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by hinaseno
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大瀧詠一、1997年、ロジャー・ミラーを歌う。(その1)


大瀧さんの『DEBUT AGAIN』について書けないままでいた話を。「Disc 2」の3つめに収録された音源に関する話。「Tシャツに口紅」のあとはこればっかり聴いていました。
『DEBUT AGAIN』の「Disc 2」の1〜3に収録されているのはこのブログでも何度か触れたいわゆるリハビリ・セッションと呼ばれるもの。
『EACH TIME』関連の曲を録音して以来、13年ぶりに新曲を出すということで、大瀧さんご自身とミュージシャン(特に久しぶりに”戻ってきた”ドラムスの上原’ユカリ’裕さん)の勘を取り戻すためのセッションがほぼ2か月にわたって続けられたんですね。始まったのは1997年7月12日。そして9月くらいに新しい曲の原型(後にそれが「幸せな結末」という曲になります)が出てくるまでセッションは続きます。
この間いったいどんな曲が演奏されていたのかはファンとしては気になるところでした。「Disc 2」の1の「私の天竺」と2のエルヴィス・プレスリーのメドレーである「陽気に行こうぜ~恋にしびれて」は1998年の新春放談で披露されていました。ただし、エルヴィス・メドレーは新春放談でかかったものとは別バージョン。新春放談でかかったのはエルヴィスのオリジナルに近い雰囲気。で、『DEBUT AGAIN』はアレンジにかなり重みが出てきて、「幸せな結末」のサウンドを彷彿させるものになっています。単なるリハビリではなく、同じ曲をいろんなアレンジで何度も演奏しながら、新しい曲のサウンドを見つけ出す試行錯誤をされていたんですね。

「私の天竺(My Blue Heaven)」と「陽気に行こうぜ~恋にしびれて(Rip It Up~All Shook Up)」はご自身のルーツの確認的な意味合いが強くあったようですが、「Disc 2」の3に収録された2曲のメドレー「Tall Tall Trees~Nothing Can Stop Me」に関しては果たしてどうだったんだろうとだれもが考えたはず。
この曲を知っていた人はどれくらいいるんでしょうか。僕はどちらも初めて聴きました。

ところでこの2曲、メドレーになっていますが曲調がとてもよく似ていて、ぼんやりと聴いていると1つの曲のように思えます。似ているのは当たり前で、この2曲は曲を書いた人が同じだから。
『DEBUT AGAIN』のブックレットのクレジットにはこう記載されています。
作詞・作曲 George Jones/Roger Miller

ジョージ・ジョーンズ、そしてロジャー・ミラー!
これが、あの曲だったんだ、と思いました。
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by hinaseno | 2016-06-11 10:49 | ナイアガラ | Comments(0)