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by hinaseno
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EIICHI OHTAKI Tracks(その1)


今日は昨日のあの話を、と思ったけど、例によって言葉にするのは時間がかかるので別の話、久しぶりに大瀧さんの話を書くことにします。実は大瀧さんの『DEBUT AGAIN』について書こうと思っている話がありながら、それも書けないままでいます。
今日書くのは今、車の中で聴いているCDの話。いくつかの願いを含めての話です。ここで書いたことは、結構実現しているので、その期待を込めて(「期待は失望の母である」というのは大瀧さんの名言ですが)。

車の中で聴いているのはこのCD。
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タイトルは『EIICHI OHTAKI Tracks』。大瀧さんの曲のカラオケ音源を集めたもの。もちろん僕がつくったCDです。
『A LONG VACATION』、『NIAGARA TRIANGLE Vol.2』、『EACH TIME』はそれぞれの30周年盤にカラオケ音源が収められていて、それを全部入れても、とても1枚のCDには収まらないので、いろんなカラオケ音源の中から20曲をセレクトしました。

カラオケというとそれに合わせて歌うのが一番の目的ですが、それはもうさんざんやったので今回は別の目的。
この日のブログで書いたように、大瀧さんは詞先でも曲先でもなくオケ先。オケを先に作って、そこからメロディを作るということを特に『ロンバケ』以降はやっているんですね。仮に詞があってもオケに合うように詞をあてはめてメロディを作っていく。

先日紹介した大貫妙子さんの「3びきのくま」の話の中で、大貫さんはこんなことを言っていました。

「あるメロディに歌詞をつけるということは、100の可能性のひとつを選択することです。100パターンの歌詞が書けるかもしれないのに、ひとつだけ選んで99のパターンを捨ててしまう。もちろん実際には100のパターンを考えはしませんが、それでもどういう歌詞を乗せるべきかということは常に考えます。そのために曲は何度も聴きます。何度も何度も聴いているうちにそのメロディが呼んでいる言葉や、いまの時代、聴いてくださる方の気持ちといったものがひとつの方向となって指し示されて歌詞ができていく」

これは大瀧さんがオケに合わせてメロディを作っていく作業と同じですね。。あるオケにメロディをつけることは、100の可能性のひとつを選択すること。いや、大瀧さんのオケは100どころではなく無限のメロディの可能性を感じさせます。そのなかからひとつだけを選ぶ。

これはやっぱり大変な作業だと思います。大瀧さんはオケを作るのは楽しいけど、メロディを作るのは大変だというようなことを何度かはなされていたように思います。ひとつのメロディを選びとることのできなかったオケがいくつも存在するんですね。

『EIICHI OHTAKI Tracks』を作った目的は、オケを聴きながら大瀧さんが選びとらなかったメロディのことを思い描くことでした。

1曲目に入れたのはこの曲のオケ。

大瀧さんの一人多重コーラスである”くまくまトーンズ”、いや”ジャック・トーンズ”の最高のコーラスが聴けるので。
これに合わせて、裏声で歌うことはさすがにできません。
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by hinaseno | 2016-05-22 12:11 | ナイアガラ | Comments(0)