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by hinaseno
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秋になると、ペトゥラ・クラークを


ロイ・オービソンを聴いていると、いや、そうでなくても秋になると、なぜかペトゥラ・クラークを聴きたくなってしまう……。


ロイ・オービソンの曲を初めて聴いたのは1986年1月9日に放送された新春放談でした。かかったのは名曲「Crying(ライブ・バージョン)」。この曲の素晴らしさに感動して僕のロイ・オービソン・ストーリーが始まりました。

実はこの日の放送の「Crying」の前にかかったのがペトゥラ・クラークのこの「You'd Better Come Home」でした。ペトゥラ・クラークの曲を聴いたのもこのときが初めて。




この日の放送はまさにテープが擦り切れるくらいに聴いたので、この2曲の流れが自分に刷り込まれてしまっているんですね。曲のタイプも似ていて、当時、大瀧さんの「雨のウェンズデイ」の雰囲気に似ているなと思ったものでした。その感覚は間違えてはいなかったわけですが。


面白いと思ったのは、数年前に「ゴー!ゴー!ナイアガラ」を順番に聴いていたら、ロイ・オービソン特集の3週後にペトゥラ・クラーク特集をやっていたんですね。女性の単独のアーティストとしての特集はペトゥラ・クラークが最初。大瀧さんの中でもロイ・オービソンとペトゥラ・クラークは無意識につながっているのがわかってうれしくなりました。


そのペトゥラ・クラーク特集が放送されたのは1975年11月10日。まさに秋ですね。

昨日久しぶりに1986年1月9日放送の新春放談を聴いたら大瀧さん、ペトゥラ・クラークは「秋口に、のんびりしているときに聴くと合うんですね」と言っていました。まさにそうなんです。ペトゥラ・クラークは秋になると聴きたくなってしまうんです。


で、「秋」といえば木山捷平。

ということで忘れられないのは今から4年前、木山捷平の姫路での「たったひとりの友」を探して曽根の町を歩いたときにずっと聴いていたのがペトゥラ・クラークでした。

最初に行ったのが山の中の古い墓地で、そこで上田秋成の『雨月物語』のあの恐ろしい場面を思い出して背筋が凍りつくような恐怖感に襲われてしまったこととか、結果的には奇跡的とも思えるような形で「たったひとりの友」につながる人に出会うことができたこととか、忘れられないことがいっぱいあるんですが、それらもすべてペトゥラ・クラークにつながっているんですね。ペトゥラ・クラークを聴くと、あの曽根の風景を思い出してしまう。


というわけで改めてペトゥラ・クラークをいろいろと聴いていたら、当時とはちょっと好みが変わっているのに気がつきました。これはやっぱり「ゴー!ゴー!ナイアガラ」のペトゥラ・クラーク特集を聴いた影響でしょうね。

今のいちばんのお気に入りはこの「Crying Through A Sleepless Night」。




この曲はトニー・ハッチがマーク・アンソニー名義で書いた曲。大瀧さんはトニー・ハッチ名義で書いた曲とマーク・アンソニー名義で書いた曲の違いを説明していてマーク・アンソニー名義で書いた曲がいいんだと言っていて当時かなりの目から鱗だったんでしが、その影響をたっぷり受けてしまったようです。

で、何度も「Crying Through A Sleepless Night」を聴いていたら、この曲、ロイ・オービソンの「Only The Lonely」を始めとするあの一連の曲のリズムが使われていることに気がつきました。あのリズムはやっぱりたまらないですね。

というわけで例によって2017版のペトゥラ・クラークのベストCDを作りました。個人的には「Crying Through A Sleepless Night」がメインに考えているので、そのシングル盤のジャケットを借りました。

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by hinaseno | 2017-10-14 12:31 | 音楽 | Comments(0)