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by hinaseno
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2017年 01月 29日 ( 1 )



「快盗ルビイ」の「ボール・ルーム・ヴァージョン」と『大瀧詠一SONG BOOK VOL.2』に収録されたヴァージョン(非売品のレコードでは「オン・エアー・ヴァージョン」と記載されているので、一応「オン・エアー・ヴァージョン」と表現することにします)の最も大きな違いはそのエンディング。

「ボール・ルーム・ヴァージョン」は、最後の♫私は 私は 燃えるルビイ~♫が歌われた後、約20秒間のストリングスとホーンによる壮大なエンディングがつけられています。その部分のアレンジは服部克久さんですね。完全にお任せしていたのか、大瀧さんのある程度の指示に従ってのことなのかは不明。

で、「オン・エアー・ヴァージョン」はというと、その部分はすべてカット。代わりに♫ルビ・ドゥビ・ルビ・ドゥビ…♫というフレーズが入れられています。この部分は1番の後に出てくる同じフレーズの演奏を貼り付けたのかもしれません。ただ、ポイントは♫燃えるルビイ~♫が終わって♫ルビ・ドゥビ・ルビ・ドゥビ…♫が出てくる前のドラム。「快盗ルビイ」のカラオケ・ヴァージョンを何度か聴いていたときにハッと気づくものがあったんですね。♫燃えるルビイ~♫と歌われる部分でいったん演奏がとぎれてすべての楽器の音が消える。そしてその後に聴かれるドラムの音。それはまさに「ペパーミント・ブルー」の最初に聴かれるドラムのフィル・インと全く同じものだと。きっとドラムの青山純さんに同じように叩かせたんだろうと考えていたんですが、例の「Each Timeヴァージョン」という言葉を見たときにひらめいたんですね。もしかしたら「ペパーミント・ブルー」のフィル・インを「快盗ルビイ」にそのまま使っているのではないかと。で、なんども聴き比べをしました。多少の音色の違いは感じられるものの、テンポも音の強弱もまったく同じ。

とするならばと考えたのが「オン・エアー・ヴァージョン」の最後のジャジャジャジャン。ここで聴かれるドラムは「夏のペーパーバック」のエンディングで3回繰り返されるものと同じ。この日のブログで紹介したように「快盗ルビイ」にはいろんな曲を取り入れているのですが、どうやら大瀧さんは最後にご自身の『EACH TIME』を代表する2曲の「ペパーミント・ブルー」と「夏のペーパーバック」を入れたようです。今頃気づいたかって大瀧さんに言われそう。

「ボール・ルーム・ヴァージョン」との違いが最もよく表れているのが最後の部分なので、「ボール・ルーム・ヴァージョン」と区別するために大瀧さんはどこかででポロっと「Each Timeヴァージョン」と言ったのかもしれません。


ところでYouTubeに貼られたこの画像。




テレビ番組で小泉今日子さんが「快盗ルビイ」を歌っているビデオですが、これ、なんとエンディング付きのカ

ラオケ(カセットテープに収録されたもの。ただし何箇所か編集でカットしていますが)で歌っていますね。2:32で「ペパーミント・ブルー」のフィル・イン、最後に「夏のペーパーバック」のエンディングのドラムを聴けます。

一応、「ペパーミント・ブルー」も貼っておきます。




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by hinaseno | 2017-01-29 12:11 | ナイアガラ | Comments(0)