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「Heartaches」〜「Secretly」


マーセルズの話をもう少し。
ところで、昨日は『THE DOO WOP VOX Ⅰ』のライナーを読んで「ブルー・ムーン」のイントロのコーラスのヒントとしてステュ・フィリップスが提案したのはキャディラックスの「Zoom」だと書きましたが、その後『THE DOO WOP VOX Ⅱ』のライナーを見たらThe Collegiansの「Zoom Zoom Zoom」からとったと書かれていました。どっちが正しいんでしょう。



まあ、The Collegiansの「Zoom Zoom Zoom」はキャディラックスの「Zoom」の翌年に作られた曲で、タイトルからも「Zoom」を踏襲していることが明らかなのでどっちでもいいんですけど。
「Zoom」という曲が素晴らしいからこそ「Zoom Zoom Zoom」(「Zoom×3」ですね)や「ブルー・ムーン」や、さらには「FUN×4」が生まれたりするわけです。

ところでマーセルズといえば「ブルー・ムーン」しか知らなかったのですが、「ブルー・ムーン」の大ヒット後もスタンダード・ナンバーをマーセルズ・スタイルでカバーしていました。結構ヒットしている曲があったんですね。
「ブルー・ムーン」の次は「サマータイム(Summertime)」「ユー・アー・マイ・サンシャイン(You Are My Sunshine)」という超有名曲のカバーをリリースしますが、これはあまり面白くありません。それほどヒットもしなかったはず。あまりメジャーすぎるスタンダードを取り上げるよりは「ブルー・ムーン」のような、ややマイナーなスタンダードをカバーした方がマーセルズらしさが出るような気がします。
で、いちばんよかったのがその次の「Heartaches」。やはりスタンダードナンバーのカバー。調べたらやはりこれはかなりのヒット。チャートの7位まで上がっています。

さて、この「Heartaches」という曲。正直、これがスタンダード・ナンバーだということは知りませんでした。
作曲はアル・ホフマン(Al Hoffman)、作詞はジョン・クレナー(John Klenner)。曲が出版されたのは1931年のこと。
これはその1931年にAl Bowllyが歌ったもの。



そして、これはパット・ブーンが1959年に歌ったバージョン。



で、1961年にマーセルズがカバーするのですが、それは後にして、1963年にルビー&ロマンチックス(Ruby & The Romantics)がカバーしたものを。僕が「Heartaches」という曲を知ったのはこのバージョンで、ずっとルビー&ロマンチックスのオリジナルだと思っていました。いや、このグループはカバーでもオリジナリティがあります。まあ、全部こんな感じなんですけど。



さて、マーセルズの「Heartaches」。『THE DOO WOP VOX Ⅱ』やそれ以外のいくつものCDに収録されているのですが、これがルビー&ロマンチックスの歌っている「Heartaches」と同じ曲だったと知ったのは最近のこと。とにかくこのコーラスはすごい。最後にヴァス・ボイズで♫Heartachesと歌われるのは「ブルー・ムーン」と同じ。プロデューサーはやはりステュ・フィリップス。個人的には「ブルー・ムーン」より気に入っています。



とにかくあらゆる種類のコーラスが聴かれます。
これを聴いて思い出したのが大瀧さんの「ROCK'N' ROLL 退屈男」。♫モンモモ〜のコーラスは「Heartaches」を意識したかもしれません。



ちなみに「Heartaches」の作曲者のアル・ホフマンは(ブルー・ヨーデルの人ではない)ジミー・ロジャーズの「Secretly」という曲を書いています。



この曲は「ゴー!ゴー!ナイアガラ」でかかって初めて知った曲。大瀧さんが非常に好きなバラードとのこと。単純な巡回コードを使った曲なのに、聴けば聴くほど沁みてくるいい曲。
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by hinaseno | 2015-09-30 11:53 | 音楽 | Comments(0)

前回のブログでアール・ジーンはディメンジョン(Dimensionの発音はディメンションとディメンジョンのどちらでしょうか)なんて書きましたが、アール・ジーンはシェリー・フェブレーと同じコルピックスでした(ということで『ワーナー・ガール・グループ・ナゲッツ』ではシェリー・フェブレーと同じ『Vol.5』に収録)。クッキーズのメンバーなので当然ディメンジョンかと思っていたら違っていました。思い込みって怖いですね。
思い込みといえば、コルピックスはシェリー・フェブレー&ポール・ピーターセン&ジェイムス・ダーレンの『ティーンエイジ・トライアングル』のイメージが強くて、何となく白人ミュージシャンのレーベルのイメージを持っていましたが、実際にはアール・ジーンや、あのニーナ・シモンも60年代初期にコルピックスに在籍していたんですね。

ということで、今日もコルピックスの話の続きを。つい先日、コルピックスだとわかった曲で話です。

一昨日は仲秋の名月。一日、いろんな月の歌を聴いていました。
考えてみると去年は「In The Chapel In The Moonlight」という月の曲にどっぷりとハマりましたが、そのきっかけとなったのが1975年11月3日に放送された「ゴー!ゴー!ナイアガラ」。その日の放送でかかった別の月の曲に今、ハマっています。
それはマーセルズ(The Marcels)の「ブルー・ムーン」。
プロデューサーはシェリー・フェブレーと同じくステュ・フィリップス。というわけでマーセルズもコルピックス。ちなみにマーセルズは最初は白人が2人いたようですが、途中でその白人が抜けて後は全員黒人になったようです。

