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by hinaseno
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2017年 02月 06日 ( 1 )


「Fools Rush In」(3/3)


改めて「ゴー!ゴー!ナイアガラ」で「リッキー・ネルソンのヴァージョンのオリジナル」と紹介されたブルック・ベントンの「Fools Rush In」を。




チャート・インしたのは1960年11月20日。10週間チャートに入っていて最高位は24位。

もともとバラードだったスタンダード・ソングをかなり斬新なアップ・テンポのポップスのアレンジしたのはベルフォード・ヘンドリックス(Belford Hendricks)。この人はブルック・ベントンのアレンジで評価が高まったようで、のちにサラ・ヴォーンやナット・キング・コールのアレンジを手がけるようになっていますね。ナット・キング・コールの有名な「ランブリン・ローズ」(大瀧さんのジュークボックスに入っていた曲)も彼のアレンジ。僕の好きなこの「My First and Only Lover」も彼のアレンジでした。ちなみにこの曲の作曲はジャック・ケラー。次にする予定の話の主役です。




さて、リッキー・ネルソン(このときのアーティスト名はリック・ネルソンですね)が「Fools Rush In」を録音したのは1963年8月15日。アレンジはジミー・ハスケルですが、なんといってもポイントはギターのジェームス・バートン。彼のギターがこの曲の魅力を何倍にも引き立てています。

この映像のいちばん右でギターを弾いているのがジェームス・バートン。間奏で彼のソロを聴くことができます。




リッキー・ネルソンのヴァージョンがチャート・インしたのは1963年9月14日。13週チャートに入っていて最高位は12位。

で、リッキー・ネルソンのヴァージョンがチャートに入ってから間もない9月21日に「Fools Rush In」を録音したのがレスリー・ゴーア。クラウス・オガーマンがソフトでしゃれたアレンジをしていますが、よく聴くとリッキー・ネルソンのヴァージョンを下敷きにしていることがわかります。




この曲はシングル・カットせず、アルバム『Lesley Gore Sings Of Mixed-Up Hearts』に収録。ちなみにこのアルバム、A面の1曲目が「She's A Fool」、3曲目が「Fools Rush In (Where Angels Fear To Tread)」、5曲目が「My Foolish Heart」と、Foolがつく曲を並べています。

リッキー・ネルソンのヴァージョンでいえば、エルヴィスも、もろにリッキー・ネルソンのヴァージョンで歌っています。1972年発売の『Elvis Now』に収録。




ここでちょっと気になったのは、リッキー・ネルソンのヴァージョンのオリジナルであるブルック・ベントンのヴァージョンをリッキー・ネルソンがカバーする前にやっているのはあるんだろうかいうこと。調べたらありました。このブレンダ・リーが歌ったもの。リッキー・ネルソンが録音する1年前に発売していました。




さて、最後に一番うれしい発見はあのShe & Himがまさにリッキー・ネルソンのヴァージョンで歌っていたこと。これはアルバムには未収録ですが、ちょっと特別な形でシングル盤のレコードが発売されていたようです。B面はまさにリッキー・ネルソンの「Fools Rush In」。レコードが発売されたのは2010年のようですね。このレコード、欲しい。でも、見つからない。

うれしいことにYouTubeに歌っているものがありました。これはレコーディング風景ですね。それにしてもなにかある曲に関心を持つと必ずと言っていいほどShe & Himが出て来ます。




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by hinaseno | 2017-02-06 12:36 | 音楽 | Comments(0)