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by hinaseno
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カテゴリ:ナイアガラ( 254 )




Magic in your eyes ディズニーの
動画(アニメ)の銀幕

の続きから。

迷いこんだみたいだよ

ここで何か別のメロディーが聴こえてきます。間違いなく何かの曲を入れているはず。でもよくわからない。「迷いこんだみたいだよ」という歌詞から連想してディズニー映画つながりで『不思議の国のアリス』の「Alice in Wonderland」と歌われる部分かなと思ってみたり。でも違うかな。




花さえコーラスしてる

ここで大瀧さんなりに考えた花のコーラスの「ウーワーウーワー」が聴こえます。これはもしかしたら大瀧さんの一人多重コーラスを回転数を速めて作ったいわゆるムシ声のコーラスなのかもしれません。

夜明けまで 帰したくないけど
12時しらせる鐘が鳴るよ

「鐘が鳴るよ」で小さな鐘の音。

Magic in your eyes もしも今
好きだと告げたら
私もよってうなずいて
ウットリほほそめるかな

ここで以前にも触れた「ススス」「キキキ」「ダダダ」という声が聴かれます。もちろん合わせて「好きだ」。
で、それは次の部分の歌詞の頭の言葉につながっていきます。

ス・テキな夜
キ・スをして
だ・きしめながら
よ・ぞら飛びたい


ところで『EACH TIME』を制作していた時期にNHKの「マルチ・スコープ」という子供番組のオープニングのテーマソングを作っていたんですね。「マルチスコープ」あるいは「ゆらりろ」というタイトルで大瀧さんのいくつかのアルバムに収録されています。
この曲です。



この中にはそれまで大瀧さんが作った曲の素材をSEとして大量に詰め込んでいるんですね。それがどれくらいわかるかというのがナイアガラ度のバロメーターにもなるのですが、この中に『魔法の瞳』から「花のコーラス」と「ススス」「キキキ」「ダダダ」が入れられています(ほかにもいくつか)。
この曲のSEを全部解き明かした人はいるんでしょうか。

さて、「魔法の瞳」の3番。ここからはそれほど面白いSEは入っていないように思います。さすがにSEを作る時間がなくなったんでしょうか。一応ざっと。

飛べなくなった

落下する音。

ピーターパンに

タンタカタンタンという音が入っていますがピーターパンとなにか関係があるんでしょうか。一番連想されるのはやはりディズニー映画のこれですが、それらしい部分は発見できません。




妖精の粉振りまいておくれ

たぶん粉をまいているような音が入っているんでしょうね。

Magic in your eyes 魂の

ぽこぽこという音。魂のイメージ?

絹帽子(シルクハット)の中
片想いを両想い
手品ですり変えてくれ

このあたりにもちょこちょこSEが入っていますが正直意図がよくわからない。

夜明けまで 帰したくないけれど
12時しらせる鐘が鳴る 鐘が鳴るよ

「鐘が鳴るよ」で鐘の音ですが、最初の鐘よりは大きな音。

Magic in your eyes 見つめたら
催眠術だね
乱れだしたときめきは
揺れてる銀時計

ここでの「ときめき」でも心臓のどっくんどっくんが聴こえます。

ということで「魔法の瞳」のヒミツでした。ちっともヒミツを解き明かしてないじゃん、って大瀧さんに言われそうです。
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by hinaseno | 2016-06-08 12:08 | ナイアガラ | Comments(0)

永井美奈子さんをゲストに招いた番組で、歌詞にあわせた効果音を20個くらい入れたと語っていました。そのうち、何かの曲の一部を入れたものが5〜6個だと。

この日の番組で、効果音として曲を入れたのは「ハイホー、ハイホー」だけ紹介されていましたね。これ1曲でぶっとびました。入れ方が見事すぎて。
それ以外に紹介された効果音は4つ。
「花のコーラス」「おしゃべり」「照れ笑いの声」そして「ときめきの音」。
「おしゃべり」と「照れ笑いの声」と「ときめきの音」は”聞いてみたからわかったよ”でした。

ということで、それらが曲のどこにどのように入れられているかを含めて、効果音をひとつひとつみていこうと思います。
一番気になるのは一部が入れられたという曲ですが、単なる音なのか何かの曲の一部なのか、あるいはアレンジとして新たに作り出されたメロディーなのかを判断するのはとても難しい。
結局、確信を持ってわかったといえるのはたったの1曲だけでした。それは後ほど。

まず、イントロのいわゆるヴァースの部分から。

眼が逢うたびに 夢うつつさ

ここは当初から頭に描いていたように「ゆっくりとキレイな感じ」で始まっています。効果音は入っていません。
楽器はハープですね。当初はストリングスを考えていたようですが、あえてハープを。びっくりするのはハープの演奏者はなんと4人もいるんですね。オーケストラでも通常は1台なのに。
大瀧さんはレコーディングのときに音の厚みを出すために同じ楽器を同時に何台も並べて演奏させるのですが、それにしても、ほんの10数秒の、たった4小節のために4台ものハープをそろえて演奏させているのだからすごい。