「ゴー!ゴー!ナイアガラ」ではマーセルズの「ブルー・ムーン」はこの後、2度かかります。まず3週間後のリクエスト特集の日に、『CRUISIN' 1961』というレコードがかかるのですが、このレコードの1曲目にかかるのがマーセルズの「ブルー・ムーン」。さらに翌1976年の11月23日に放送された「ブルー(がタイトルにつく曲の)特集」でもマーセルズの「ブルー・ムーン」がかかります。「ゴー!ゴー!ナイアガラ」で同じ曲が3回もかかるのは本当にめずらしいこと。

この日の「ブルー特集」では「ブルー・ムーン」について興味深い話が語られます。まず、曲がかかる前の大瀧さんの言葉。ちなみにこの前にかかった曲はファッツ・ドミノの「ブルーベリー・ヒル」。

さて、次の曲もスタンダード・ナンバーですが、こういう風にアレンジされるとは、ちょっと考えてもみませんでした。

で、曲がかかった後の言葉。

元はすごいバラードでね、「ブルー・ムーン」って非常にそういう(バラードの)曲なんですけど、こういう風になっちゃうんです。この辺がアレンジの面白味で。その辺をいつか番組で突いてみたいなと思っています。

ということでしたが、残念ながらこの後、そういった特集はされませんでした。もちろんいろんな曲のカバーはたくさんかかって、カバーの面白さは折りに触れて語られてはいましたが。

というわけで「あとは各自で」ということでもあるので、「ブルー・ムーン」の聴き比べを。曲を書いたのは数々のスタンダードナンバーを世に送り出したロジャーズ=ハートのコンビ。曲が生まれたのは1934年。
まずは「ブルー・ムーン」が生まれた翌年の1935年時期に録音されたコニー・ボズウェル(Connie Boswell)が歌ったものを。バックはヴィクター・ヤング・オーケストラ。



次はメル・トーメが1949年に歌ったもの。これはチャートで20位まで上がったようです。



で、次の有名なカバーがエルヴィス・プレスリー。録音は1954年。プロデューサーはサム・フィリップス。



このエルヴィスの「ブルー・ムーン」は大瀧さんの「アメリカン・ポップス伝パート1 第3夜」でかかっています。聴き比べをするためにメル・トーメの歌ったものも。大瀧さんは子供の頃からエルヴィスのファンでしたが、エルヴィスの歌う「ブルー・ムーン」を聴いたのはずっと後のことだったそうです。そのときに驚いたのはエルヴィスが裏声で歌っていたこと。
「エルヴィスは裏声、ファルセットのない人かと思っていましたが、あるんですよね」と。ただ、曲自体は本来のバラードを踏襲していますね。

この7年後の1961年にカバーしたのがマーセルズ。プロデューサーはエルヴィスのプロデューサーのサム・フィリップスとは(たぶん)何の血のつながりもないステュ・フィリップス。ステュ・フィリップスはマーセルズのメンバーにキャディラックスの「Zoom」という曲の最初の部分のようなコーラスを「ブルー・ムーン」で使ってみてはと提案したようです。
というわけでキャディラックスの「Zoom」を。この曲、一昨日のサンソンでもかかりましたが、イントロのコーラスはナイアガラ・ファンにはたまらないものがあります。



これをヒントにして、マーセルズ・スタイルのコーラスを生み出したのが「ブルー・ムーン」。



カバーで、別の曲のコーラスを参考にしたとはいえ、このオリジナリティはすごいですね。
特にこのコーラス。とてもじゃないけど歌えません。

Bomp ba-ba bomp, ba bomp ba bomp bomp, ba-ba bomp ba-ba bomp, da dang da-dang dang, da ding-a-dong ding

ちなみにこの言葉、紹介したライノの『Doo Wop Box』のドゥー・ワップ・クイズの2問めの問題でした。

マーセルズの「ブルー・ムーン」は全米チャート1位、R&Bでの1位、UKのシングルチャートでも1位の大ヒット。「ブルー・ムーン」は僕に限らずマーセルズの歌ったもののイメージが強くて、本来のバラードの方が違和感があるはず。

ところでマーセルズの「ブルー・ムーン」のB面はバリー・マン作曲の「Find Another Fool」だったんですね。ちょっとびっくり。
ネット上で拾った言葉ですが、『サウンド&レコーディング・マガジン』1988年7月号で「ソングライター研究 バリー・マン&シンシア・ウェイル」といいうタイトルで大瀧さんと達郎さんが対談していたようで、こんな会話がなされていました。

大瀧「(バリー・マンは) バス・ヴォイスをうまく生かした曲作りをしてる。マーセルズのB面をやったりするところも、やっぱり…」 
山下「嬉しいんでしょうね、単純に」 
大瀧「嬉しいんだよ。ドゥーワップが好きだから」 
山下「わかるわ、それ」

この対談、全文読んでみたくてこの雑誌を探しているのですが見つかりません。
おそらくこの後、バリー・マンの「Who Put The Bomp」の話になっていくのではないかと思いますが、「Who Put The Bomp」がマーセルズの「ブルー・ムーン」の影響を受けて作られていることは一目瞭然。

1961年のシングルチャートで1位になった曲のリストをみると、マーセルズの「ブルー・ムーン」は(B面にバリー・マンの曲を収録していることを含めて)まさにポップスの時代の幕開けを示しているような気がします。

