲探しをしていて一番うれしかったのは、ジャズのライル・リッツさんのCDの中に、ウクレレで演奏した「Lulu's Back In Town」を発見したことでした。これが最高にゴキゲンで何度も何度も聴いていたのですが、あるとき気がついたらそのCDがどこにいったのかわからなくなってしまっていました。普通はジャズでかためてあるあたりに置いておくはずなのですが、見当たらない。同時に他に見つけたハリー・ウォーレンものと一緒にどこかにしまっちゃったのか。
で、昨日、もう少し気合いを入れて探しました。百閒さんが「ノラや、ノラや」と言いながら猫を探していたように「ライルや、ライルや」と声を出しながら、あるいは過去に効果のあった「ニンニク、ニンニク」というおまじないを唱えながら数時間。でも、結局見つからず。 百閒みたいに泣いたりはしませんでしたが。
ところが、昨年から行方不明になっていた1枚のCDを発見! どんなに探しても見つからなかったので、半年に1度くらいに、もう聴かなそうなCDをまとめて売っちゃうときに一緒に売っちゃったかなとあきらめていたんですが、思わぬところに入り込んでいたんですね。ライル・リッツさんもきっとそうなっているはず。
その見つけたCDというのがこれです。ファッツ・ドミノのベスト。リジェンダリー・マスターズ・シリーズの1枚。このシリーズは最高でしたね。
というわけなので、このCDを聴こうと思ったのですが、いや、せっかくだからその前に「ゴー!ゴー!ナイアガラ」のファッツ・ドミノ特集を聴いてみようと思いついて聴きました。放送されたのは1977年9月26日。なんと9月に放送されていたんですね。ファッツさんの体型も含めて、もう少し涼しくなって聴いた方が良さそう気がしましたが。
リッキー・ネルソンが歌っている「I'm Walkin'」と「I'm In Love Again」がファッツ・ドミノの作っている曲だってこと、初めて知りました。
この日の放送でかかった曲の中で一番よかったのはこれでした。「Mardi Gras In New Orleans」という曲。
この曲を聴いたのは初めて。僕の持っているCDにも入っていません。タイトルもよく聴き取れなかったので、例の文藝別冊のリストを見たら記載されていませんでした。「I'm In Love Again」の次の7曲目にかかっているのですが。
曲を作ったのはプロフェッサー・ロングヘア。放送で細野さんもこの曲が好きだと大瀧さんが言っていたので調べてみたら、確かに細野さんを特集した2007年(「ゴー!ゴー!ナイアガラ」の放送からは30年経っています)発売の『ミュージック・マガジン』の「細野晴臣 自身が選ぶルーツの50曲」の中に入っていました。細野さんのこんなコメントが載っています。
そうか、カリブ海が入っているのか。ってよくわからないけど。でも、最高にいい曲。ちなみに”Mardi Gras(マルディグラ)”って何だろうと思って調べたら、謝肉祭の最終日のことのようです。ニューオーリンズのマルディグラは特に有名みたいですね。
さて、その「Mardi Gras In New Orleans」の次にかかった曲もゴキゲンでした。 実は僕の持っているベストに入っていましたが、あまり聴いていませんでした。 大瀧さんもフレディ・キャノン特集のときみたいに「フーッ」って声を出しています。曲は「Whole Lotta Lovin'」。
この曲、リッキー・ネルソンがカバーしたらぴったりという気がします。
この曲とか「Mardi Gras In New Orleans」とかは、ファッツ・ドミノが実際にピアノを弾きながら歌うのを見たら最高ですね。大瀧さんはファッツ・ドミノが来日したときに、見に行ったそうです(2度も)。すごく汗を流しながら、楽しそうに演奏していたとのことでした。
というわけで、最後にファッツ・ドミノが演奏している画像を貼っておきます。曲は「Blue Monday」。今日はこんな気分の人が多そうですね。この曲は「ゴー!ゴー!ナイアガラ」の特集でも3曲目にかかっています。こんなふうにピアノの鍵盤をほとんど見ないで体を横に向けて演奏する姿って大好きです。西部劇の酒場のシーンでときどき見かけます。おもしろいことに、みんなこんな体型。
そういえば、時間が限られていたとはいえ、この日の特集で彼の代表曲の一つで、僕の持っているCDのタイトルにもなっている「My Blue Heaven」がかかっていないのが意外でした。後に大瀧さんはこの曲をカバーしています。せっかくなので貼っておきます。
僕の整理の仕方を紹介しても何の参考にもならないと思いますが、とにかく好きなアーティストをいちばん目につくところに並べる。それからその近くにその周辺のアーティスト。あとはだいたいジャンル分けして、特にアルファベット順にすることなくかためておく。