Magic in your eyes 見つめたら
催眠術だね
乱れだしたときめきは
揺れてる銀時計

ちょこちょこ妙な音が聞えますが、効果音と言えるようなものは入っていないはず。ときめきの心臓音もここでは使われていません。

ほうきに乗った可愛い魔女が

ほうきに乗った魔女が空を飛んで現われてきたような感じの効果音が聴かれます。ほうきに乗った魔女といえば、ぱっと思いつくのはこれですね。



これを入れたかなと思ったけど、それらしきところは見当たりません。

月を横切り

横切っている感じで音が右から左に流れます。何かの曲ではないはず。

小窓をノックした

例の4時間かけて作った「コンコン」が聴けます。

イチゴみたいに

発見したというのはここ。ちょっと不思議な音が入ります。「イチゴ=ストロベリー」から連想される曲はあれしかありません。
ビートルズの「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」、そのイントロの最初の音を使っていました。



この不思議な音をならす楽器はメロトロンというのだそうです。

赤いくちびる

「くちびる」なんで「チュッチュッ」。

まるで生きてる

ここでブクブクブクという感じの音。「生きている=呼吸している」ということで水中のあぶくのイメージなんでしょうか。

ショート・ケーキだよ

ここで何かのメロディが出てきますが、「ケーキ」がらみの何かの曲を使っているんでしょうか。

Magic in your eyes ソファーでね
肩寄せたいけど
1メートル以内には
不思議に近寄りにくい

このあたりにも効果音がいろいろ紛れ込んでいますが、歌詞に合わせたというのではなさそう。「不思議に近寄りにくい」で別のメロディが出てきますが、単なるアレンジなのか別の曲を取り入れているのかわからない。

夜明けまで星が薄れるまで
とけない魔法を かけておくれ

この部分にはそんなにSEは使われていません。

Magic in your eyes 見つめたら
催眠術だね
乱れだしたときめきは
揺れてる銀時計

ここの「乱れだしたときめきは」の、最後の「は」のあたりでどっくんどっくんと心臓の音が入っています。

ということで、今日はここまで。
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by hinaseno | 2016-06-05 11:42 | ナイアガラ | Comments(0)

『EACH TIME』発売直後の雑誌のインタビュー(『FM Station』という雑誌でしょうか?)で、「魔法の瞳」について大瀧さんはこんなことを話しています。

「本当はストリングスを仰々しくつけて、なかなか始まらなくてキレイキレイなイメージから急にハード・ロックみたいなのが始まる、みたいなのが基本のアイデアだったんです。暫定案ですな、あれは。ゆっくりしたもので始まるであろうところからアップ・テンポってアイデアは『ア・ロング・バケーション』終わった時に、次にはそうしようと考えた簡単なアイデア」

このインタビューの時の写真がこれ。
a0285828_12401218.jpg

ちなみにこのときのインタビューの後半で『EACH TIME』の曲順について訊かれて、こう答えています。

「これは最後の最後まで悩みましたね。でも曲順には自信あります。曲順だけは自信あるんです」

でも、結局、『EACH TIME』はCDになってからは曲順はコロコロ変わって、もともとはA面1曲目だった「魔法の瞳」はあちこちに回されて2度と1曲目に置かれることはなくなってしまったのですが。

さて、同じ人(小倉信昭)がインタビューした別の記事(たぶん同じ『FM Station』という雑誌の別の号)には、『EACH TIME』に収録された曲ごとの紹介があって、「魔法の瞳」についてはこう記されています。
上に引用した最初のインタビューのときの話をまとめたようですが、最後に別の言葉が入っています。

「本当はもっとストリングスなんかのキレイなイメージの前奏を長くして、そこから突然ロックっぽくなる、みたいなものにしようとも思ってたんですけどね。こういうアイデアは前のアルバムが終わったときからあって…。この曲は作っているうちにどんどん変わっていって、面白かった」

このインタビュー時の写真はこれ。
a0285828_12405240.jpg

上のインタビューとは場所も服装も違うようなので、インタビューは別の日に行なわれたことがわかります。
それにしてもこの時期の大瀧さんの露出度はすごいですね。写真を撮られることにも抵抗がなかったようで、それぞれの雑誌に最低4、5枚の写真が載っています。

というわけでインタビュー記事から読み取ると、やはり「魔法の瞳」もオケから先に作り始めたようです。イメージは『ロンバケ』直後にあったんですね。イメージのもとにあったのは何度か書いたようにフォーシーズンズのこの「Dawn」という曲だっただろうと考えています(どこにも語られていませんが)。
ゆっくりとキレイな感じで始まって、急にアップ・テンポに変わる。



