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by hinaseno
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「魔法の瞳」のヒミツ(その1)


窓といえば、高橋和枝さんもきっと窓がお好きなんだろうなと思っています。物語の生まれる場所として窓がとても大事なものであることをよくわかられているなと。
『くまくまちゃん』の中で僕がいちばん好きなのはこの絵。
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窓から見えているのはくまくまちゃんの足。なんともくつろいだ風景ですが、よく考えるとあのくまくまちゃんの体つきでそこそこの高さにありそうな窓にここまで足を上げるのは結構大変なのではと思えて、見れば見るほど笑えてしまう。窓の向こうのくまくまちゃんは必死の形相だったりして。
この絵、実は先日、高橋さんのワークショプのときに「僕がいちばん好きなくまくまちゃんはこれなんです」って高橋さんにお伝えしようと、このページを開いていて準備してたんですが、結局はずかしくてやめました。

もうひとつ好きなのもやはり窓の絵。これも最高ですね。
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その高橋さんが絵を描かれた『とびらをあければ魔法の時間』という本を最近手に入れて、それを紹介しようと思いながらなかなか紹介できずにいます。この本の絵にもやはり窓が印象的に描かれています。
家の窓、電車の窓...、そして六角形だか八角形だかの魔法がいっぱいにつまった不思議な建物の窓。
またいずれ改めて紹介します。

「魔法」といえば、大瀧さんの「魔法の瞳」。
昨日のブログの最後で「ほうきに乗った可愛い魔女」が小窓をこんこんとノックすると書いたのは、この「魔法の瞳」のこと。
この曲ですね。



とにかく今は「魔法の瞳」ばっかり聴いています。歌の入っているのを聴いたりカラオケ・バージョンを聴いたり。

先日作った『EIICHI OHTAKI Tracks』には時間の関係で入れていなかったんですが、「君は天然色」を外して「魔法の瞳」を2曲目に入れたものを作り直しました。どうやら僕はCMで使われ続けている「君は天然色」よりも「魔法の瞳」のほうが好きなようです。大瀧さんの曲の中で一番聴いているのはこの「魔法の瞳」じゃないかと。

「魔法の瞳」という曲に対する個人的な思い入れのことはこのブログでも何度も書いてきました。大好きな曲なのにCDの時代になってからは目立たないところに置かれたり別バージョンが収録されたりとかして、そのたびに複雑な気持ちになったものでした。
ところが先日、YouTubeでこんな音源を見つけて超びっくり。



1993年10月9日に5時間にわたって放送された「YOKOHAMA RADIO開局記念番組 NIAGARA SPECIAL」の一部のようです。この日のゲストは光岡ディオン、永井美奈子、高田文夫、佐野史郎、萩原健太だったようですが、この音源はそのうちの日テレのアナウンサーである永井美奈子さんがゲストのときのもの。うれしいことに、最初の5分くらいはずっと「魔法の瞳」の話。しかも今まで知らなかった驚きのヒミツの話が大瀧さんの口から語られているんですね。
特に驚いたのは「ハイ・ホー、ハイ・ホー」でした。

というわけで、今まで書いたこととダブる話もありますが、これから何回か「魔法の瞳」のヒミツについて書いていこうと思います。

ところでYouTubeの音源では語られていない「ほうきに乗った可愛い魔女」の話。

ほうきに乗った可愛い魔女が
月を横切り小窓をノックした

と歌われた後、「ホウ・ホウ・ホウ」と言うときに、”こんこん”という音がします。
この音を作るのに大瀧さんはなんと4時間もかけたんだそうです。
これについて、以前、雑誌でこんなことを話されていました。

窓だから木ワクだろう、じゃ木をたたいた音だ。でも、ガラスの音も混じるんじゃないか? たたくのは手でじゃなくて、ツエでじゃないか? 女のコの魔女だから、ツエには鈴がついていて……、なんて調子で、音を合成していった。そうやって、思いつきでやっていくのが楽しいんだ。そうやって、素敵な思いつきがわいてくるのを待っているんだ。だから、時間がかかるわけ。

すごいですね。こんなことをこの部分だけでなく、この曲のあらゆるところでやっているんですね。でもまさか、ただの効果音だけでなく、別の曲のフレーズが取り入れられているとは気がつきませんでした。そのフレーズがよく聴こえるカラオケを何度も聴いていたのに。

このインタビューの載った雑誌は何のメモもせずページを切り抜いているので、いつの何という雑誌に載ったものなのかわかりませんが、たぶん『EACH TIME』が発売される少し前くらいに出た雑誌のはず。インタビューはレコーディング終了直後に行なわれたようです。
墓石か道標のような古い石のそばに立っている写真が貼られていて、どこだろうと記事を読んだら、六本木の狸穴そばというお店とのこと。
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by hinaseno | 2016-06-02 12:14 | ナイアガラ | Comments(0)