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by hinaseno
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「お月様」と「お星様」の次は「お日様」の話(4)


ここで「青空のように」のシングル盤の歌詞カードに掲載された歌詞を。作詞はもちろん大瀧さん。


ニコニコ顔 しかめっ面 きみはお天気屋さん
笑顔が欲しい ぼくの心 いつでもきみのもの

猫の目 きみの顔  くるくる変るたび
ぼくの目は 風車 ぐるぐる回るよ

不機嫌な時を 御機嫌な時に
変えるために ほほえみかけておくれ

ニコニコ顔 しかめっ面 きみはお天気屋さん
笑顔が欲しい ぼくの心 いつでもきみのもの

気まぐれ お日様 雲の隙間から
片目をつぶって ごあいさつ

青空のように さわやかな気分に
させてくれる ほほえみ投げておくれ

ニコニコ顔 しかめっ面 きみはお天気屋さん
笑顔が欲しい ぼくの心 いつでもきみのもの

この「きみ」を「恋人」ととるならばこれはラブソングということになりますが(もちろんそうとっても全然構わない)、シングル盤のジャケットに大瀧さんの子供が写っていることを考えると、この「きみ」は大瀧さんの子供(写真に写っている息子さん。下の娘さんはこの時には生まれていたっけ?)と考えた方が自然でしょうか。ということで歌詞は子供が喜びそうな絵本っぽいというかマンガっぽいものになっていますね。

ちなみに『ナイアガラ・カレンダー』のオリジナルアルバムに入っていたプロダクション・ノートを見るとこの曲の「Dedication」としてこんな名前が記されています。


P、チビ、チイタン、ミスター・長島


「チビ」とはおそらくジャケットに写っている息子さん。確か「ゴー!ゴー!ナイアガラ」でも「うちのチビが」みたいな話をしていたような気がします。「チイタン」は娘さん、かな? 最初の「P」ってだれでしょう。スペクター・サウンドの曲を作ったということでフィル・スペクター(Phil Spector)のことでしょうか。最後には長島さんが入っていますね。このアルバムを作った1977年には長島監督率いる巨人はリーグ優勝しているみたいだけど、なんでここに長島さんの名が入っているんでしょうね。

まあ、長島さんはだれがみてもお日様のような人ですが。


さて、「青空」つながりの話。2008年2月に行われた『ナイアガラ・カレンダー』のインタビューで大瀧さんはこんなことを語っていました。聞き手は湯浅学さん。


湯浅:途中で入っている手拍子はどういう意図ですか。
大瀧:あれは「いつも青空(I Could Easily Fall)」(クリフ・リチャード)を入れなきゃまずいと思って」
湯浅:青空つながりで。
大瀧:千夜一夜も入れりゃよかったかな。(青空)球児・好児は入っているけど(笑)。デイヴ・クラーク・ファイヴも入ってる。いつも言うけど、世界中でデイヴ・クラーク・ファイヴと球児・好児を一緒にできるのはナイアガラだけだ(笑)。だから「いつも青空」のパチーンっていうのを入れないと三題噺として完結しないから。

「千夜一夜も入れりゃよかったかな」というのは青空千夜・一夜という漫才コンビのこと。青空一門というのがあったんですね。で、「(青空)球児・好児は入っている」と。

青空球児・好児といえば「ゲロゲ~ロ」が有名ですが、さすがにそこまでのおふざけはしていない。どういう形で青空球児・好児を入れているのか考えていたけど、結局わかりませんでした。

それからデイヴ・クラーク・ファイヴ。

デイヴ・クラーク・ファイヴには邦題に「青空」が入っているものがいくつかあるんですね。「You Got What It Takes(邦題:青空の恋)」、「Everybody Knows(邦題:青空が知っている)」、そして「A Little Bit Now(邦題:青空がちょっぴり)」。

正直言えばこれっていうのが見つかりませんでしたが、あえて探せばこの「Everybody Knows」でしょうか。この曲、1976年12月に放送された「ゴー!ゴー!ナイアガラ」のデイヴ・クラーク・ファイヴ特集でかかったもの。正確なタイトルは「Everybody Knows (I Still Love You)」。




この曲で効果的に使われている「ダ・ダ・ダ」というドラム。これが「青空のように」のイントロの最初に使われているのではないかと。


ところが、それをちょっと自慢げに書こうかと思ったらとんでもないことがわかりました。デイヴ・クラーク・ファイヴには「Everybody Knows」という曲が2曲あって「青空が知っている」という邦題がついている「Everybody Knows」はこちらの方だということがわかったんですね。




「青空のように」との接点はなさそうですね。

もしかしたら大瀧さんも「Everybody Knows (I Still Love You)」を「青空が知っている」だと勘違いして取り入れたのかもしれません。


いずれにしても結局、「青空のように」についてはなんら新しい発見というべきものはありませんでした。まあ、それもよしです。


それにしてもナイアガラの世界は奥が深い。


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by hinaseno | 2017-07-14 13:08 | ナイアガラ | Comments(0)