このオケを作り上げて、それを松本隆さんに送ったか、あるいはただ言葉数だけを決めたものを送ったかはわかりませんが、松本さんから送り返されてきたのがこんなとびっきりメルヘンチックな歌詞でした。

眼が逢うたびに 夢うつつさ

Magic in your eyes 見つめたら
催眠術だね
乱れだしたときめきは
揺れてる銀時計

ほうきに乗った可愛い魔女が
月を横切り小窓をノックした
oh oh oh…

イチゴみたいに赤いくちびる
まるで生きてるショート・ケーキだよ

Magic in your eyes ソファーでね
肩寄せたいけど
1メートル以内には
不思議に近寄りにくい

夜明けまで星が薄れるまで
とけない魔法を かけておくれ

Magic in your eyes 見つめたら
催眠術だね
乱れだしたときめきは
揺れてる銀時計

お喋りになる君とは逆に
ぼくは照れると無口になるのさ

Magic in your eyes ディズニーの
動画(アニメ)の銀幕
迷いこんだみたいだよ
花さえコーラスしてる

夜明けまで 帰したくないけど
12時しらせる鐘が鳴るよ

Magic in your eyes もしも今
好きだと告げたら
私もよってうなずいて
ウットリほほそめるかな

ス・テキな夜
キ・スをして
だ・きしめながら
よ・ぞら飛びたい

飛べなくなったピーターパンに
妖精の粉振りまいておくれ

Magic in your eyes 魂の
絹帽子(シルクハット)の中
片想いを両想い
手品ですり変えてくれ

夜明けまで 帰したくないけれど
12時しらせる鐘が鳴る 鐘が鳴るよ

Magic in your eyes 見つめたら
催眠術だね
乱れだしたときめきは
揺れてる銀時計

この詞を見た大瀧さんは元来の遊び心がむくむくと出てきて、それぞれの言葉に効果音(SE=Sound Effect)を入れることを思いついたんでしょうね。で、その効果音を活かすために、当初、強い音色で入っていた楽器(もしかしたら鈴木茂さんのエレキギターなんかがぎんぎんに入っていたかもしれません)を排除、あるいは音量を下げて曲を作り替えていきます。
さて、一体大瀧さんはどこにどんな効果音を入れたんでしょうか。
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by hinaseno | 2016-06-03 12:44 | ナイアガラ | Comments(0)

窓といえば、高橋和枝さんもきっと窓がお好きなんだろうなと思っています。物語の生まれる場所として窓がとても大事なものであることをよくわかられているなと。
『くまくまちゃん』の中で僕がいちばん好きなのはこの絵。
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窓から見えているのはくまくまちゃんの足。なんともくつろいだ風景ですが、よく考えるとあのくまくまちゃんの体つきでそこそこの高さにありそうな窓にここまで足を上げるのは結構大変なのではと思えて、見れば見るほど笑えてしまう。窓の向こうのくまくまちゃんは必死の形相だったりして。
この絵、実は先日、高橋さんのワークショプのときに「僕がいちばん好きなくまくまちゃんはこれなんです」って高橋さんにお伝えしようと、このページを開いていて準備してたんですが、結局はずかしくてやめました。

もうひとつ好きなのもやはり窓の絵。これも最高ですね。
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その高橋さんが絵を描かれた『とびらをあければ魔法の時間』という本を最近手に入れて、それを紹介しようと思いながらなかなか紹介できずにいます。この本の絵にもやはり窓が印象的に描かれています。
家の窓、電車の窓...、そして六角形だか八角形だかの魔法がいっぱいにつまった不思議な建物の窓。
またいずれ改めて紹介します。

「魔法」といえば、大瀧さんの「魔法の瞳」。
昨日のブログの最後で「ほうきに乗った可愛い魔女」が小窓をこんこんとノックすると書いたのは、この「魔法の瞳」のこと。
この曲ですね。



とにかく今は「魔法の瞳」ばっかり聴いています。歌の入っているのを聴いたりカラオケ・バージョンを聴いたり。

先日作った『EIICHI OHTAKI Tracks』には時間の関係で入れていなかったんですが、「君は天然色」を外して「魔法の瞳」を2曲目に入れたものを作り直しました。どうやら僕はCMで使われ続けている「君は天然色」よりも「魔法の瞳」のほうが好きなようです。大瀧さんの曲の中で一番聴いているのはこの「魔法の瞳」じゃないかと。

「魔法の瞳」という曲に対する個人的な思い入れのことはこのブログでも何度も書いてきました。大好きな曲なのにCDの時代になってからは目立たないところに置かれたり別バージョンが収録されたりとかして、そのたびに複雑な気持ちになったものでした。
ところが先日、YouTubeでこんな音源を見つけて超びっくり。



