Nearest Faraway Place nearestfar.exblog.jp

好きなリンク先を入れてください

Talks About Music, Books, Cinema ... and Niagara


by hinaseno
プロフィールを見る
画像一覧

世の中楽しや 僕色男


先週の火曜日(2月9日)、このブログでも何度か紹介した龍野(たつの)のYさんの九濃文庫で世田谷ピンポンズさんのライブが開かれたんですね。おひさまゆうびん舎恒例の「ゴーゴーツアー」企画を兼ねてのイベント。
行きたかったけど、残念ながら。
それにしても「ゴーゴーツアー」っていい名前です。

このツアーの様子がおひさまゆうびん舎のブログでいろいろとアップされていますが、一番すごかったのはこの写真(ブログに貼られていたのをお借りしました)。
a0285828_11124015.png

ピンポンズさんが持っているのは三茶書房から出版された関口良雄著『昔日の客』の初版本。
例の『森崎書店の日々』で映った本ですね。これが映画のワンシーン。
a0285828_11125147.jpg

装幀は山高登さん。
今、九濃文庫では山高登さんの装釘作品展が開催中ということで、このツアーに参加された神戸のトンカ書店さんが持って来られたとのこと。

この『昔日の客』はどうしても手に入れたいと思っている本のひとつ。一番と言ってもいいかもしれません。同じく山高登さんが装幀した三茶書房の『木山捷平全詩集』とともに、いろんなつながりができるきっかけとなったものなので。
『木山捷平全詩集』はネットで手に入れましたが、三茶書房版『昔日の客』はいつか必ず素敵な出会いが訪れると信じています。

ところで、あとでYさんに聞いた話ですが、この日はYさんの誕生日ということもあってYさんがトンカさんにその『昔日の客』は「誕生日プレゼントですか」と訊いたところ「残念ながら、ちがいます」と言われたとか。でも、見ることができただけでもよかったと、大変喜ばれていました。
僕もこの場所にいたら興奮したでしょうね。

ところで神戸のトンカさんといえば、すぐに頭に浮かぶことがあります。
ひとつはおひさまゆうびん舎の横にあったツリーハウスで以前開かれた一箱古本市で、トンカさんの箱にあった川本三郎さんの『林芙美子の昭和』(新書館)を買ったこと。
で、そのあとトンカさんに行ったときに川本三郎さんの『荷風と東京』(都市出版)を見つけたこと。
その日の出来事がこの日のブログで書いています。

その日、モメカルの「大瀧詠一トリビュートライブ」ライブの司会で神戸にやってきた東京の武蔵小山にあるライブハウス・アゲインの店主の石川茂樹さんとトンカ書店に行ったんですね。
東京に行った時以来、久しぶりにお会いした石川さんでしたが、その少し前に体調を崩されていたのを知っていたので、ライブが済んだらすぐに東京に戻られるだろうと思っていたら「トンカ書店だけは行きたいので連れて行ってください」と言われたんですね。
ライブの後でひとりで行くつもりにしていたので、石川さんの口から「トンカ書店」の名前が出たのにはびっくりでした。
理由はこの日のブログで書いている通り、2006年に石川さんが『バートン・クレーン作品集』を出されたときに、トンカさんがいち早く連絡されてお店で販売されたんですね。ネットを見ると、何人かの人がトンカ書店で『バートン・クレーン作品集』を買ったことを書いています。

さて、先日、品切れになったその『バートン・クレーン作品集』が新たな曲を追加して発売されました。
a0285828_11144691.jpg

一番の目玉は新収録の「僕色男だ!」でしょうね。すでに「ふちがみとふなと」というグループがカバーしているとのこと。
石川さんからはあらかじめこの曲の歌詞を聴き取ってくださいという連絡をいただいていたので、iPodに落としてランニングをしながら聴き続けました。
そうしたらどうしてもはっきり聴き取れない部分があって、これがまさに石川さんが言われていた部分でした。
というわけで、僕が聴きとったものを載せておきます。聴き取れなかったのは「論じるのもよいけれど」のあと。あくまで一応ということで。
歌詞カードは聴き取りということなので、ぜひCDを購入して聴いてみてください。曲もとってもいいです。
でも、走りながら笑ってしまったのは「三人だけよかった」という二番目の「バーの女給」の話はどこにあるんだろうということ。でも、どうやら「恋はビールと同じ」からが「バーの女給」の話になっているようです。「ダンサー」との話は唐突に終わっているんですね。そして三番目の「運動選手」の話。どこが可愛いのかわからない。

世の中楽しや 
僕色男
恋人たくさんあるが
三人だけはよかった

最初の娘はダンサー
次はバーの女給
三番目は運動選手
みんな可愛かったよ

レビュー・ステージで見初めて
ダンサーに首ったけ
上げる見事な脚に
迷ってしまったよ

つま先で踊りゃ
わが心も躍る
踊らないときでも
彼女は素晴らしい

恋はビールと同じ
酔わなきゃしょうがない
だから恋にものんべえで
とうとう成功した

カフェーの隅っこで
世界を論じる
論じるのもよいけれど
だまったシーン なおよろしい

第三は運動家
妙なことを言や
首をぎゅっと絞められ
おっぽり出される

彼女が逃げれば
追いかけたとて
とても僕追いつけない
彼女はレコードホルダーだ

世の中楽しや 
僕色男
が、女のいるところは
面倒でいっぱいだ

今じゃ老いぼれて
哲学者になった
諸君に言ってきかせる
女を近づけるな

[PR]
by hinaseno | 2016-02-17 11:16 | 雑記 | Comments(0)