もしも「アメリカン・ポップス伝」が続いていたら、まちがいなく出てきたはずのマーセルズの「ブルー・ムーン」。いったい大瀧さんは、そこにどんな物語を用意したでしょうか。
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by hinaseno | 2015-09-29 11:07 | 音楽 | Comments(0)

昨日聴いた「ゴー!ゴー!ナイアガラ」は1977年4月12日に放送された男性シンガー特集。
4曲目にエヴァリー・ブラザーズのこの「That's What You Do To Me」がかかります。



で、曲がかかった後、大瀧さんのこんな言葉。

これも非常にいい曲でね。今回のシリア(・ポール)のアルバムにこの曲も男性と女性のデュエットでやったらどうなるかってんで、やってみようかなと思ったんですけど、ちょっとアレンジのあれがわからなくて、やりませんでしたけどね。いつかできたらカバーしたいなと、非常にそう思うところの曲の一曲なんですけれども。

おおっと思って、いろいろ頭に浮かんだことをつなげて、そういえばこの曲のイントロの「バン・ドゥ・ビ」は大瀧さんの「恋のナックルボール」に似てるなとか、この曲の収められた『It’s Everly Time』のCDとかのことを考えて、さあ書いてみようと思って、ふと、なんだかこれって以前書いたことがあるような気がして自分のブログを検索してみたら、去年のこの日のブログで思いっきり書いていました。2014年の1月なのでまだ2年も経っていません。でも、書いたことすっかり忘れちゃってたんですね。
だんだんと数ヶ月前でも、あるいは数日前でも書いたことを忘れてしまって同じようなことを書いてしまう日がやってくるかもしれません。

というわけで昨日は久しぶりにエヴァリー・ブラザーズの『It’s Everly Time』を聴いていました。これは本当に素晴らしいアルバム。「That's What You Do To Me」も日本でだけシングルカットされた曲で、アメリカではシングルにはなっていないんですね。ちょっと信じられない。
そういえば『It’s Everly Time』はワーナー・ブラザーズに移籍しての最初のアルバム。亀渕さんがゲストに来た翌週のエヴァリー・ブラザーズの特集はケイデンス・レコードに在籍していたときのもの。ワーナーに移ってからの特集はもう少し後になります。

ワーナーといえば、前回まで『ワーナー・ガール・グループ・ナゲッツ』の話をしていたときに書こうと思っていたことですが、実際には「ワーナー」じゃないアーティストの方が多いんですね。ワーナーにいたのはジョニー・ソマーズとコニー・スティーヴンスくらい。シェリー・フェブレーはコルピックスだし、クッキーズはディメンジョンだし、シェルビー・フリントはヴァリアント、そして昨日紹介したビーチ・ガールズやトイズやジーニ・トーマスはダイノヴォックス。でも、現在はいろんなレーベルの版権がワーナーに入ったために「ワーナー・ガール・グループ」となっているんですね。
そういえば昔日本のワーナーから出ていたガール・グループのコンピにはカナディアン・アメリカン・レーベルのリンダ・スコットなんかが入っていましたが、今回は1曲もなし。カナディアン・アメリカンの版権は別のところにいっているのでしょうか。版権があれば必ず収録したはず。
後追いながらもアーティストとシングルレコードのレーベルがつながっている人間にとっては、かなり違和感を感じてしまうのは事実。極力本来のレーベルごとに分けた収録をされていて、『Vol.4』はすべてディメンジョン、『Vol.5』はすべてコルピックス。なので『ワーナー・ガール・グループ・ナゲッツ Vol.4』は正しくは「ディメンジョン・ガール・グループ」、『ワーナー・ガール・グループ・ナゲッツ Vol.5』は「コルピックス・ガール・グループ」ですね。
シェリー・フェブレーはやはりコルピックスのガール・シンガー。コルピックスという愛らしい言葉の響きがそのままシェリー・フェブレーにつながっています。

さて、話は1977年4月12日放送の男性シンガー特集のことに戻ります。この日の1曲目にかかったのがダニー・ウィリアムスの「White On White」。



久しぶりにこの曲を聴いていたら、途中でどこかで聴いたことがあるようなメロディが流れてきました。

なんだろうとしばらく考えて、わかりました。薬師丸ひろ子さんの「探偵物語」のB面の「すこしだけやさしく」に出てくるメロディ。「夢を追うのも疲れたよって」の部分ですね。それ以外でも似ている感じのところがあります。曲を書いたのはもちろん大瀧さん。もともとはこちらを映画の主題歌にする予定だったんですね。さて「White On White」を下敷きにしたのか、たまたまなのか。


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by hinaseno | 2015-09-26 12:14 | ナイアガラ | Comments(0)

書けば切りがないので今日は最後に『ワーナー・サーフィン&ホット・ロッド・ナゲッツ』の方のことを。
この中で一番のお気に入りはThe Beach Girlsの「Skiing In The Snow」。サーフィンのコンピレーションの中になぜかスキーの曲。ガール・グループ・ナゲッツに入れてもよかったのかもしれないけど、グループ名はビーチ・ガールズだし途中でビーチ・ボーイズの「サーフィンUSA」みたいなフレーズも出てくるのでご愛嬌。



曲を書いたのはサンディ・リンザーとデニー・ランデルのコンビ、アレンジはチャーリー・カレロ、そしてプロデュースはボブ・クルー。悪かろうはずがありません。
ビーチ・ガールズは同じくリンザー&ランデルが曲を書いたとびっきり素敵なこの「Dusty」を歌っているラグ・ドールズと同じグループ。



