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by hinaseno
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2017年 12月 02日 ( 1 )



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太田裕美さんの『太田裕美の軌跡~First Quarter』、いや素晴らしすぎます。もう間もなく終わりを告げようとしているCDの時代を考えると、この2000年前後に発売されたものが最も愛情込められて作られていたような気がします。もうこれ以上のものは絶対に作れないでしょうね。太田裕美さんがらみのいろんなことがあった今年中にこれを手に入れることができて本当に良かったと思います。今年のベストアルバムはこれって言いたくなります。

収録されたCDは全部で6枚。DISC 1~DISC 3にこの年までに発売されたシングルのA面B面が全曲収録。僕が持っているのは大瀧さん作曲の「恋のハーフムーン/ブルー・ベイビー・ブルー」の1枚だけ。CDではDISC 3の最初にこの「恋のハーフムーン/ブルー・ベイビー・ブルー」が収録。あえて意図的に?と思いましたが、どうやら収録時間の関係上の”たまたま”。

大瀧さんのインタビューによると、このシングルはアフター・ロング・バケーションの1曲目ということでかなり濃いめのプロデュースをしてしまったと。特にA面の「恋のハーフムーン」についてはやりすぎてしまったと反省していました。少しあっさりめのB面の「ブルー・ベイビー・ブルー」の方が評価が高くなってしまったと。確かに僕もB面の「ブルー・ベイビー・ブルー」の方が好き。

太田裕美さんのシングルで唯一リアルタイムで発売直後に買った「赤いハイヒール/茶いろの鞄」はどこにいっちゃったんだろう。B面の「茶いろの鞄」の方が好きだったなと思って久しぶりに聴いたら「路面電車」って言葉から始まってにっこり。

ああそういえばもう1枚、「振り向けばイエスタディ/海が泣いている」を最近手に入れたんですね。とりわけB面の「海が泣いている」は僕にとっては塩屋の日々の、つまり今書き続けているこのブログのテーマソングになっています。


ところでブックレットを読み始めて、その最初の方にはっとするようなことが書かれていました。それは太田裕美さんの誕生日。

1月20日。

余白珈琲の彼はこのことに気づいてたでしょうか。


この日のブログで余白珈琲の彼らと塩屋の町との縁ができた日のことを書きました。改めてその部分を。


今年の1月の彼の誕生日に2人でどこかへ行こうと考えて、で、いろいろと調べて行ったのが先日イベントをしたカフェ。塩屋はこのときが初めてだったようです。
店の人に今日が誕生日であることを告げたら店の人は彼らにこう言ったそうです。「何も誕生日にこんな町に来なくても」と。
でも彼らはすでに塩屋という小さな海街の魅力にすっかりはまっていたんですね。本を読まなくてもそこが「人間サイズの町」であることを体で感じ取ったんですね。で、その店で珈琲のイベントを開くようになったと。今回がその2回目。

実は彼の誕生日というのがまさに太田裕美さんと同じ1月20日なんですね。いや、おもしろい。偶然にしてもできすぎ。

余白珈琲の定期便は5日おきに焼かれることになっている豆を注文することができるようになっていて、僕はあえて彼の誕生日の日になっている20日に焼かれる豆を注文することにしました。

さて、来年の誕生日の日、彼はどんな豆を焼くんでしょうか。今からとても楽しみ。


そういえば初めて豆が送られてきた日、僕は彼(大石さん)にこんな感想を送りました。


僕が好んで聴いている音楽にもぴったり合っていますね。きっと大石さんが同じような音楽を聴きながら焼いているからかもしれません。

誕生日の日も、彼はもいつもと同じ機械を使っていつもと同じように焼くはずですが、もしかしたらその日、彼は太田裕美さんの曲を聴きながら、あるいは口ずさみながら豆を焼くかもしれません。それによっていつもとは少しだけ違ったリズムが生まれ、いつもとは少しだけ違ったスキマが生まれ、そこにいつもとは少しだけ違った風が吹いて、その結果いつもとは少しだけ違った豆になったりするのかもしれません。僕にとって余白珈琲の焼いた豆の楽しみはそんなところにもあります。


さて、こんなことを書きながら『太田裕美の軌跡~First Quarter』に収録された曲を聴いていたら、「振り向けばイエスタディ/海が泣いている」とは別の曲で「スキマ」という言葉が耳に飛び込んできました。それは大好きな「恋愛遊戯」。気がつきませんでした。こんな歌詞。


走るあなたと止まる私の
透き間へと風が吹きます

やはり松本さん「透き間」という字を使っています。透き間がないと風は吹きません…、って前も書きましたね。


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by hinaseno | 2017-12-02 12:08 | 雑記 | Comments(0)