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by hinaseno
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「つさのせ」


佐野さんが大瀧さんの「あつさのせい」をカバーしたのをきっかけに、いろんな「あつさのせい」を聴く日々が続いています。大瀧さんのオリジナル、「もうメロメロ編」、佐野さんのカバー、さらには...。
佐野さんのカバーで嬉しいのは、佐野さんのボーカルとともに、若いバンド(ザ・コヨーテバンド)のメンバーが溌剌とロックンロールをやっているのが聴けること。大瀧さんの”ポップス”のカバーは多いけれど、こんなロックンロールのカバーは少ないですからね。

で、若い人のカバーといえば、モメカルもこの曲を演奏しています。これがまたなんとも素晴らしいんです(この画像の2:14から)。



さて、「あつさのせい」の魅力というのはいろいろありますが、今、一番楽しく聴いているのは伊集加代子さんを中心とするシンガーズ・スリーによるコーラス。このコーラス、めちゃくちゃ面白いです。
シンガーズ・スリーが大瀧さんのコーラスをしたのはこれが2曲目。1曲目は同じファーストアルバムに収録された「指切り」。まだ、出会って間もないはずなのに、大瀧さんは彼女たちにありえないようなコーラスをさせています。

1番のときはただ「うー」だけ。ごく普通のコーラスです。
でも、2番になると一変。「う・あう」の、規則性があるのかないのかわからないような変なコーラス。
さらに間奏後に1番がもう一度繰返されるときのコーラスはなんと「うー・ぱらら」。3人が声をあわせるのは相当難しそう。
大瀧さんと出会う前に彼女たちがどんなコーラスをしていたのかはわかりませんが、こんな”変な”コーラスをしたのははじめてのはず。でも、楽しんでたでしょうね。冗談とも本気ともつかない相当複雑なコーラスを正確に、そしてきっと楽しんでやっていたってことで、大瀧さんも彼女たちをずっと使い続けることにしたんだろうなと。

興味深いのはモメカルは、このシンガーズ・スリーのコーラスをかなり正確に再現しているんですね。「うー」「う・あう」「うー・ぱらら」ときちんと演奏しています。素晴らしい! ぜひ、注意深く聴き返してみて下さい。

さて、「あつさのせい」 の圧巻はエンディング。大瀧さんの♫あつさのせい♫というかけ声に対してシンガーズ・スリーが応じているのは「つさのせ」。
実はずっとシンガーズ・スリーも「あつさのせい」と歌っているものだと思っていましたが、大瀧さんの「解説」を読み返して、彼女たちが「つさのせ」と歌っているのを知りました。別に「あ」の音を入れて歌っても問題ないはずですが、あえて「あ」を抜いているのがなんともたまりません。外国の曲のコーラスで主旋律で歌われる歌詞の単語をひとつかふたつ抜いた歌詞でコーラスをするというのはよくありますが、日本語で一音抜くと意味が通じなくなるのでふつうは絶対にやらないはずですが、そこは大瀧さんのすごいところ。
彼女たちが「あ」を入れて歌っていたら、あれほどのグルーヴ感はでなかったはず。

で、そこに注意してモメカル・バージョンを聴いたら「あ」の音が入っていました。完コピをめざしているモメカルとしてはミス!? まあ、普通はコーラスも「あつさのせい」と歌っていると思っちゃいますね。彼女たちを責めることはできません。でも、次回からはぜひ「つさのせ」でお願いします。
ってことで、シンガーズ・スリーのコーラスに注意して改めて大瀧さんの「あつさのせい」を聴いてみて下さい。


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by hinaseno | 2015-08-05 10:09 | ナイアガラ | Comments(0)