1993年10月9日に5時間にわたって放送された「YOKOHAMA RADIO開局記念番組 NIAGARA SPECIAL」の一部のようです。この日のゲストは光岡ディオン、永井美奈子、高田文夫、佐野史郎、萩原健太だったようですが、この音源はそのうちの日テレのアナウンサーである永井美奈子さんがゲストのときのもの。うれしいことに、最初の5分くらいはずっと「魔法の瞳」の話。しかも今まで知らなかった驚きのヒミツの話が大瀧さんの口から語られているんですね。
特に驚いたのは「ハイ・ホー、ハイ・ホー」でした。

というわけで、今まで書いたこととダブる話もありますが、これから何回か「魔法の瞳」のヒミツについて書いていこうと思います。

ところでYouTubeの音源では語られていない「ほうきに乗った可愛い魔女」の話。

ほうきに乗った可愛い魔女が
月を横切り小窓をノックした

と歌われた後、「ホウ・ホウ・ホウ」と言うときに、”こんこん”という音がします。
この音を作るのに大瀧さんはなんと4時間もかけたんだそうです。
これについて、以前、雑誌でこんなことを話されていました。

窓だから木ワクだろう、じゃ木をたたいた音だ。でも、ガラスの音も混じるんじゃないか? たたくのは手でじゃなくて、ツエでじゃないか? 女のコの魔女だから、ツエには鈴がついていて……、なんて調子で、音を合成していった。そうやって、思いつきでやっていくのが楽しいんだ。そうやって、素敵な思いつきがわいてくるのを待っているんだ。だから、時間がかかるわけ。

すごいですね。こんなことをこの部分だけでなく、この曲のあらゆるところでやっているんですね。でもまさか、ただの効果音だけでなく、別の曲のフレーズが取り入れられているとは気がつきませんでした。そのフレーズがよく聴こえるカラオケを何度も聴いていたのに。

このインタビューの載った雑誌は何のメモもせずページを切り抜いているので、いつの何という雑誌に載ったものなのかわかりませんが、たぶん『EACH TIME』が発売される少し前くらいに出た雑誌のはず。インタビューはレコーディング終了直後に行なわれたようです。
墓石か道標のような古い石のそばに立っている写真が貼られていて、どこだろうと記事を読んだら、六本木の狸穴そばというお店とのこと。
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by hinaseno | 2016-06-02 12:14 | ナイアガラ | Comments(0)

『 EIICHI OHTAKI Tracks』に収録した曲はこうなっています。

 1. CM Special Vol. 2
 2. 君は天然色
 3. Velvet Motel
 4. カナリア諸島にて
 5. オリーブの午后
 6. 夏のペーパーバック
 7. 恋するカレン
 8. 白い港
 9. ペパーミント・ブルー
 10. 雨のウェンズデイ
 11. Water Color
 12. 銀色のジェット
 13. スピーチ・バルーン
 14. ガラス壜の中の船
 15. 木の葉のスケッチ
 16. Cider '83
 17. 幸せな結末
 18. 恋するふたり
 19. 風立ちぬ
 20. 夢で逢えたら

2〜4は『A LONG VACATION』のA面1曲目から3曲目。不滅の3曲です。
ちなみにこの3曲はいずれもオケ先ではなく曲先。『A LONG VACATION』に収録されていた曲の多くは、他人に提供した曲がボツになって戻ってきたものばかりなので、曲先がほとんどと言えるのかもしれません。ここに収めたもので言えば「雨のウェンズデイ」がオケ先だったでしょうか。

4〜6、7〜9、10〜12は『B-each T-ime L-ong』に収録された順。大瀧さんは意図的に同タイプの曲を作っているんですね。本当はその間に松田聖子の『風立ちぬ』に収録された「風立ちぬ」と「一千一秒物語」と「ガラスの入江」のカラオケをはさんだ方が、より大瀧さんの意図が明確になるように思いましたが、残念ながら「一千一秒物語」と「ガラスの入江」は公には発表されていません。絶対に存在しているはずなので、いつか『風立ちぬ』のA面に収められた全曲のオケが公式に発表されるのを気長に待ちたいと思います。
ちなみに「風立ちぬ」はカラオケが公になっていますが、あえて曲順をずらしました。

13〜14も大瀧さんが同タイプの曲として意識して作ったはず。
15は太田裕美さんの「恋のハーフ・ムーン」の流れで作ったようですが、そのオケも公になっていません。これもオケを聴きたいですね。

さて、今回こんなコンピレーションを作ってみようと思ったのは18曲目に入れた「恋するふたり」のオケをこの春に何度も聴いていたから。

「恋するふたり」は秋の歌である「風立ちぬ」をもとにして春の曲として作られて、当初は「春立ちぬ」というタイトルだったということは前にも書きましたが、実際には部分部分で似た感じのフレーズはあっても、それほどには似ていないかなと思っていました。
でも、「恋するふたり」のオケを最近になって何度か聴くようになってびっくり。「恋するふたり」のサビの部分のオケは「風立ちぬ」のサビの部分のオケとほとんど同じ。「恋するふたり」のオケで何の違和感もなくふつうに「風立ちぬ今は秋 今日から私は〜」と歌えます。

