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Talks About Music, Books, Cinema ... and Niagara


by hinaseno

Meanwhile Back In The Jungle


アメリカン・ポップス伝パート4、第2夜はウェストコースト。
リッキー・ネルソン、あるいはビーチ・ボーイズの話が出てくるかと思いましたが、話は50年代。もどかしい気もしないではないですが、それは後の時代のことをほんの少しだけ知っているから思うだけのことで、全く知らないこと続出でした。
かかった曲の7割は初めて聴く曲。僕のITunesにもほとんど入っていません。おかげで曲を確認するのにものすごく時間がかかりました。

ビーチ・ボーイズは登場しませんでしたが、なんと彼らのお父さんの曲がかかりました。4曲目にかかった「Tabarin」という曲。
それから最後にサム・クックの「(What A) Wonderful World」がかかったので、この日のブログで書いたことの流れを踏んでもらえるならば、今日も舞台はウェストコーストで最初にかかる曲はリッキー・ネルソンの「トラヴェリン・マン」。そしてジェリー・フラーや、たぶんまだ一度も名前の出て来ていないグレン・キャンベルが登場してくるはずなのですが、果して。

昨夜、一番、おっと思ったのはジェシー・ベルヴィン(Jesse Belvin)が登場した場面。この日のブログで、ちょこっと書いていますが、今、この人の曲をいろいろ聴いていたところ。
彼の歌った「Goodnight My Love」は大瀧さんの大好きな曲。
最近わかったのですが、アメリカン・ポップス伝では「ゴー!ゴー!ナイアガラ」のように「だ〜い好きな曲」なんて表現はされないかわりに、好きな曲はエンディングをきちんと入れられています。全部かける時間はないので、ほとんどの曲は途中で曲を切るのですが、大好きな曲は編集してエンディングを入れています。前回の「ヴィーナス」もそうでした。

昨夜かかった曲の多くは黒人ボーカルものがほとんどだったのですが、ドゥーワップというよりも陽気な西海岸の風土もあるのかコミック・ソングが多かったですね。
一番笑えたのは「Stranded In The Jungle」という曲。改めて詞をじっくり聴いてみようと思います。

それから昨夜の放送で最高に笑えた大瀧さんの言葉。
たとえ流行らなくても、「パパ」を作ったら「ママ」を作らなければいけない。


というわけで昨夜かかった曲を全て並べておきいます。

1. Every Beat Of My Heart / The Royals
2. Turkey Hop / The Robins ‘50
3. That’s What The Good Book Says / The Robins
4. Tabarin / Hollywood Flames ‘51
5. Buzz-Buzz-Buzz / Hollywood Flames ‘57
6. Little Bitty Pretty One / Bobby Day with The Satellites ‘57
7. Rockin’ Robin / Bobby Day ‘58
8. Over And Over / Bobby Day ‘58
9. Yum Yum / The Lamplighters ‘54
10. Little Bitty Pretty One / Thurston Harris ‘57
11. Have Love, Will Travel / The Sharps
12. Yep! / Duane Eddy
13. Papa-Oom-Mow-Mow / The Rivingtons ‘62
14. Mama-Oom-Mow-Mow / The Rivingtons
15. The Deacon’s Hop / Big Jay McnNeely ‘49
16. Let’s Do It (The Deacon’s Hop) / Three Dots & A Dash
17. Dream Girl / Jesse & Marvin ‘52
18. Earth Angel / The Penguins ‘55
19. Goodnight My Love / Jesse Belvin ‘56
20. She Wants To Rock / The Flairs ‘53
21. Oop Shoop / Shirley Gunter and “The Queens” ’54
22. The Wallflower / Etta James ’55
23. Riot In Cell Block #9 / The Robins
24. Daddy Daddy / Richard Berry & The Dreamers ‘55
25. Louie Louie / Richard Berry & The Pharoahs ’57
26. Foot Stomping, Pt. 1 / The Flares ’61
27. Stranded In The Jungle / The Jayhawks ‘56
28. Stranded In The Jungle / The Cadets ’56
29. Blau-Wile-Deveest-Fontaine / Paul Anka ‘56
30. I Confess / Paul Anka ‘56
31. Eddie My Love / The Teen Queens ’56
32. Jesus Gave Me Water / The Soul Stirrers ‘51
33. Wonderful / The Soul Stirrers ’55
34. Lovable / The Soul Stirrers
35. You Send Me / Sam Cooke ‘57
36. River Rock / Bob “Foggy” Landers & The Cough Drops
37. Circle Rock / Salmas Brothers
38. The Hully Gully / Herb Alpert
39. Everybody Loves To Cha Cha Cha / Sam Cooke ‘59
40. Only Sixteen / Sam Cooke ’59
41. (What A) Wonderful World / Sam Cooke ‘59


さて、Meanwhile Back In The Jungleではなく、Meanwhile Back In Niagaran Islands。
I島の話を少し。
I島とはINSTRUMENTAL島。この島には言葉はありません。あるのは波の音、鳥の鳴き声。というわけなので、この島で聴いていた「ゴー!ゴー!ナイアガラ」は77年8月放送の「インストルメンタル特集」と78年7月放送の「多羅尾伴内楽團VOL.2」。やはりこのときも波の音が背後に流れ続けています。78年発売の「多羅尾伴内楽團VOL.2」で波の音がバックに入っているのは、77年の「ゴー!ゴー!ナイアガラ」の8月の放送で波の音をバックに流し続けたのが好評だったからだったんですね。

その77年8月放送の「インストルメンタル特集」で、最高に素晴らしかった曲があります。曲目をチェックせずに聴いていたので、その曲がかかったときにはびっくり。波の音とのマッチングも素晴らしくて、もう天国的な気分になりました。このときの大瀧さんの曲紹介の言葉もなんともいえません。
で、せっかくなので久しぶりに音源を作ってYouTubeで聴けるようにしました。ただし、アメリカン・ポップス伝が放送される期間限定のアップにします。まあ、聴いてみて下さい。
大瀧さんは間違いなく、どこでどれくらいの大きさの波の音が入るかを計算して音をかぶせているはず。特に1:00ちょうどあたりからのヴィブラフォン(演奏しているのはマーティン・デニー楽団にいたJulius Wechter)の音と波の重なりはたまりません。

Commented by 39nemon at 2013-08-14 23:39 x
貴重な音源upありがとうございます。なんか、いいですね。終わって夢から醒めるよう...
by hinaseno | 2013-08-14 12:07 | ナイアガラ | Comments(1)