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by hinaseno
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9月5日、95歳、そして95年リミックス


小津の映画の話の中で、このブログでも何度も触れてきた原節子さんが亡くなられていたとのニュースが流れました。 亡くなられたのは9月5日とのこと。95歳だったそうです。

9月5日にブログに何を書いただろうかと確認したら、ちょっとびっくり。その日のブログで書いていたことを訂正しなければと思っていたところでした。
9月5日のブログで書いていたのは『ナイアガラ・ムーン』の40周年盤に収録された95年リミックス音源のこと。ちょっとびっくりしたのは「95」つながりになっていたこと。

この日のブログで僕はこんなことを書きました。

その40周年盤に収録された95年リミックス音源で一番びっくりしたのは、「楽しい夜更し」でした。なんとオリジナルと歌詞が違ってるんですね。というか、オリジナルの歌を一部差し替えていました。そこに入れられたのはまぎれもなく1995年の大瀧さんの声。

「楽しい夜更し」という曲は本来であれば「すぐに始まる麻雀」となるのに95年リミックス音源では「すぐに始まる双六」と歌われていたんですね。一応、「すぐに始まる双六バージョン」と表現することにします。

さて、この一部差し替えられた声、実はこれが95年の大瀧さんの声でないことがわかったんです。つい先日聞いた『ゴー!ゴー!ナイアガラ』でかかったんですね。「すぐに始まる双六バージョン」が。びっくりでした。かかったのは1978年6月5日に放送の第156回目の『ゴー!ゴー!ナイアガラ』。聞いたのはもちろん始めて。
この日はリスナーからの葉書を読む特集の日で、先日テレビで「楽しい夜更し」がかかったけど、歌詞が違っているというという内容の葉書がいくつか来ていて、それに答える形でかけたのが「楽しい夜更し テレビ・バージョン」と呼ばれるもの。で、この歌詞がまさに「すぐに始まる双六バージョン」。声も歌い方も『ナイアガラ・ムーン』の40周年盤に収録された95年リミックス音源と全く同じでした。

大瀧さんの話によれば、4月の後半に「とある東京の地方局のテレビ」に1週間ばらり1分半ぐらいの番組に帯で出演したそうで、そこで流したのが「楽しい夜更し テレビ・バージョン」だったようです。生で歌ったわけではなさそうですが、映像とともに曲が流れたようです。

では、なぜテレビ・バージョン、つまり「麻雀」ではなく「双六」にしたのかというと、こんな事情。
1分20秒ほどのテレビ番組だったので、この番組でかけた曲はすべてテレビ用に再編集したとのこと。で、「楽しい夜更し」の歌詞を変えたのは「スポンサーの関係」。曲に合わせて麻雀のシーンを撮ろうとしたけれども、麻雀はギャンブルなので番組の主旨に合わないということになって、急遽、双六と福笑いのシーンを撮ってそれを歌詞にしたそうです。

ということで『ナイアガラ・ムーン』の40周年盤収録の「楽しい夜更し」の95年リミックス音源に聞かれる「双六」は1995年ではなく1978年の大瀧さんの声。おそらく『多羅尾伴内楽団Vol.2』を録音していた3月か4月頃に歌入れをしたんだろうと思います。
ちなみに『文藝別冊 KAWADE夢ムック 増補新版 大瀧詠一』の最後に収録されている「ラジオ『ゴー!ゴー!ナイアガラ』全放送曲目リスト」の「156 おハガキ」の回の2曲目に載っている「楽しい夜更かし(TV Ver.)」となっているのですが、それがまさに40周年盤の95年リミックス音源の「楽しい夜更し」(「すぐに始まる双六バージョン」)でした。
ところで「楽しい夜更し」は、しばしば「楽しい夜更かし」と「か」が入って記載されているのですが、正しくは「か」が入りません。ご注意ください。
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by hinaseno | 2015-11-27 11:53 | ナイアガラ | Comments(0)