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「Beats There A Heart So True」#5


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2010年9月12日から3週にわたって放送された山下達郎の「サンデー・ソングブック」のジャック・ケラー特集では知らない曲が何曲もかかりました。僕なりにいろいろと準備していましたが驚きました。さすが達郎さんだなと。もちろん「Beats There A Heart So True」も初めて聴いた曲。曲をかける前に達郎さんはこんな紹介をします。


(ノエル・シャーマンとジャック・ケラーが共作した曲の中で)今日は私がジャック・ケラーの初期の最高傑作だと思います、ほんとにいい曲です。ペリー・コモの1958年、シングル「Moon Talk」のカップリングとして発売されました「Beats There A Heart So True」という、まだロックンロール以前の香りが残っておりますが、ほんとに素晴らしい作品です。

こんな達郎さんの大絶賛の言葉がありながら、僕はこの曲を印象にとどめてはいませんでした。むしろ心に強く残ったのは第3週目にかかったアネットの「Crystal Ball」からナット・キング・コールの「My First and Only Lover」、ジュリー・ロンドンの「We Proved Them Wrong」、ルイ・アームストロングの「I Like This Kind of Party」と続く4曲の曲。全部初めて聴く曲でした。その前の、この日の1曲目にかかったリトル・エヴァの「The Trouble With Boys」(これはA面ですね)も大好きな曲だったので、ラジオを聴きながら最高にハッピーな気持ちになったことを覚えています。で、そのあともしばらくはこればっかり聴いていました。でも、これを録音したMDはいつのまにか紛失(2週目のものも)。だれかください。

一応この5曲並べて貼っておきます。作曲はすべてジャック・ケラー。

リトル・エヴァの「The Trouble With Boys」。




アネットの「Crystal Ball」。




ナット・キング・コールの「My First and Only Lover」。




ジュリー・ロンドンの「We Proved Them Wrong」。




ルイ・アームストロングの「I Like This Kind of Party」は残念ながらYouTubeにありませんでした。


というわけで1週目の最初の方でかかったペリー・コモの「Beats There A Heart So True」は達郎さんの大賛辞があったものの僕の中ではすっかり影が薄くなってしまいました。いや、僕だけでなくこの曲を心に留めた人はどれだけいたでしょうか。

でも、一人いたんですね。それが石川さんでした。ブログで何度も語られ続け、おそらく店に来られた人にも曲の魅力を伝え続けられたんだろうと思います。

「Beats There A Heart So True」という曲は「Moon Talk」のカップリングということで、A面、B面ははっきりしないんですが、チャートに入ったのは「Moon Talk」(最高位29位)のほうでこちらが実質的にはA面だったようです。ということなので「Moon Talk」はペリー・コモのベストもののCDにはよく入っているのですが(僕の持っている50曲入りのCDにも入っています)、「Beats There A Heart So True」が収録されたCDはほとんどありません。でも、石川さんはそれが収録されたものを見つけて、できるだけ多くの人に聴いてもらおうと思って、当時YouTubeにアップされたんですね。それがこれです。


現在では「Beats There A Heart So True」の音源はほかに2つほどアップされていているのですが、2年くらい前までは石川さんがアップされていたものだけでした。

石川さんがアップされた音は、権利上の問題も考えられてのことだとは思いますが、たぶんスピーカーを通して収録されたものになっています。でも、だからこそというか、これ、アゲインの音がしていますね。野口さんも多分これを聴かれてこの曲の魅力を知られたはず。


ところで石川さんが「Beats There A Heart So True」をYouTubeに公開されたのは2012年6月14日。この同じ日か翌日くらいに石川さんから送っていただいたのが「ゴー!ゴー!ナイアガラ」のジャック・ケラー特集を録音したCD-ROMでした。

それを聴いて何よりも驚いたのは大瀧さんが時間の関係で曲はかけなかったけどジャック・ケラーが書いた曲として「Beats There A Heart So True」を紹介していたことでした。こんな言葉。


58年にはペリー・コモに1曲書いているんですね。「Beats There A Heart So True」という曲で、共作がノエル・シャーマンなんですよ。あのジョー・シャーマン、ノエル・シャーマンのシャーマン兄弟のですね、...と共作したんですよ。すごいもんですね。

いや本当にびっくりでした。「Beats There A Heart So True」の第一発見者は大瀧さんだったんだなと。なんだか「Beats There A Heart So True」という曲を通していろんなものがつながったような気がして、で、そのつながりの中に僕も入れたような気がしてなんともうれしい気持ちになりました。ちなみにそれが確認できた日は僕の誕生日でもありました。最高の誕生日プレゼント。さらに数日後に人生で最高なことが起こることになるのですがそれは内緒。もちろん石川さんのおかげです。


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by hinaseno | 2017-02-15 12:53 | 音楽 | Comments(0)