で、もしかしたらと思ったのは、大瀧さんが「恋するふたり」を「風立ちぬ」の流れで作ったというのは、実は「風立ちぬ」のオケを聴きながら新しいメロディを考えたのではないかと。「風立ちぬ」のサビの部分を何度も流しながら新しいメロディが浮んで来るのを待って、それが生まれてきて新しい曲作りを開始したんだろうと。
あるいはもしかしたら当初は「風立ちぬ」のオケをそのまま全部使って曲を作ろうとしたのかもしれません。半分は遊び心で。でも、結果的にはいろんな要素が付加されていってかなり大きな曲になりました。

というわけで「恋するふたり」を。
確かキムタクと松たか子さんが主演したドラマの主題歌ですね。ドラマは観なかったけど。



そして「風立ちぬ」を。だれかが勝手に大瀧さんとのミックスバージョンを作っていました。



僕がこの春最も多く聴いたのは「恋するふたり」でしたが、来年の春はきっと世田谷ピンポンズさんの「早春」になるような気がします。
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by hinaseno | 2016-05-23 12:07 | ナイアガラ | Comments(0)

今日は昨日のあの話を、と思ったけど、例によって言葉にするのは時間がかかるので別の話、久しぶりに大瀧さんの話を書くことにします。実は大瀧さんの『DEBUT AGAIN』について書こうと思っている話がありながら、それも書けないままでいます。
今日書くのは今、車の中で聴いているCDの話。いくつかの願いを含めての話です。ここで書いたことは、結構実現しているので、その期待を込めて(「期待は失望の母である」というのは大瀧さんの名言ですが)。

車の中で聴いているのはこのCD。
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タイトルは『EIICHI OHTAKI Tracks』。大瀧さんの曲のカラオケ音源を集めたもの。もちろん僕がつくったCDです。
『A LONG VACATION』、『NIAGARA TRIANGLE Vol.2』、『EACH TIME』はそれぞれの30周年盤にカラオケ音源が収められていて、それを全部入れても、とても1枚のCDには収まらないので、いろんなカラオケ音源の中から20曲をセレクトしました。

カラオケというとそれに合わせて歌うのが一番の目的ですが、それはもうさんざんやったので今回は別の目的。
この日のブログで書いたように、大瀧さんは詞先でも曲先でもなくオケ先。オケを先に作って、そこからメロディを作るということを特に『ロンバケ』以降はやっているんですね。仮に詞があってもオケに合うように詞をあてはめてメロディを作っていく。

先日紹介した大貫妙子さんの「3びきのくま」の話の中で、大貫さんはこんなことを言っていました。

「あるメロディに歌詞をつけるということは、100の可能性のひとつを選択することです。100パターンの歌詞が書けるかもしれないのに、ひとつだけ選んで99のパターンを捨ててしまう。もちろん実際には100のパターンを考えはしませんが、それでもどういう歌詞を乗せるべきかということは常に考えます。そのために曲は何度も聴きます。何度も何度も聴いているうちにそのメロディが呼んでいる言葉や、いまの時代、聴いてくださる方の気持ちといったものがひとつの方向となって指し示されて歌詞ができていく」

これは大瀧さんがオケに合わせてメロディを作っていく作業と同じですね。。あるオケにメロディをつけることは、100の可能性のひとつを選択すること。いや、大瀧さんのオケは100どころではなく無限のメロディの可能性を感じさせます。そのなかからひとつだけを選ぶ。

これはやっぱり大変な作業だと思います。大瀧さんはオケを作るのは楽しいけど、メロディを作るのは大変だというようなことを何度かはなされていたように思います。ひとつのメロディを選びとることのできなかったオケがいくつも存在するんですね。

『EIICHI OHTAKI Tracks』を作った目的は、オケを聴きながら大瀧さんが選びとらなかったメロディのことを思い描くことでした。

1曲目に入れたのはこの曲のオケ。

大瀧さんの一人多重コーラスである”くまくまトーンズ”、いや”ジャック・トーンズ”の最高のコーラスが聴けるので。
これに合わせて、裏声で歌うことはさすがにできません。
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by hinaseno | 2016-05-22 12:11 | ナイアガラ | Comments(0)

熊本の方が大変なことになっています。いや、熊本だけにとどまらないことになっていくのかもしれません。熊本には直接には何の縁もないのですが、やはり心配でなりません。
こんなときに暢気に「熊本といえば」、なんて話を書くと顰蹙を買ってしまいそうですが、でもあえて「熊本といえば」という話を。