これの最大の弱点は、ジャンルが曖昧で、しかも1枚くらいしかCDを持っていないアーティストがわからなくなってしまう可能性が高いということ。
この夏、ハリー・ウォーレンの曲探しをしていて一番うれしかったのは、ジャズのライル・リッツさんのCDの中に、ウクレレで演奏した「Lulu's Back In Town」を発見したことでした。これが最高にゴキゲンで何度も何度も聴いていたのですが、あるとき気がついたらそのCDがどこにいったのかわからなくなってしまっていました。普通はジャズでかためてあるあたりに置いておくはずなのですが、見当たらない。同時に他に見つけたハリー・ウォーレンものと一緒にどこかにしまっちゃったのか。
で、昨日、もう少し気合いを入れて探しました。百閒さんが「ノラや、ノラや」と言いながら猫を探していたように「ライルや、ライルや」と声を出しながら、あるいは過去に効果のあった「ニンニク、ニンニク」というおまじないを唱えながら数時間。でも、結局見つからず。 百閒みたいに泣いたりはしませんでしたが。
ところが、昨年から行方不明になっていた1枚のCDを発見! どんなに探しても見つからなかったので、半年に1度くらいに、もう聴かなそうなCDをまとめて売っちゃうときに一緒に売っちゃったかなとあきらめていたんですが、思わぬところに入り込んでいたんですね。ライル・リッツさんもきっとそうなっているはず。
その見つけたCDというのがこれです。ファッツ・ドミノのベスト。リジェンダリー・マスターズ・シリーズの1枚。このシリーズは最高でしたね。
というわけなので、このCDを聴こうと思ったのですが、いや、せっかくだからその前に「ゴー!ゴー!ナイアガラ」のファッツ・ドミノ特集を聴いてみようと思いついて聴きました。放送されたのは1977年9月26日。なんと9月に放送されていたんですね。ファッツさんの体型も含めて、もう少し涼しくなって聴いた方が良さそう気がしましたが。
リッキー・ネルソンが歌っている「I'm Walkin'」と「I'm In Love Again」がファッツ・ドミノの作っている曲だってこと、初めて知りました。
この日の放送でかかった曲の中で一番よかったのはこれでした。「Mardi Gras In New Orleans」という曲。
この曲を聴いたのは初めて。僕の持っているCDにも入っていません。タイトルもよく聴き取れなかったので、例の文藝別冊のリストを見たら記載されていませんでした。「I'm In Love Again」の次の7曲目にかかっているのですが。
曲を作ったのはプロフェッサー・ロングヘア。放送で細野さんもこの曲が好きだと大瀧さんが言っていたので調べてみたら、確かに細野さんを特集した2007年(「ゴー!ゴー!ナイアガラ」の放送からは30年経っています)発売の『ミュージック・マガジン』の「細野晴臣 自身が選ぶルーツの50曲」の中に入っていました。細野さんのこんなコメントが載っています。
ニューオーリンズではこれも外せない。ルンバとブギとブルーズがまじっているのが大発見だった。カリブ海が入っている。こういう音楽を発明するのは天才しかできないなと思う。ドクター・ジョンたちが尊敬するわけだね。
そうか、カリブ海が入っているのか。ってよくわからないけど。でも、最高にいい曲。ちなみに”Mardi Gras(マルディグラ)”って何だろうと思って調べたら、謝肉祭の最終日のことのようです。ニューオーリンズのマルディグラは特に有名みたいですね。
さて、その「Mardi Gras In New Orleans」の次にかかった曲もゴキゲンでした。 実は僕の持っているベストに入っていましたが、あまり聴いていませんでした。 大瀧さんもフレディ・キャノン特集のときみたいに「フーッ」って声を出しています。曲は「Whole Lotta Lovin'」。
この曲、リッキー・ネルソンがカバーしたらぴったりという気がします。
この曲とか「Mardi Gras In New Orleans」とかは、ファッツ・ドミノが実際にピアノを弾きながら歌うのを見たら最高ですね。大瀧さんはファッツ・ドミノが来日したときに、見に行ったそうです(2度も)。すごく汗を流しながら、楽しそうに演奏していたとのことでした。
というわけで、最後にファッツ・ドミノが演奏している画像を貼っておきます。曲は「Blue Monday」。今日はこんな気分の人が多そうですね。この曲は「ゴー!ゴー!ナイアガラ」の特集でも3曲目にかかっています。こんなふうにピアノの鍵盤をほとんど見ないで体を横に向けて演奏する姿って大好きです。西部劇の酒場のシーンでときどき見かけます。おもしろいことに、みんなこんな体型。
そういえば、時間が限られていたとはいえ、この日の特集で彼の代表曲の一つで、僕の持っているCDのタイトルにもなっている「My Blue Heaven」がかかっていないのが意外でした。後に大瀧さんはこの曲をカバーしています。せっかくなので貼っておきます。