グループ名を考えたのはボブ・クルーにちがいありませんが、ビーチ・ガールズとかラグ・ドールズとか、なんともはやです。

リンザー&ランデルのコンビでボブ・クルーがプロデュースした曲は『ワーナー・ガール・グループ・ナゲッツ』に2曲。1曲はたぶんこのコンビでもっとも有名なトイズの「A Lover's Concerto」。そしてもう1曲はジーニ・トーマスの「Life Of The Party」、これも素敵な曲。

『ワーナー・サーフィン&ホット・ロッド・ナゲッツ』で初めて聴いて(と思って後で調べたら別のコンピに入っていました)気に入ったのはネプチューンズ(別に名倉さんはいません)の「Shame Girl」という曲。トーケンズっぽいコーラスがいいですね。



もう一つ初めて聴いて気に入ったのは最後に収められたシー・シェルズ(The Sea Shells)の「Barefoot In The Sand」というバラードの曲。夏の終わり感がたまりません。謎のグループのようですがA面の「Hit The Surf」という曲はライノから出た『Cowabunga! The Surf Box』に収録されています。


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by hinaseno | 2015-09-25 12:20 | 音楽 | Comments(0)

バリー・デヴォーゾンの曲をいろいろ調べていたらこんな曲が見つかりました。バーカー・ブラザーズ(The Barker Brothers)というグループの「Tonight, Baby Tonight」という曲。曲はバリー・デヴォーゾンとペリー・ボトキン・ジュニアの共作、アレンジはペリー・ボトキン・ジュニア。初めて聴いたのにどこかで聴いたことのあるような曲。



なんといっても”ダン・ドゥ・ビ・ダン・ドゥ・ビ・ダン”というコーラスが大瀧さんぽくって最高ですね。
ちなみにこの曲のレーベルはもちろんヴァリアント。
そういえば最近、One Day Musicというところがレーベルごとにどっさりと曲をまとめたCDを立て続けに”超格安で”出していますが ヴァリアント・レーベルのものは出していないですね。といってもこのシリーズ、曲をたくさん収録しているわりには選曲にかなり問題があるし音も悪いしブックレットもないので、いくつか入手したけど全部手放しました。できれば宮治さんに編集してもらってヴァリアント・レーベルの曲をまとめたCDを出してもらえたらと思います。僕は絶対に買います。そのときにはぜひこのバーカー・ブラザーズの「Tonight, Baby Tonight」を収録してもらえればと。

さて、『ワーナー・ガール・グループ・ナゲッツVol.1〜5』の5枚のCDの中からどれか1枚を挙げろと言われれば、ほとんどが良く知った曲ばかりですが、やはりコルピックスの曲を集めたVol.5の『A Boy Like You』を選びます。このCDは大瀧さんの香りがいっぱいですね。「Big Star」だけでなくシェリー・フェブレーの曲はどれも大瀧さんの作った何かの曲に使われている感じです。
たとえばこの「He Don't Love Me」。



よく聴いたら松田聖子の「冬の妖精」ですね。って思ったら、いろんな方が書いていました。

その次のニール・セダカが曲をかいたバリー・シスターズの「I Must Be Dreaming」もどこかで聞いたことがあるメロディが出てきます。



そう、大瀧さんの「こんな時、あの娘がいてくれたらナァ」(シリア・ポールのカバーしたものはタイトルが「こんな時」)ですね。でも、これについてはだれも書いていないような。
メロディはそのまんまです。

キャロル・キングがアール・ジーンに書いた4曲も素晴らしい曲ばかり。特にボサ・ノヴァタッチのこの「We Love And Learn」は大好きな曲。



アレンジもキャロル・キング。解説の皆川さんが「ガール・グループ・エラでボサ・ノヴァ・コンピがあれば嬉しいのだが」と書かれていますが、深く同意。
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by hinaseno | 2015-09-24 14:40 | 音楽 | Comments(0)

ずっとパソコンの「Want List」のトップに置いていたものの、どうにも手に入れることができないでいた〈ある本〉をいくつかの努力の結果、ようやく購入することができました。これさえあれば無人島、あるいはランゲルハンス島に行って暮らせます。 ただし購入先が海外なので届くのはしばらく先になりそう。届いたらまた報告します。

さて、いつまで続くやらの「ワーナー・ガール・グループ・ナゲッツVol.1〜5」の話。この5枚のCDに収録された106曲の中で、1曲だけ挙げろと言われたら、迷わずこの曲を挙げます。



コニー・スティーヴンスの「Lost In Wonderland」。この曲はもうとにかく好きで好きで。
曲をかいたのはデヴィッド・ゲイツ。これまでデヴィッド・ゲイツのことはあまりこのブログでは語ってきませんでしたが、もちろん大好きなソングライター。特にコニー・スティーヴンスの「Lost In Wonderland」とアン・マーグレットのこの「Hey, Little Star」は、天国的に素晴らしい作品です。



「ワーナー・ガール・グループ・ナゲッツ」にはデヴィッド・ゲイツの作品が5曲収録。どれも素敵な作品ばかり。『Vol.1』に収録されたPat Powdrillの「Luckiest Girl In Town」という曲は初めて聴きましたがすごく気に入りました(達郎さんのサンソンでもかかっていたみたいですね)。
そういえば前回のブログの最後に紹介した「アメリカン・ポップス伝パート3」(第1夜)では、バリー・デヴォーゾンの次に登場するのがデヴイッド・ゲイツでした。

