Nearest Faraway Place nearestfar.exblog.jp

好きなリンク先を入れてください

Talks About Music, Books, Cinema ... and Niagara


by hinaseno
プロフィールを見る
画像一覧
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

「Over and Over」


大瀧さんのボビー・デイの話はもう少し続きます。改めて最初から。
このボビー・デイってのは、ほんとにまたいい曲を書きますしね。ヒット曲も多いです。「Little Bitty Pretty One」とかね。♫アーア・アッア、アッアッアア♫とかね。
「Over and Over」ね。♫オーヴァー・アンド・オヴァー・アンド♫、デイヴ・クラーク(・ファイヴ)ではやりましたけどね。あ、そのうちデイヴ・クラークもね、近いうちにやります。そのときにボビー・デイの「Little Bitty Pretty One」も「Over and Over」もかかると思います。

というわけで、3か月後の12月13日に放送されたデイヴ・クラーク・ファイヴ特集を聴きました。
「Over and Over」は、その日の特集の最後にかかります。
最初にかかったのはボビー・デイのオリジナル。



そして次にデイヴ・クラーク・ファイヴのカバー。



オリジナルとコーラスが違うな、と思ってはっと気がつきました。
デイヴ・クラーク・ファイヴのバージョンのコーラスの♫アウ・アウ♫って、大瀧さんの「ウララカ」とおんなじ。
おおっ、元ネタの発見! と思って、とりあえず1995年に再発された『大瀧詠一』の大瀧さん自身による解説を読んだら、ちゃんと書かれていました。
イントロのアイデアはデイブ・クラーク・ファイヴの「オーヴァー&オーヴァー」の〈アウ〉というのと以前の「はいから」のバック・コーラスの〈ラ・ラ・ラ〉を足したもの。この出だしのコーラスからタイトルを「ウララカ」としただけで、別に当時私がウララカでもホガラカであったワケではなく、単なる語呂遊びです。

さらにはっぴいえんどのコーラスについても。
本来ならコーラスを自分一人の多重録音かシンガーズ・スリーにすればもっとポップ色が出たわけですが、それまでステージで3人でやりなれているということと、この曲の元が〈はっぴいえんど〉時代の「はいから」であり、更にこの曲が〈はっぴいえんど〉から大瀧詠一ソロへのキッカケとなった作品であることを記すために、メンバーでコーラスを行なったり間奏をサックスでなくギターにしたのです。

なるほど、ですね。
ところで、ボビー・デイについては「アメリカン・ポップス伝パート4」の第二夜で、もう少し長く語られていました。
ボビー・デイがソロになる前に在籍していたグループはハリウッド・フレイムズ(Hollywood Flames)、そのグループの最大のヒット曲であるこの「Buzz-Buzz-Buzz」を作曲したのもボビー・デイでした(クレジットはJohn GrayとRobert Byrdの共作)。



この曲、よく聴くとコーラスは♫アウ・アウ・アウ・アウ♫って言ってますね。デイヴ・クラーク・ファイヴが「Over and Over」をカバーするときに♫アウ♫にした元にはこの曲があったのかもしれません。元には元があるものです。大瀧さんがそのあたりのことを知らないはずはないですね。
[PR]
by hinaseno | 2015-08-16 16:03 | ナイアガラ | Comments(0)