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Talks About Music, Books, Cinema ... and Niagara


by hinaseno

JUST A DREAM


長く続く山の道を通って、ようやくA島の港のある場所に戻ってきました。これからボートに乗って次の島、T島に向かいます。

久しぶりに僕の写真を送りました。数日間、強い日差しをあびていたのでさすがにかなり日焼けしました。服も港近くの店で買いました。椰子の木の絵柄の入った真っ赤なアロハシャツ。似合っているでしょうか。
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顔がジミー・クラントンに似ていると思われるかもしれませんが気のせいです。

これから乗り込むことになっているボートの名前はDreamboat。というわけで、ボートの中で聴くのは「ゴー!ゴー!ナイアガラ」の「Dream」特集。タイトルにdreamがついた曲ばかりを集めた特集ですね。

1曲目にかかったのはメイジャーズ(The Majors)の「A Wonderful Dream」。

ところで、この曲、日本人の竹越ひろこという人がカバーしてたんですね。今、知りました。ついでなので貼っておきます。


さて、The Majorsのことはこの日のブログでも最後に少し触れました。ジェリー・ラガヴォイがプロデュースしたグループ。

このThe Majorsというグループは「ゴー!ゴー!ナイアガラ」を聴くまでは全く知りませんでした。ジャック・ケラー&トニー・パワーズ特集のトニー・パワーズの1曲目でかかった「I Wonder Who's Dancing With Her Now」という曲を聴いたのがはじめて。トニー・パワーズとエリー・グリニッチの共作。

同じ頃に手に入れた(いただいた)『レコードの本』に掲載されていた大瀧さんの「ぼくの愛聴盤10」の、なんと一番目にあげられていたのがThe Majorsの『Meet The Majors』というレコード。全く知らないグループだったのであわてて手に入れました。
JUST A DREAM_a0285828_152281.jpg

The Majorsの印象を一口で語るのは難しいですね。ちょっと不思議なグループ。60年代のドゥーワップ・グループなのですが、陽気なポップスと、少しだけ冗談音楽の要素も入っていて、そこが大瀧さん好みなんでしょうか。もちろん「Time Will Tell」という素敵なバラードもあり、そちらも「ゴー!ゴー!ナイアガラ」のバラード特集のときにかかっていますが、50年代のロマンチックなドゥーワップのバラードとはどこか違う不思議な魅力があります。
その不思議な魅力の原因はもちろんジェリー・ラガヴォイのプロデュースとアレンジによるのだと思いますが、なんといってもリードボーカル、Ricky Cordoの裏声ですね。どことなくフランキー・ヴァリの裏声に似ています。真面目と冗談の境目にある冗談すれすれの声ですね。

というわけで、いろんなDreamの曲を聴きながら、Dreamboatに乗ってT島に向かっています。

Today's Song: Just A Dream / Jimmy Clanton
by hinaseno | 2013-08-05 15:13 | ナイアガラ | Comments(0)