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1995年の大瀧詠一(その1)


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前回も書いたように、この夏、最もよく聴いたのは1972年に発売された大瀧さんのファースト・アルバム『大瀧詠一』でした。これを聴くと、いつもある川沿いの風景がうかんできます。その川とは木山捷平の短篇小説のタイトルにもなっている夢前川。まだ、木山捷平のことなんて知らなかった1995年の夢前川の風景。

1995年。
今からちょうど20年前、なんといっても阪神淡路大震災があった年。直接的には影響がなかったものの、人生の中でいろんな転機になったことは確かです。
この年、震災をきっかけにして知り合った人たちとある小さな活動をし始めました。その活動は3年ほど続いたでしょうか。活動の場は夢前川の近くにあったので、週に2回くらいはそこに車で行っていました。その車の中で最もよく聴いていたのが『大瀧詠一』でした。
その活動に関わるようになった3月に、大瀧さんがどっさりと解説を書いた4枚のCDが発売されました。『大瀧詠一』『NIAGARA CM SPECIAL』『NIAGARA MOON』『NIAGARA TRIANGLE Vol.1』。この4枚の中で、そのときまで『大瀧詠一』だけ聴いたことがなかったので、待ち望んでいた再発でした。というわけで、活動の場に行く車の中で『大瀧詠一』ばかり聴いていました。

さて、少し前に「40周年盤はもういいか」なんて書いてしまいましたが、『NIABARA MOON』の40周年盤のアナログ盤を先日ようやく購入しました。
40周年盤の目玉は「95年に大滝本人に手によるリミックス音源(未発表!)」。
実は、この紹介文を読んでもあまり食指は動かなかったんですが、なんとなく1995年の大瀧さんのことが気になり始めて、やはり購入しようということになりました。

いちばん見たかったのは貴重な写真満載の豪華なブックレット。そこには40年前、『NIABARA MOON』を制作していたときに書かれたノートの写真が何ページにもわたって掲載されていました。気になる記載がいくつもありましたが、最も興味を引かれたのは「’95 フォト・セッション」と題されたこの写真。そこには今から20年前の、1995年の大瀧さんの姿がありました。
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1995年に出た『NIABARA MOON』の裏ジャケで実際に使われたのはこの写真。
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何だかかなり固い表情。これに比べて「フォト・セッション」の写真の方の表情はずいぶん優しいものがあります。着ているのも、あのお決まりのシャツではなくトレーナー。
よく見ると「シアトル・マリナーズ」のトレーナーじゃないですか! なんで、こんなものをこの年に着ているんだろう???
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by hinaseno | 2015-08-18 12:21 | ナイアガラ | Comments(0)