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「Beats There A Heart So True」#4


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僕も石川さんも、全国の達郎さんファンも、(たぶんほとんどいないと思われる)ジャック・ケラー・ファンも初めてペリー・コモの「Beats There A Heart So True」を耳にしたのが2010年9月12日に放送された山下達郎さんの「サンデー・ソングブック」でした。3週にわたって放送されたジャック・ケラー特集の第1回目。その3曲目にかかります。僕はとにかくこの特集を楽しみにしていました。かなり前から達郎さんはジャック・ケラー特集をすると言っていたので。

ちなみに僕がジャック・ケラーという作曲家に興味を持ったのは、やっぱり大瀧さんでした。大瀧さんが「おれはジャック・ケラーなんだ」と言ったのが全てのきっかけ。

この発言をされたのは2009年の新春放談。久しぶりに聞き返したらこの年の新春放談の最初の方でこんなこと言ってました。達郎さんが例によって、今、何をされているんですかという問いかけをしたあと。


大瀧「ネタとしてはタモリさんとかぶるんですね。最近『タモリ倶楽部』をよく見てんだけど。去年、スタジオで偶然バッタリお会いして、かぶったネタについてちょっとお話ししましたけど。あの人、鉄道マニアと古地図をやっていて。そのところでちょっとクロスするんですけどね」
山下「大瀧さんって鉄道マニアですか?」
大瀧「いやいや、古地図の方」

ちょうど大瀧さんは成瀬の映画研究をされていたころ。タモリさんと情報交換していたというのがすごいですね。

それはさておき、ジャック・ケラーの話。こんな会話が交わされます。


山下「僕はよ~くわかったけど、大瀧さんはヘレン・ミラーとジャック・ケラーなんだなって」
大瀧「ジャック・ケラーだよ。言わなかったっけか?」
山下「いいえ」
大瀧「ああ、そう? これ言おうと思って来たの。おれはジャック・ケラーなんだ。ヘレン・ミラーでもあるんだ」
山下「それはよ~くわかった」
大瀧「わかったね。いや、さすがだな~、って言ったって、だれがわかるんだ、こんな話(爆笑)」
山下「だから次はジャック・ケラーをやろうと思うんですよ」
大瀧「(笑いが止まらず)日本中のだれもわからない。こんな話...」
山下「いいんですよ、わからなくても」
大瀧「ああ、おかしい。で、つくづくジェフとエリーだと言われて、いや、実はず~っと内心、だれかがジャック・ケラーだって言ってくれるかなっと思ってたら、君だったね」
山下「よ~く、わかりました。この歳になって」
大瀧「ほんとにね。産湯はね、ジャック・ケラーなんだよ」
山下「そうなんですね」
大瀧「で、体質にも合うんだね」
山下「わかります」

さらにこんな会話。


大瀧「ジャック・ケラーはちゃんと集めてんの? 結構意外なものがあるんだよね。で、みんな小品なんだよ。これって大作は一個もなし」
山下「B面が多いですね」
大瀧「B面が多い。B面好きなんだよ。ほんとにB面好き」
山下「だけどジャック・ケラーは大変」
大瀧「大変だね~」
山下「もう4年ぐらいやったんですけどね」
大瀧「何があるのかも、僕も全貌つかんでないし。聴いてみなきゃ、わかんないしね」
山下「今度、一揃い揃ったら全部あれしますから。DVDかなんかにデータ入れて」
大瀧「今時ジャック・ケラーという人なんていないよな~」

このときの放送で達郎さんは次はジャック・ケラー特集をすると言ったんですね。実現したのはそれから1年9ヶ月後のこと。その日まで僕は自分なりにジャック・ケラーの音源をいろいろと集めました。今はウィキペディアにこんなリストが掲載されているので、それに基づいて集められますが、当時は持っていたCDやレコードのクレジットを一つずつ確認する作業。J. Kellerと記載されていてもジェリー・ケラー(Jerry Keller)というシンガーソングライターもいて大変。大瀧さんが言われる通り「聴いてみなきゃ、わかんない」。でも、50曲くらいは集めたように思います。もちろんそのときにはまだ「ゴー!ゴー!ナイアガラ」のジャック・ケラー特集なんて聴いていません。

で、僕にとっては待ちに待ったジャック・ケラー特集の日がやってきます。


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by hinaseno | 2017-02-14 12:42 | 音楽 | Comments(0)