さて、コニー・スティーヴンス。このブログでも何度も登場しているように、僕も大瀧さんも大好きなガール・シンガー。顔も声も最高にキュートですが歌も本当にうまいですね。「Lost In Wonderland」なんてかなりの難曲。CDの解説を書かれた皆川さんは「相手が美人だと良い曲を書いてしまうのはソングライターの性か」なんて書かれていますが、歌が上手いことがわかってるからこそ、こんな曲を歌わせてみたいと考えるのもソングライターの性のような気がします(大瀧さんが松田聖子に書いた「風立ちぬ」も相当の難曲で、松田聖子がうまく歌えなくて困ったというのは有名な話)。
「ワーナー・ガール・グループ・ナゲッツ」にはコニー・スティーヴンスの曲が3曲。「Lost In Wonderland」の他には、あのヘレン・ミラー作曲の「Something Beautiful」、それからペトゥラ・クラークも歌っている「Now That You've Gone」。3曲ではちょっと少ないような気がしますが、彼女の場合は単独でCDが出ているのでぜひそちらを。でも、今調べたら日本盤で出たブックレットが大充実の『All Of My Life: Connie Stevens Single Collections』(このCDの監修も宮治淳一さん、デザインは高瀬康一さん)はすでに廃盤になっちゃったんですね。
ちなみに僕がいちばん好きなコニー・スティーヴンスのアルバムは、彼女のファーストアルバムである『Conchetta』。このLPも相当長い間待って手に入れました。
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「ゴー!ゴー!ナイアガラ」でかかったコニー・スティーヴンスの曲は「Mr. Songwriter」と「Why'd You Wanna Make Me Cry」と「Sixteen Reasons」の3曲。ガール・シンガー特集では欠かせない存在でした。
「Mr. Songwriter」は「ミスター・ソングライター、私に曲を書いて。彼を振り向かせるような曲を歌いたいの」という歌詞。実際、彼女にはミスターやミセスの優れた作曲家たちが最高に優れた曲をかいていました。ただ「Mr. Songwriter」を書いたRogers/Murrayとクレジットされたコンビは不明。でも、アレンジはペリー・ボトキン・ジュニア。
そういえばバリー・デヴォーゾン(例によってボディ・チャンドラーとの共作)もコニー・スティーヴンスに1曲、「What Will I Tell Him」という曲を書いています。コニーが出演した映画『パーム・スプリングスの週末』のサントラに収録されたものとのこと。例のコード進行が聴かれるなかなか魅力的な曲です。



この曲はコニー・スティーヴンスのワーナーでの最後のシングルのB面に収録されたようですが、このシングルのA面がティム・ハーディン作曲の「It'll Never Happened Again」。これがまた素晴らしい曲。確かサンソンで初めて聴きました。
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by hinaseno | 2015-09-23 11:32 | 音楽 | Comments(0)

「ゴー!ゴー!ナイアガラ」でバリー・デヴォーゾンのことが最も多く語られたのは1977年5月31日に放送された「Dream(が曲のタイトルにつく)特集」でした。
この日の4曲目にかかったのがジョニー・バーネットの「Dreamin’」。曲がかかったあとこんな話が出てきます。
この曲はですね、作曲者がバリー・デヴォーゾンという人なんです。バリー・デヴォーゾンといいますとね、バリーとタマレーンズというグループを率いて自分たちでもやってたこともありますけどね。カスケーズのプロデューサーとして有名ですね。「悲しき雨音」で有名なカスケーズですけど。その(グループの)曲なんかも書いていますけどね、このバリー・デヴォーゾン。
さて、次の曲はそのカスケーズの曲なんですけども、僕のひじょ〜に、これまた大好きな曲なんですね。

でかかったのはカスケーズの「Was I Dreamin'」。



曲がかかった後、バリー・デヴォーゾンの話がもう少し続きます。
「Was I Dreamin'」という非常にいい曲なんです。この作曲者もバリー・デヴォーゾンなんですね。バリー・デヴォーゾンというといわゆるヴァリアントというレコード会社を自分でやってましてね。ヴァリアントといいいますとね、66年頃アソシエーションが「Along Comes Mary」でデビューしましたけどね。いわゆるアソシエーションの前のサウンド、この辺のカスケーズとかバリーとタマレーンズとか、一丁やる必要あるなと常に思ってるんですけどもね。

でも、結局、この後、別の特集でバリーとタマレーンズが一度かかっただけで、残念ながらバリー・デヴォーゾン、あるいはヴァリアント・レコードの特集はありませんでした。

ちなみにこの日の特集ではロビン・ワードのこの「Dream Boy」がかかっています。



あの「Wonderful Summer」のB面。曲を書いたのは「Wonderful Summer」と同じく、バリー・デヴォーゾンの盟友のペリー・ボトキン・ジュニアとギル・ガーフィールド。アレンジもペリー・ボトキン・ジュニア。ペリー・ボトキン・ジュニアは「悲しき雨音」などカスケーズのほとんどの曲のアレンジをしているので「Was I Dreamin'」のアレンジもたぶんペリー・ボトキン・ジュニアのはず。つながっているんですね。

さて、「ワーナー・ガール・グループ・ナゲッツ」に収録されたバリー・デヴォーゾンの曲は全部で4曲。レーベルはすべてヴァリアント。
この4曲のうち、クレジット、解説を見ないでびびっと反応したのは『Vol.3』に収録されたこの曲でした。

