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Talks About Music, Books, Cinema ... and Niagara


by hinaseno
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ナイアガラ・ムーンがまた輝けば、太陽は光り輝く(その1)


今、読んでいる2冊の本。
グレン・フランクル著 高見浩訳『捜索者 西部劇の金字塔とアメリカ神話の誕生』と
岩阪恵子『わたしの木下杢太郎』。
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この2冊、いずれも最近、川本三郎さんが書評で紹介されていたもの。
川本さんが取り上げられている本はすべて欲しくなってしまうから困ります。いや、ほんとに。

岩阪さんの本は手に入れたばかり。木山捷平以来の評伝ですね。『画家小出楢重の肖像』といい『木山さん、捷平さん』といい、岩阪さんの書かれる評伝はどれも素晴らしいものなので、こちらはゆっくりと読んでいこうと思います(木下杢太郎についてはちょっとびっくりなことがあったんですが、ここに書ける話ではありません)。
その一方でここ半月ほど、ぐいぐいと読んでいるのが(といってもまだ3分の1ほど)グレン・フランクルの『捜索者』。ジョン・フォード監督の同名の映画の歴史的背景を丹念に探ったものですが、おそらく今年読んだ中では一番の本になりそうです。

で、この本の影響で、今、ジョン・フォードの映画を毎日見る日々を送っています。そしてジョン・フォードの映画のことを考えていたら、封じ込められていた記憶がよみがえってきました。
それは2013年12月30日とその翌31日のブログに書かれていること。

2013年12月30日というのは大瀧さんが亡くなられた日。そしてその翌日は大瀧さんが亡くなられたことを知った日。その日のブログを書き終えて一息ついたときに大瀧さんが亡くなられたことを知らせる第一報が届いたんですね。

その頃、僕は石川さんの影響でフォスターの曲にどっぷりとはまっていました。ブログでも書いている通り、12月29日の夕方、姫路駅前の商店街を歩いていたときに、唐突にジョン・フォードのことが頭に浮かんだんですね。ジョン・フォードならきっと映画にフォスターの曲を使っているはずだと。
そして家に戻って調べたらすぐに見つかったのが『駅馬車』。
で、翌日、駅前の商店街にあった古書店で双葉十三郎の『現代アメリカ映画 作家論』(1954年 白水社)を買ったまま読んでいなかったのを思い出して、ジョン・フォードの章を読んでみたら、その本が出た前年に公開されたばかりの映画『太陽は光り輝く』が紹介されていて、そこにフォスターの名曲「My Old Kentucky Home」のことが書かれていたわけです。
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というわけで『太陽は光り輝く』は、まさに大瀧さんが亡くなられた日に知ることのできた映画。知ったときにはぜひ見てみたいと思っていて、でも当時はDVD化されていないことは確認していましたが、大瀧さんが亡くなられたことのショックで当時心の中にあったはずのものはすべてふっとんでしまったわけです。

で、2年近くの月日が流れ、久しぶりにジョン・フォードの映画に対するマイ・ブームが到来して封印されていた『太陽は光り輝く』のことを思い出してチェックしたら、昨年の暮れにDVD化されていたことがわかってびっくり。
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by hinaseno | 2015-10-22 13:46 | 映画 | Comments(0)