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Talks About Music, Books, Cinema ... and Niagara


by hinaseno
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2017年 11月 14日 ( 1 )



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塩屋への行き帰りの電車の中で聴こうと思っていたけれど、太田裕美さんの曲をずっと聴いていたので結局電車の中では聴くことができなかったのが細野晴臣さんの発売されたばかりのアルバム『Vu Jà Dé』。

大瀧さんや松本さんと同じはっぴいえんどのメンバー(というか一番の年長者なので実質的なリーダー)だった細野さんは今年70歳。音楽的にますます余白が多くなってきました。


余白、といえば、このアルバムにはうれしいことにあの大好きな「悲しみのラッキースター」の青葉市子さんとのデュエット・バージョンが収録。「Vu Jà Dé version」という言葉が添えられていますが、何年か前にNHK-FMで放送されて『ラヂヲ』というアルバムに入っているのと同じもののはず。解説では2012年2月に細野さんの番組デイジーホリデーに出演したときのこの演奏をレタッチしたと書いているけど。




それにしてもこのときの演奏は衝撃でした。「悲しみのラッキースター」という曲をこれほど魅力的なものにしたのは間違いなく青葉さんのおかげだったと思います。きっと細野さんもよくわかっているはず。


青葉さんの音楽は本当に余白が多い。聴く側もこれだけ余白が多いと戸惑うかもしれません。もちろん歌う側の立場で考えても相当に大変。彼女の曲はたぶんだれもカバーできないと思います。


実はその青葉市子さんが昨日岡山でライブだったんですね。残念ながらまたしても行けませんでした。どうも彼女とは縁がなくなっているのかな。

前日まで北海道でツアーをやっていて、で、岡山まで飛んできたので、体調大丈夫だったんでしょうか。ああ、行きたかった。


さて、相変わらず話が脱線していますが、僕が塩屋の街を意識するきっかけとなったのが実は青葉市子さんでした。

2012年の4月に僕は姫路で青葉さんのライブを見たのですが、その直前にライブが行われたのが”神戸の”旧グッゲンハイム邸でした。神戸のどこだろうと思って調べたら神戸の西のはずれの塩屋だったんですね。

ということで塩屋は神戸よりもこちら寄り。でも快速電車が止まらないので証で乗り換えをしないといけないので、行くのはちょっと面倒くさい。

というわけで塩屋というのはいつも気づかないうちに通過する駅。車で神戸に行ったときも通り過ぎるだけの町でした。

ただ青葉さんのライブで知って以来、電車で塩屋を通り過ぎるときには旧グッゲンハイム邸を意識して探すようになりました。とはいうものの、いつしか旧グッゲンハイム邸も塩屋も自分の中から遠のき、電車であの辺りを通るときもたいてい海側の席に座って海を眺めるようになっていました。


で、僕の中ではすっかり忘れかけていた旧グッゲンハイム邸のことを思い出させてくれたのが、実は松村圭一郎さんでした。

考えてみると松村さんに初めてお目にかかった旧内山下小学校でのイベントへの参加を決めたのも、ひとつにはその少し前に青葉市子さんが旧内山下小学校でライブをされたので(これも行けなかった)、そのときに旧内山下小学校のことを調べてその建物の素晴らしさを知り、ぜひ一度行ってみたいと思っていたからでした。

考えたら禁酒会館も青葉さんがライブをしたことで知った場所。彼女のライブには5年以上も行けていないけど彼女は僕にとって縁の架け橋のような存在になっていますね。縁をつないでくれる妖精なのかもしれないな。本当に妖精のような人なので。


旧内山下小学校でのイベントの後、僕は松村さんがネットで発信されるものをいろいろとチェックするようになったのですが、ある日、松村さんがツイッターで紹介されていたのがこの本でした。

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森本アリさんの『旧グッゲンハイム邸物語』。

目を留めたのはもちろん「旧グッゲンハイム邸」という言葉でしたが、それと同時におっと思ったのが副題や帯に書かれている言葉でした。

副題には「未来に生きる建築と、小さな町の豊かな暮らし」。そして帯には「神戸の西にある小さな町『塩屋』」。

「小さな町」をこよなく愛する人間としては読まずにはいられない本でした。


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by hinaseno | 2017-11-14 14:43 | 雑記 | Comments(0)