ディーン・キャノン(Dean Cannon)というシンガーの「When Love Goes Wrong (Nothing Goes Right)」。曲はバリー・デヴォーゾンとボディ・チャンドラーの共作。アレンジはもちろんペリー・ボトキン・ジュニア。



解説を見ると、ディーン・キャノンというのは同じヴァリアントからシングルを出しているキャノン・シスターズ(The Cannon Sisters)のメンバーと思われるとのこと。キャノン・シスターズの「I'm Sorry I Went」という曲は『Vol,2』に収録。これもとても素敵な曲。曲を書いたのはやはりバリー・デヴォーゾンとボディ・チャンドラー、アレンジはペリー・ボトキン・ジュニア。ヴォーカルも魅力的な声をしています。でも、キャノン・シシターズは結局2枚のシングルを出しただけで、そしてディーン・キャノンは1枚のシングルを出しただけで終わったようです。

そういえば「サンデー・ソングブック」も2週にわたって「ワーナー・ガール・グループ・ナゲッツ」の特集をしていましたが、昨日はバリー・デヴォーゾンの曲が1曲かかりました。ティアラズ(The Tiaras)というグループの「You Told Me」という曲。もちろん達郎さんはバリー・デヴォーゾンの名前を出していましたね。

それにしても大瀧さんのバリー・デヴォーゾン特集、聴いてみたかったですね。「アメリカン・ポップス伝パート3」(第1夜)で、数分間ですがバリー・デヴォーゾンの話が出てきます。
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by hinaseno | 2015-09-21 12:00 | 音楽 | Comments(0)

音楽と本。
この大好きな二つのことは、多少の心のざわつきくらいであれば、逆のその心を鎮めてくれるのですが、大きく心がかき乱されているときには残念ながら音楽も本の中の言葉も心に入ってこなくなってしまいます。
神戸の震災のときも東日本大震災のときも、そして大瀧さんが亡くなられたときもしばらくは音楽も本もまったく体が受け付けなくなってしまいました。

今、悲しいことですが、同じような状況に陥りつつあります。言葉を失ってしまうほどにひどい物事が立て続けに起こっています。起こしているのは自然ではなく人間(人間の顔をしたロボットたちなのかもしれませんが)。
これから予想される未来のことを考えるとたまらない気持ちになってしまいます。もちろんいくつもの希望がはっきりと見えかけてはいます。
始まりは終わり、終わりは始まり、ですね。

さて、気持ちを入れ換えて「ワーナー・ガール・グループ・ナゲッツ」の話。
最近はコンピレーションCDを買うと、すぐにパソコンに音源を入れて、作曲者などのクレジットを見て、知らない曲で、気になる作曲者、アレンジャー、プロデューサーのかかわった曲を優先的に聴くという形にしていました。だから場合によっては一回も聴かない曲もあったり。
でも、今回はそれをやめて、最初は解説も曲目も見ることなく、宮治さんがDJをされているラジオ番組を聴いているような感じで曲を聴くようにしました。不思議なものでそうするとよく知った曲でも新鮮に聴こえてくるから不思議です。結構いろんな発見がありました。

「Pixie Girl」という副題がついている『Vol.1』でまず耳がとまったのは(何も知らなければ1曲目のダイアン・リネイの「Falling Star」で、おお!っとなったはずですが、これだけは前もってチェックしていたので。でも、やっぱりうれしいですね。僕がiTunesでダウンロードしていた音源は変なフェイドイン、フェイドアウトになっていましたが、このCDに収録ものはそんなことはなく綺麗な音)、大好きなシェルビー・フリントのこの「Wonderland」という曲でした。どちらかといえばフォーク寄りの曲が多い彼女の曲の中ではかなりポップな曲。この曲が収録されたガール物のコンピレーションは他にないはず。



シェルビー・フリントはもう1曲「Cast Your Fate To The Wind」がVol.2に収録。できればもう少し、たとえば大好きな「Magic Wand」や「Little Dancing Doll」や「I Will Love You」が入っていればよかったのにと思ったり。

「I Will Love You」といえば。
何度も紹介している1978年8月の最終週に放送された「ゴー!ゴー!ナイアガラ」のガール・シンガーズ特集で、実は「I Will Love You」がかかっているんですね。でも、歌っているのはシェルビー・フリントではなくロビン・ワード!



そういえば昔、この日のブログの最後で「ゴー!ゴー!ナイアガラ」でかかったロビン.ワードの「I Will Love You」を紹介して「この曲に関しては、話したいことたくさんあるのですが」と書いていたのにそれっきりになっていました。ちなみにロビン・ワードの「I Will Love You」は、25年ほど前にやはり日本のワーナーから出ていたその名も『Pixie Girls』というガール物のコンピレーションに収録されていました。

さて、その日の「ゴー!ゴー!ナイアガラ」では、ロビン・ワードの「I Will Love You」がかかったあと大瀧さんはこう語っていました。
この曲、オリジナルはリチャード・チェンバレンなんですよ。『ドクター・キルデア』の。作曲は最近よく出てきますバリー・デヴォーゾンという人なんですよね。ヴァリアント・レコードを主催してましたけど。

実は「I Will Love You」のオリジナルはシェルビー・フリント。曲を書いたのも彼女ただひとり。
「ゴー!ゴー!ナイアガラ」でいちばん不思議なことは、シェルビー・フリントが一度もかからなかったこと。知るきっかけがなかったんでしょうか。

