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by hinaseno
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1995年の大瀧詠一(その13)


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『大瀧詠一 Writing & Taliking』に収録された『月刊レコパル』1995年6月号のインタビューで大瀧さんは、日本のアイドルシーンについて「おニャン子クラブ以降、全然聴いていないんだ」と語られていました。おニャン子クラブにいた渡辺満里奈さんのことはぎりぎり知っていたようです。
さて、1992年1月26日に放送された新春放談の続き。

山下:アイドル歌謡はまだ聴いてるんですか?
萩原:聴いてますよ。
山下:最近はどういうのが好きなんですか?
萩原:クレア!
山下:クレア?
萩原:クレア。
大瀧:ギルバート・オサリバン?
萩原:いや(笑)。そこから名前をつけたらしいんですけどね。
山下:クレアって、グループなんですか?
萩原:3人組なの。
山下:女の子3人組?
萩原:うん。
山下:へえ〜。
萩原:満里奈ちゃん、ちょっとアイドル・ポップスの世界から自ら...
山下:最近、アヴァンギャルドの世界に...
萩原:クラブキッズ化してしまいまして。
山下:なんかコーディネーター...、構成、監修、わかんないけど。
萩原:...に行っちゃったんで。
大瀧:自分でそうしたんじゃない?
萩原:いや、そんなことないですよ。
山下:吹き込んだんじゃないの?
萩原:いや、ちがいますよ。めっそうもない。私はアイドル歌謡のままでいてほしかったんですけどね。
山下:アイドルの陰に萩原あり。
萩原:ないって、そんなの。
大瀧:惑わしてるな。
萩原:クレアってのがすごくいいんですよ、なんか、ほんわかしてて。
山下:これ、現場処理だから盤がないのが残念ですね。まだ出てないんですか。
萩原:いや、もう出てますよ。去年出ちゃってます。でも、もう無理ですよね、なかなか。僕が好きなアイドルポップスってもう古典化してるっていうか。
山下:でも、また歴史は繰返すというか、アイドル不在の時代からいきなり聖子、明菜になったから、また来るかもね。

萩原健太さんに関しては、音楽的に好みが合うのがわかっていたので、早速、前年の1991年に出た彼女たちのファーストアルバムを手に入れて聴きました。で、その素晴らしさに感服。さらに1992年の夏に発売されたセカンドアルバム『CITRON』もまためちゃくちゃよくて、その夏は『CITRON』ばかり聴いていました。
一番のお気に入りはこの「タヒチアン ラブ」。やはり広谷順子さんの曲。



と、彼女たちの映像を貼っていますが、僕は、当時彼女たちが歌う姿を一度も見たことがなく、実際に動くQlairを見たのはYouTubeの時代が来て、だれかが画像を貼っているのに気づいてから。

2枚のアルバムを聴いて思ったのは、ぜひ、大瀧さんに彼女たちのために曲を書いてもらえたらということ。新春放談で健太さんの話を聞いて大瀧さんも絶対にQlairを聴いて彼女たちを気に入ったに違いないと思ったので。
で、期待していた次のアルバムがその年の冬に発売。タイトルは『Sanctuary』。これも素晴らしいアルバムでしたが、残念ながら大瀧さんの曲はありませんでした。それだけでなく、Qlairというグループのオリジナルのアルバムはこれが最後。

「うれしい予感」が冬の曲だったと知ったとき、もしかしたらQlairの冬のアルバム『Sanctuary』のために作ろうとしていた曲だったのではないかと思ったり。「うれしい予感」は3人組の女の子に歌われるのにぴったりの曲調なので。ただ、1994年に暮れに大瀧さんが「うれしい予感」を仕上げた時には、すでにQlairは活動停止していました。
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by hinaseno | 2015-09-02 15:25 | ナイアガラ | Comments(0)