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by hinaseno
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2017年 05月 05日 ( 1 )


BREEZEがつながる


大瀧詠一→ペリー・コモとつながった「BREEZE」つながりの話の続き。

以前、ペリー・コモが歌ったジャック・ケラー作曲の「Beats There A Heart So True」という曲にまつわるかなり長い話をしたとき、その最終回でこんな願いを書きました。


いずれにしても、これほど数々の名曲を作っている偉大な作曲家でありながら、ドン・カーシュナーが語っていたようにジャック・ケラーほど過小評価されている人はいないですね。同じアルドン系のスタッフライターの作品を集めたコンピレーションが山ほど出ているのに、彼の作品集は1つもない。宮治さん、やってくれないかな。日本独自編集で。ジャック・ケラーが選曲したあの80曲に、そこからもれた素敵な曲を20曲集めたCDをもう1枚プラスして5枚組計100曲で。お金いくらでも出します(上限はあるけど)。
それから野口久和さんにはビッグバンド with BREEZEで「Beats There A Heart So True」を演奏し続けてほしいですね。一度生で聴いてみたいけど、願わくば次に出されるCDに収録してもらえたらと。

この2つめに書いた願いが実現することになったんですね。このゴールデンウィークの最終日に野口久和さん率いるビッグバンドであの「Beats There A Heart So True」が再演されることになったんです。

この曲で歌を歌っているのがBREEZEというコーラスグループ。グループの名付け親はあの和田誠さん。つながってます。


実は5年前に演奏されたときからBREEZEのメンバーがお一人交代されているということだったので再演は難しいとの話を伺っていたんですね。無理らしいと。ところが、どうやら新たなメンバーを入れて歌われるようになったんですね。素晴らしい。

「Beats There A Heart So True」という曲については僕とアゲインの石川さんの二人(だけ)でワーワーと騒いでいて、僕のワーワーは大して影響力はないけど、石川さんは最近では”声を普通にして”しゃべっただけでも何かを動かす影響をもってきているようです。あるいはもともと奇跡を呼ぶ力をもっているのか。

こうなった以上行かないわけにはいきません。楽しみすぎて心が張り裂けそうです。その瞬間、号泣するかもしれません。


さて、最後に、もうひとつBREEZEつながりの話を。先日手に入れた『A LONG VACATION』の話です。

何度か書いていますが『A LONG VACATION』でいちばん好きな曲はA面2曲目の「Velvet Motel」という曲。1曲目の「君は天然色」と3曲目の「カナリア諸島にて」という超強力な曲に挟まれてちょっと目立たない感じになっていますが、「君は天然色」も「カナリア諸島にて」もこの「Velvet Motel」という曲があればこそさらに輝きを増しているんですね。僕としては「君は天然色」のピアノのエンディングから「Velvet Motel」という曲は始まっています。そしてこの曲があってはじめて次の「カナリア諸島にて」が始まる。そう、「Venus In Blue Jeans」の前には「Don’t Ask Me To Be Friends」がなくてはならないように。

で、この「Velvet Motel」の原題が「Summer Breeze」。『NIAGARA SONG BOOK』に収録された「Velvet Motel」のタイトルが「Summer Breeze」となっていて、一体どういうことなんだろうと思っていたら、実は大瀧さんがアン・ルイスのために「Summer Breeze」というタイトルで書いた曲がボツになって、で、ちょっとメロディーを書き足して自分で歌ったのが「Velvet Motel」。このあたりの事情は「君は天然色」と同じ。

今にして思えば『A LONG VACATION』の帯に「BREEZE」という言葉を入れたのは大瀧さんなりのメッセージだったのかもしれません。

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というわけで『NIAGARA SONG BOOK』の「Summer Breeze」を貼っておきます。

この音源の2曲目(このアルバムでもA2ですね)に収録。4:18あたりから「Summer Breeze」が始まります。




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by hinaseno | 2017-05-05 12:53 | 音楽 | Comments(0)