「I Will Love You」はシェルビー・フリントのデビュー・シングル。発売されたのは1958年。なんとあのエヴァリー・ブラザーズのいたケイデンス・レコードなんですね。録音されたのはナッシュビル。バック・コーラスはエルヴィス・プレスリーのバック・コーラスでおなじみのジョーダネイヤーズ。あのコーラスが聴けます。



ネット上にシェルビー・フリントとジョーダネイヤーズが一緒に写った写真があったので貼っておきます。
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さて、これがかなり苦労して手に入れたシングルのレーベル。作曲者のクレジットには「S. Flint」とだけ書かれています。
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ちなみにこのシングルのB面の「Oh, I Miss Him So」はシェルビー・フリントとバリー・デヴォーゾンの共作。

曲はバックも含めて本当に素晴らしいものでしたが、残念ながら全く売れなかったようで、その後、バリー・デヴォーゾンはヴァリアント・レコードを設立。シェルビー・フリントもそのレーベルに移ります。
ヴァリアント・レコードの第一弾シングルはシェルビー・フリントの「Angel On My Shoulder」。これが大ヒットするんですね。で、「I Will Love You」が再録音され、4枚目のシングルとして発売。最初の録音から3年後の1961年のこと。アレンジはバリー・デヴォーゾンの盟友であるペリー・ボトキン・ジュニア。このときシングルの作曲者にはシェルビー・フリントとともにバリー・デヴォーゾンの名がクレジットされます。



ちなみに大瀧さんが語っていたリチャード・チェンパレンは1962年のアルバムでこの曲をカバー。作曲者のクレジットはシェルビー・フリントとバリー・デヴォーゾン。同じ1962年にはレターメンもこの曲をカバーしています。
そして、翌1963年にロビン・ワードがアルバムでこの曲をカバー。編曲は1961年のシェルビー・フリントと同じくペリー・ボトキン・ジュニア。同じアレンジャーでも、雰囲気は全然違っていて、ロビン・ワードのほうがずっとポップな曲に仕上がっています。
ところで、このときLPにどのようにクレジットされていたのか確認できていませんが、長門さんの書かれた解説では「バリー&タマレーンズのバリー・デヴォーゾンの作品」となっているので、もしかしたらバリー・デヴォーゾンの名前だけがクレジットされていたのかもしれません。

この「I Will Love You」はロビン・ワードが歌ったのと同じ1963年にマリリン・バロウズ(Marilyn Burroughs)という女性歌手がカバーしてシングルで発売しているようですが、まだ聴いたことがありません。

「I Will Love You」のカバーでとりわけすばらしいのが、ペイジ・クレールという女性シンガーが歌ったもの。1971年に発売されたアルバム『Paige Claire』に収録。このアルバム、ジェケットも素晴らしくて彼女のことをなんにも知らなくても思わず手に取ってしまいます。僕もそうでした。
で、顔の美しさとともに声もシェルビー・フリントと同じくらいに美しい。まさに天使のよう。でも、残念ながらYouTubeにはありませんでした。
彼女のアルバム、最近、久しぶりにCDで再発されたようなので持っていない方はぜひ。最高に素晴らしいアルバムです。

今回の文章を書くにあたって以前紹介した『VANDA』という雑誌に掲載された宮治淳一さんの「バリー・デヴォーゾンと語った午後」を参考にさせていただきました。
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バリー・デヴォーゾンとヴァリアント・レコードの話はもう少し続ける予定です。ちなみにこの『VANDA』の企画デザインをされた酒冨デザインの方が今回の「ワーナー・ガール・グループ・ナゲッツ」のデザインをされています。

「I Will Love You」はガールよりは少しだけ大人になった、顔も声も美しくて、そしてきっと天使のような心を持った女性に歌われるのにふさわしい曲といえるのかもしれません。もちろんそれは奇跡に近いこと。

シェルビー・フリントとロビン・ワードとペイジ・クレールの歌った「I Will Love You」を何度も聴いているうちに、重かった気持ちがいくらかは晴れました。この曲の浄化力はすごいものがあります。

P.S YouTubeの画像を貼っていたらシェルビー・フリントの「Wonderland」のバックコーラスとしてロビン・ワードの写真と名前が出てびっくり。本当なんでしょうか。だとしたらすごすぎますね。
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by hinaseno | 2015-09-19 11:17 | 音楽 | Comments(0)

この夏の後半に何度も聴いていた1978年8月の最終週に放送された「ゴー!ゴー!ナイアガラ」のガール・シンガーズ特集でかかったガール・シンガーを改めて。
ジョニー・ソマーズ、シェリー・フェブレー、ロビン・ワード、ナンシー・シナトラ、コニー・スティーヴンス、リンダ・スコット、そしてキャロル・キング(厳密に言えば曲を歌っていたとき、すでに結婚して子供もいた人もいますね)。

このうち「ワーナー・ガール・グループ・ナゲッツ Vol.1~5」に収録されているのはシェリー・フェブレーが 4曲、ジョニー・ソマーズが3曲、コニー・スティーヴンスも3曲、で、キャロル・キング(の歌ったもの)が1曲。
今回収録されたシェリー・フェブレーの「Big Star」は1978年の8月の最終週に放送された「ゴー!ゴー!ナイアガラ」でかかっています。この日のブログでも書いている通り「風立ちぬ」の元ネタのひとつで、だ〜い好きな曲なので収録されてうれしいです。解説を読むと、大瀧さんとか「風立ちぬ」とかには直接触れられていませんが、わかる人にはわかるでしょ、という書き方がされていて、にっこりでした。