熊本と言って、ぱっと一番に頭に思い浮かんだのは川上哲治でした。正確にいえば農作業をする川上の姿。
川上といえばもちろん野球の神様と呼ばれた人。でも、川上のことなんて知らない人の方が多くなっているのかもしれません。巨人軍の選手として活躍し、巨人の監督も務めた人。不滅の9連覇(V9)はまさに川上が監督をしていたときでした。

とはいっても、僕はもちろん彼の現役時代は知りません。野球を意識するようになったのはV9最後の年、長嶋が引退した年なので、川上がベンチで采配を振るっていた姿すらリアルタイムでは見た記憶がありません。
でも、もちろんあとでいろんな形で川上を目にしてきました。ただし、正直言えば、どれもあまりいいイメージを持てないものばかり。特に長嶋との確執などがスポーツニュースなどで取り上げられていたときには、なんて嫌な人なんだろうと思っていたものでした。

その川上のことを再認識するきっかけとなったのが昨年出た『大滝詠一 Writing& Talking』に収録された「解説的対談 伝説のプロ野球ファン 大瀧詠一に会いに行く」での大瀧さんの言葉でした。この話の中で川上哲治の名前が出たんですね。それが意外な話でした。

そういえば、以前書いたことをちょっと調べたら、この対談の中で大瀧さんが語ったこの言葉を引用していました。

その「会いに行く」過程が半分ぐらいあってもよかったんじゃないか、っていう気もした。遠慮しないで、どういう過程でそこまで行ったか、いきさつとか縁とか、自分の思いっていうのがいっぱいあったほうが。

僕がこのブログで書いてきたこと(一番は姫路での木山捷平の研究)がまさにこれだったので、この言葉を見つけたときには本当にうれしく思いました。

さて、大瀧さんと言えばなんといっても長嶋ファンとして有名ですが、野球の最初のヒーローは長嶋ではなくて川上だったんですね。
で、もし川上に会いに行ったらという質問に対してこう語られていました。これがとにかく印象に残りました。

大瀧「もしも僕が会いに行ったとしたら、戦争から帰ってきて、巨人に復帰する前、地元に帰って農業をやってた頃の話は聞きたいねぇ」
――「その時だけのことを聞いてみたい?」
大瀧「それに終始。そこだけ、で攻めるね。なんとなく、そこにあの人の真髄が隠れているような気がして」

これを読んで川上の地元はどこだろうと調べたら熊本だったんですね。現在の人吉市。今回の地震の最もひどい被害を受けている地域からはやや南のようです。
でも、大瀧さんの語られたこの言葉はすごくすごく深く、まさにこの言葉にこそ大瀧さんという人の真髄が隠れているように思いました。
川上には現役時代にも監督時代にも数々の伝説があります。長嶋との関係のことも気になるはず。でも、大瀧さんが川上に会いに行ったら「戦争から帰ってきて、巨人に復帰する前、地元に帰って農業をやってた頃の話」だけを訊きたいと。「そこだけ、で攻める」と。
大瀧さんという人が、どういうふうに人を理解しようとしているのかがこの言葉の中に集約されているように思いました。

で、この言葉以来、僕の心の中には、暑い熊本の田圃や畑の中で、裸になって桑を持って働く川上哲治の姿が住みつくことになりました。
きっと大瀧さんも何かでそのエピソードを知ったときに、その風景が心に住みついたんですね。
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by hinaseno | 2016-04-16 11:16 | ナイアガラ | Comments(0)

「Tシャツに口紅」の話の最後に「Tシャツに口紅」にまつわるとびっきり素敵なエピソードを紹介しておきます。それは「Tシャツに口紅」のレコーディング、歌入れをした日のこと。
その話は昨日紹介した鈴木雅之さんさんのインタビューでも語られていました。鈴木さんにとって、大瀧さんとの最高の思い出のひとつになっているようです。

トラック・ダウンが終わった後、大瀧さんがいきなり「じゃあ、このテープを以て海へ行こう」って言い出して。歌い出しが「夜明けだね 青から赤へ」だから、夜が明ける海辺で聴こうって。我々と大瀧さんと、みんなで車連ねて、ラジカセを持って、湘南の海へ行ったんです。


深夜の横浜新道を飛ばして。で、太陽が上がってくる、ほんとに青から赤に変わっていくような瞬間のときに大きな音でテープを流して…。

大瀧さん、ただ曲を作っただけでなく、それをこんな形で手渡していたんですね。ロマンチックというか何というか。とうぜん、受け取った側は大事にしなければと思いますね。

そのときにやっぱりこの曲は大切に歌わなきゃって思ったんです。

というわけで、いつか湘南の海を前にして、夜明けの、空が青から赤へ変わる瞬間に大瀧さんの歌う「Tシャツに口紅」を聴いてみたい。

ところで、大瀧さんの年譜を見ると、「Tシャツに口紅」のレコーディングがあったのは1983年7月1日。
ということは「Tシャツに口紅」のテープを聴いたのは7月2日の早朝。

