今井正監督の『ここに泉あり』(昭和30年公開)をまた見ました。映画自体も素敵ですが、三井弘次、加東大介ファンとしては最高に楽しめる作品。ほろりとさせられる場面、思わず笑ってしまう場面など、飽きることがありません。さらに地方に作られた交響楽団の苦闘を描いたものなので、いろんなところに音楽がちりばめられています。
で、大好きなフォスターの曲も。
最も感動的な場面の一つであるこのシーンで演奏されたのがフォスターの「金髪のジェニー(Jeanie With the Light Brown Hair)」。僕がフォスターの曲の中でも特に好きな曲です。
で、今回見直していたらもう一曲フォスターの曲が”歌われて”いました。歌っていたのは、なんと三井弘次。
経済的なことから楽団の存続がきびしくなっていよいよ楽団を解散すると決まった夜、最後の晩ということで楽団員がいっしょに酒を飲み始めます。もちろん一番酔っ払っているのは三井弘次。
踊ったり、わけのわからないことをわめいたりしていますが、こういう演技は抜群。左にいるのは加東大介。
この後三井弘次は一人だけ酒を飲もうとしない楽団員の方に向かって歌を歌いながら歩いていきます。
このときに歌っていたのがフォスターの「ケンタッキーの我が家(My Old Kentucky Home)」の最初の部分。
なんで唐突にこの歌を、と思いましたが、改めてその前を見返したらちゃんと伏線がありました。
べろべろに酔いながら三井弘次が口にしていたのがこの言葉。
どうやらチンドン屋をしたときのセリフだったようです。「電気センタッキー・ホーム」というのは電気洗濯機とケンタッキー・ホームをかけた言葉だったんですね。
それにしてもこの『ここに泉あり』の2年前に公開された小津安二郎の『東京物語』でもフォスターが使われていたりと、当時の日本人にフォスターの曲が深く浸透していたことがよくわかります。
で、大好きなフォスターの曲も。
最も感動的な場面の一つであるこのシーンで演奏されたのがフォスターの「金髪のジェニー(Jeanie With the Light Brown Hair)」。僕がフォスターの曲の中でも特に好きな曲です。
で、今回見直していたらもう一曲フォスターの曲が”歌われて”いました。歌っていたのは、なんと三井弘次。
経済的なことから楽団の存続がきびしくなっていよいよ楽団を解散すると決まった夜、最後の晩ということで楽団員がいっしょに酒を飲み始めます。もちろん一番酔っ払っているのは三井弘次。
踊ったり、わけのわからないことをわめいたりしていますが、こういう演技は抜群。左にいるのは加東大介。
この後三井弘次は一人だけ酒を飲もうとしない楽団員の方に向かって歌を歌いながら歩いていきます。
このときに歌っていたのがフォスターの「ケンタッキーの我が家(My Old Kentucky Home)」の最初の部分。
The sun shines bright in the old Kentucky home
なんで唐突にこの歌を、と思いましたが、改めてその前を見返したらちゃんと伏線がありました。
べろべろに酔いながら三井弘次が口にしていたのがこの言葉。
「電気センタッキー・ホームに扇風機」
どうやらチンドン屋をしたときのセリフだったようです。「電気センタッキー・ホーム」というのは電気洗濯機とケンタッキー・ホームをかけた言葉だったんですね。
それにしてもこの『ここに泉あり』の2年前に公開された小津安二郎の『東京物語』でもフォスターが使われていたりと、当時の日本人にフォスターの曲が深く浸透していたことがよくわかります。