ナンシー・シナトラとリンダ・スコットはたぶんレーベルの契約上の問題で収録されていませんが、以前、ワーナーからCDが出ていたりワーナーのガールシンガーのコンピレーションには必ず曲が収録されていたロビン・ワードが1曲も入っていないのはどういうこと? でしたが、でも解説を読んでびっくり。
このジョイズ(The Joys)というグループの「I Still Love Him」という曲を歌っているのがロビン・ワードとのこと。確かにロビン・ワードのあの声が聴かれます。



曲は昔、日本の怪しいレーベルから出たCDに収録されていたので知っていましたが、ロビン・ワードが歌っていたとは驚き。

この曲、先週のサンソンでもかかったみたいですね。先々週のサンソンでもロビン・ワードの話が出て、彼女のCDが廃盤になったままで中古市場でかなり高額になっているので、ワーナーとつながりのある達郎さんが関係者に出すように言っておきます、なんて言ってましたね。
海外では未発表の音源も含めた怪しいCDも出て、YouTubeなんかでもダウンロードできるようになっていますが、きちんとした形で出し直してほしいですね。ガール・シンガーのCDではまちがいなく最高のアルバムですから。
長門さんや宮治さんの、彼女にまつわるその後の話を解説で読めたらなおうれしいです。
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by hinaseno | 2015-09-16 14:51 | 音楽 | Comments(0)

この夏、ずっと車の中で聴いていたのは「ゴー!ゴー! ナイアガラ」。でも、ときどき自分で編集した2枚のCDを聴いていました。当然ながらいずれも大瀧さん関係。
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1枚はサーフン&ホットロッドもの。『レコード・コレクターズ』のサーフィン・ホットロッドの特集で大瀧さんが選んだ曲と「ゴー!ゴー! ナイアガラ」でかかった曲からセレクトしました。亀渕さんの苦手な(?)チャレンジ・レコードのものはなさそうです。
で、もう1枚は前にも一度紹介した1977年と1978年の8月の最終週に波の音をバックに放送した「ゴー!ゴー! ナイアガラ」をいっしょにしたもの。これは自分で作っていながら(多少の音質補正その他いくつか不必要な部分を取りました)、とにかく最高です。ちなみに1978年に放送されたものは亀渕さんの苦手な(?)黒人のドゥーワップが中心、そして1977年に放送されたのは亀渕さんも大瀧さんも、もちろん僕も大好きなガール・シンガー。ジョニー・ソマーズ、シェリー・フェブレー、ロビン・ワード、ナンシー・シナトラ、コニー・スティーヴンス、リンダ・スコット、そしてキャロル・キング(ガールではないけどコニー・フランシスも)。

さて、先日も紹介したこの6枚のCD。1960年代初めのガール物のアメリカン・ポップスを集めた「ワーナー・ガール・グループ・ナゲッツ Vol.1~5」とサーフィン・ホットロッド物を集めた「ワーナー・サーフィン&ホットロッド・ナゲッツ」。監修は宮治淳一さん。くわしい解説と歌詞付きです。
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これまでガール物のCDはいくつも買ってきましたが、CDの形でこれほど素晴らしいものが出るのはおそらく日本でも外国でもこれが最後だろうと思います。あのイギリスのACEでも、さすがに最近は出なくなりましたから。

ジャケットには当時のガールグループの定番である3人組の女の子の写真がいくつも使われていますが、どうやらこれはガール・グループやガール・シンガーではなくてたぶんモデル。Vol.1の右に写っているのはファッションモデルのコリーン・コービー(Colleen Corby)ですね。この人はとっても素敵なので僕も自分で作ったCDのジャケットに使うために何枚か写真を保存しています。

この6枚のCD、収録曲は全部で129曲。曲を書いた人で一番多いのはやはりキャロル・キングで12曲。ちなみにバリー・マンが8曲。エリー・グリーニッチは4曲。で、ブライアン・ウィルソンは3曲。バリー・デヴォーゾンが4曲も入っているのがいかにも宮治さんらしい。

一番わおっ!と思ったのは「ガール・ブループ・ナゲッツVol,4」に収録されたThe Story Tellersのこの「Time Will Tell」という曲。



曲を書いた一人が昨日の話に出てきたキャロル・コナーズ。ストーリーテラーズはキャロル・コナーズと、あのスティーブ・バリと作っていたグループだったとは解説を読んで知りました。曲もスティーブ・バリが共作しています。
その解説でも書かれていますが「Time Will Tell」はフリートウッズっぽい素敵な曲。というよりも彼女がフィル・スペクターと組んでいたテディ・ベアーズっぽいですね。

ところで、「ヘイ・リトル・コブラ」などのサーフィン・ホットロッドの曲をいくつも書いているキャロル・コナーズは今でこそフィル・スペクターのいたテディ・ベアーズのアネット・クラインバードであったと認知されていますが、1984年に放送された達郎さんの「サウンドストリート」のサーフィン・ホットロッド特集で達郎さんはキャロル・コナーズについてこんなことを言っていました。
一説によりますと♫To know know know him♫と歌っている人だと言われていますが定かではありません。




キャロル・コナーズがかいた曲は「ワーナー・サーフィン&ホットロッド・ナゲッツ」に2曲収録。いずれも共作なので彼女が詞や曲のどの部分をかいたかはわかりません。

彼女が作詞作曲した曲で一番好きなのはこの「Lonely Little Beach Girl」。歌っているのももちろんキャロル・コナーズ。


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by hinaseno | 2015-09-15 13:14 | 音楽 | Comments(0)