そのちょうど30年前の1953年7月2日の早朝、小津安二郎と脚本家で小津の盟友でもある野田高梧は、上りの汽車の中で、ある風景が現われる瞬間をずっと待っていました。たぶん手許の時刻表を見ながら「そろそろだぞ」とか言いながら。

そして待ちに待ったその風景が突然現われます。
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山あいに煙突の立ち並ぶ風景。
この風景を見て二人は確信します。この風景を次の映画で使おうと。
場所はもちろん三石。
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by hinaseno | 2016-04-08 14:20 | ナイアガラ | Comments(0)

というわけでアレの話に。
「アレ」というのはこれです。
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『ゴー!ゴー!ナイアガラ』の裏ジャケに描かれているイラスト。
そう、Jack Tones(ジャック・トーンズ)。
僕が死ぬほど好きなボーカル・グループ。メンバーは宿霧十軒、我田引水、ちぇるしい、金田一幸助の4人。
変な名前の人ばかりですが、実はすべて大瀧さんの変名。ジャック・トーンズというのは大瀧さんの一人多重コーラスによる架空のグループのこと。

大瀧さんの一人多重コーラス(ジャック・トーンズ)についてはこの日のブログから7回ほど書きましたが、一番言いたかったのはその最後の7回目に書いたこと。

『EACH TIME』は『GO! GO! NIAGARA』以来、Jack Tonesが大活躍していたアルバムだった

ということです。
その白眉がこの「ペパーミント・ブルー」のコーラス。



大滝さんの歌う「Tシャツに口紅」で一番興奮したのは、そのエンディングで、「ペパーミント・ブルー」に聴かれるのとまったく同じコーラスが聴こえてきたことでした。
大瀧さんの歌う「Tシャツに口紅」だけでも感涙ものだったのに、さらにそれに大瀧さんの一人多重コーラスがつけられていたとは。びっくりというか何というか。
大瀧さんの声ももちろん大好きですが、その声が重ねられた大瀧さんの一人多重コーラス(ジャック・トーンズ)の大ファンなので、それが聴こえてきたときには鳥肌が立ちました。

この「Tシャツに口紅」(と、やはりラッツ&スターの歌った「星空のサーカス」)の一人多重ボーカルについては『レコード・コレクターズ』4月号に掲載された鈴木雅之さんのインタビュー(聞き手は能地祐子さん)で少し語られています。
それによると、大瀧さんはレコーディングのときにラッツ&スターのメンバーの一人一人にどう歌うかを教えるために、コーラスのパートを1本ずつ吹き込んだガイド・ボーカルのようなものを作っていたようで、どうやらそれが入れられていたようです。

ポイントはそれを作った時期。
大瀧さんは1983年の1月から『EACH TIME』のレコーディングを開始しています。で、2月から3月にかけて録音したのが一人多重コーラスを使った「1969年のドラッグレース」、「恋のナックルボール」、「ペパーミント・ブルー」、「魔法の瞳」などの曲(ちなみに「ペパーミント・ブルー」が録音されたのは3月11日)。
で、一旦制作の中断を決定したときにラッツ&スターの話が来ます。「Tシャツに口紅」のレコーディングが7月1日となっているので、曲作りは6月じゅうに行なわれたはず。
つまり「Tシャツに口紅」のガイド・ボーカルは『EACH TIME』で久しぶりに一人多重コーラスをやって、その録音の仕方を含めていろんなノウハウをつかんで間もない時期に録音されていたわけです。

大瀧さんが歌った「Tシャツに口紅」のリード・ボーカルの部分に関しては、声の感じから『EACH TIME』の数年後ではないかと思っているのですが、バックの一人多重コーラスは『EACH TIME』制作中に録音されたもののはずなので、まさに『EACH TIME』そのもの。
試しに「Tシャツに口紅」のエンディングのコーラスを聴いて続けて「ペパーミント・ブルー」のイントロのコーラスを聴いてみてください。テイストが全く同じです。泣けます。

ところで、アマチュアの頃から大瀧さんの大ファンだった鈴木雅之さんはインタビューでこんなことを言っていました。

大滝さんは自分の一人アカペラのときは”ジャック・トーンズ”っていう名義にしていたでしょ。キング・トーンズになりきれないジャック・トーンズ。『ゴー!ゴー!ナイアガラ』の裏ジャケにジャック・トーンズがコーラスしている絵が描いてあったのね。その絵をそのままプリントしてそこに”Doo Wop”って書いてシャネルズのTシャツを作ってたんですよ、俺たち。

いい話ですね。
メンバーの誰かが着ていたジャック・トーンズのTシャツに口紅が付いたりしたことはあるんでしょうか。
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by hinaseno | 2016-04-07 11:54 | ナイアガラ | Comments(0)

