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by hinaseno
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ディック・ブルーナの言葉、そして高橋和枝さん


このブログでも何度か紹介している朝日新聞で連載されている鷲田清一先生の「折々のことば」の今日のことばは絵本画家のディック・ブルーナ。
ディック・ブルーナ! 何といういいタイミング。つながるときにはつながるものですね。
紹介されていたのは次の言葉。
my best wishes to Japan

これが鷲田先生のコメント。

 ミッフィーの絵本で知られるオランダの画家を長年取材してきた記者は、東日本大地震の直後、子どもたちにメッセージを送ってほしいと画家に手紙を書く。送られてきたのは、「日本のみなさんへ、心を込めて」という、表現を押し殺した短い定型句。そこには、涙を流すミッフィーの無彩の姿が添えられていた。墨一色に深い悲しみが込められていた。森本俊司「ディック・ブルーナ」による。

実はつい先日、おひさまゆうびん舎の窪田さんから『MOE』という雑誌に掲載されていたこんな記事の写真を送っていたばかりでした。これがその写真。
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そこには『MOE』の読者や編集者の人への感謝の言葉が書かれているのですが、その言葉の中に高橋和枝さんのことが出てくるんですね。

日本にはもっとたくさんのすばらしいアーティストがいると思いますが、安野光雅さん、ハヤシエリさん、さくらももこさん、高橋和枝さん、五味太郎さんは、私が実際にお会いして心から尊敬している方々です。

すごいですね、高橋さん。
でも、うかがったところによると高橋さんは実はブルーナさんにお会いしていないとか。ブルーナさんの勘違いなのか、訳のミスなのか。でも、もしかしたらブルーナさんはどこかでそっと高橋さんのことを見られていたのかもしれません。

ところでディック・ブルーナといえば僕はミッフィーしか知らなかったのですが、実はもうひとつブラックベアというかわいらしいキャラクターがあるんですね。昨日紹介した星野道夫の話に出てくるクマは実はブラックベアでした。そういえば高橋さんのくまくまちゃんは星野道夫がよく写真で撮っているグリズリーでしょうか。
いつかブルーナさんのブラックベアと高橋さんのくまくまちゃんが共演した絵を見てみたいですね(どこかにあるかな?)。

さて、先日、高橋和枝さんが絵を描かれたこの本を読みました。
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藤川幸之助著『手をつないで見上げた空は』。これも例の「半径3メートルから始まる物語」の続きのような不思議な縁で手にすることができた本です。
著者の藤川幸之助さんというのは詩人。この本には認知症になった藤川さんの母親との関わりを描いた詩や文章が収められているのですが、どれも心うたれるものばかり。特に「手帳」というエッセイには激しく心を揺さぶられました。
そしてうれしいことにこの本は高橋さんの描かれた絵がいっぱい。どれも素晴らしいんですね。藤川さんの詩や文に優しく寄り添っています。
特にこの絵にはぐっと来ました。
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機会があったらぜひ手に取ってみてください。
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by hinaseno | 2016-08-09 09:04 | 雑記 | Comments(0)