「よ」の魅力


小林旭さんが歌った「熱き心に」は大瀧さんには合わないなというのが正直な感想でした。いろいろと歌い方を工夫されていて聴かせどころはいくつもあるとは思いつつ、これはあくまでとりあえず歌ってみましたという域を出ないなと。
やはり大瀧さんの声には阿久悠さんの詞は合わない。

ところで、小林旭さんの「熱き心に」は、森進一さんの「冬のリヴィエラ」と同じCM制作会社が企画したもので(森進一で成功したから今度は小林旭と大瀧詠一で行こうということですね)、CM制作側は「冬のリヴィエラ」と同じく松本隆さんに作詞を依頼するように主張したようです。でも、これに反対して、阿久悠さんに作詞を依頼することを提案したのが大瀧さんでした。
「松本の都会調の少し弱々しい感じはアキラさんには合わない」

と。

正直、当時は『EACH TIME』制作以後、大瀧さんと松本さんの関係がちょっとギクシャクしているのかなとか考えていましたが、改めて今考えれば、そんな小さなことではなかったようです。あくまで小林旭が歌う曲としてどういうのがふさわしいかを考えたゆえのこと。

『DEBUT AGAIN』で大瀧さんが「熱き心に」と「Tシャツに口紅」を歌うのを何度か聴いて、阿久悠と松本隆の詞の違いというのがはっきりとわかりました。
阿久悠さんの詞は体言止め、あるいは終止形など断定の言葉ばかり。「強さ」の印象を与えるのはこのため。
それに対して松本隆さんの詞は体言止めや終止形で終わることはめったになく、「ね」とか「よ」とか「さ」とかの助詞(終助詞や接続助詞)が付けられています。ここがまさに大瀧さんが語った「都会調」だけども「弱々しさ」を感じさせる部分ですね。
で、大瀧さんの歌の魅力が最も発揮されるのがまさにその最後の助詞の部分。ここに鼻音、鼻濁音を使っているんですね。

これについて、昨日紹介した内田先生との対談で、こんなことを語っていました。 こうした発声の仕方は大瀧さんが発案したというのではなく、昔はそういう歌われ方をしていたという話です。

たとえば助詞は次への接続詞、間を強調したいがためにそこを曇らせて落とすための鼻濁音だったり鼻音だったりした表現方法が、八〇年代の歌を聴いて育った連中によって強調のストレスだけで前へ前へという全面速攻の歌ばかりになっていったんじゃないかと思う。

ということで大瀧さんは例えば「ね」には鼻音、「が」には鼻濁音を使っているわけですが、個人的には大瀧さんの「よ」に魅力を感じています。
松本さんの歌詞によく出てくる終助詞の「よ」の歌い方には独特の発声方法をされているはずだと。

そういえば「よ」についてはこの日のブログでちょっと触れています。もともとは童謡で使われ始めているんですね。男の子よりも女の子がもともとは使っていたはず。
松本隆さんが詞を書いた松田聖子さんの曲にも「よ」はたくさん出てきます。例えば「赤いスイトピー」の最初の「春色の汽車に乗って海に連れて行ってよ」とか。
ということなので、「ね」と同様に、大人の男が使うとどうしても弱々しい感じがします。小林旭さんが「ね」とか「よ」で歌うのはやはり不自然。
もちろん普通に歌っている大人の男性歌手もいるとは思いますが、大瀧さんはどう聴いても普通の「よ」(実際にはフレーズの最後に来るので「よ〜」)には聴こえない発声をされています。

大瀧さんの「よ」に一番最初に気がついたのは『A LONG VACATION』のこの「雨のウェンズデイ」でした。



冒頭の「何か少し喋りなよ」の「よ」は「お」としか聴こえない。その前の鼻音の「な」とともに特別な響きがあります。

で、「Tシャツに口紅」を聴いていたら「別れるの? って真剣に聞くなよ」のところで、この「雨のウェンズデイ」と全く同じ「なよ」が聴かれたんですね。わおっでした(考えたら「雨のウェンズデイ」と「Tシャツに口紅」は詞の世界、風景がよく似ています)。
それから例の「仔犬が不思議な眼をして 振り向いて見てたよ」の「よ」も同じ響き。ここを普通の「よ」で歌ったらかなりダサくなりますね。いったい大瀧さんはどういう発声をしてるんだろう。

そういえば昔、新春放談で大瀧さん、「よ(よー)」について語っていたことを思い出しました。
日本人は「よー」と言うときには必ず「い」が入るとか、そんな話。確認したいとは思いましたが、さすがに30年にも及ぶ新春放談の中のどこで語っていたかを探り当てるのは困難。
でも、大瀧さんが「よー」とのばす時の発声の仕方を研究されていたことは確かですね。
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by hinaseno | 2016-04-06 14:10 | ナイアガラ | Comments(0)