21枚目からはいよいよ60年代のアメリカン・ポップスのアルバムがずらっと並びます。例外あり、ですが。
今日の10枚は男性シンガーによるアメリカン・ポップス。このあたり、調べれば調べるほどアルバムなんかどうでもいいって感じです。たまたま持っていたもの、たまたま先に見つかったものを取り出しただけという感じです。
21 Paul Anka / Paul Anka Sings His Big 15
雑誌ではアルバムタイトルとカタログ番号が違っていて、やはりカタログ番号の方を信用することにしました。ポール・アンカといえば1曲目に収められたこの曲ですね。
Paul Anka / Diana
22 Neil Sedaka / Neil Sedaka Sings His Greatest Hits
これも困りました。
雑誌に書かれているのは『グレーテスト・ヒッツ・オブ・N・セダカ』(RCA 9155-56)。カタログ番号を見ると2枚組のLP。で、この番号を調べたらなんとルー・リードの『Take No Prisoners』というアルバム。ひとつ前ではカタログ番号の方を信用してなんて書きましたが、とんでもないですね。
ニール・セダカには『Greatest Hits』と題されたアルバムはいくつかありますが、でも、2枚組の『Greatest Hits of Neil Sedaka』というアルバムはありません。で、いろいろ調べたらこんなアルバムが日本盤で出ていることがわかりました。
タイトルは『The Great Hits of Paul Anka & Neil Sedaka』。カタログ番号はRCA SRA 9525-26。大瀧さんとしては”日本でアメリカンポップスといえば”ポール・アンカの次はニール・セダカということでニール・セダカの曲の入っているLPを探したらこれしか見あたらなかったのかもしれません。もちろん大瀧さんはすべてシングル盤で持っているはずですから。
というわけでどうしようかと思いましたが、ニール・セダカの『グレーテスト・ヒッツ』と名のつくアルバムに収録されている曲はほとんど同じなので、ジャケットが一番好きな『Neil Sedaka Sings His Greatest Hits』というアルバムを貼っておくことにしました、
1曲なんてとても選べませんが、途中で「いちご畑でつかまえて」のフレーズの聴こえてくるこの曲を。
Neil Sedaka / Next Door To An Angel
23 Frankie Avalon / 16 Greatest Hits
ニール・セダカ同様、フランキー・アヴァロンについてもこのブログでも何度も書いてきました。
ちなみに僕の持っているのはこのLP。ジャケットはこっちがいいですね。収録曲はそんなに違いませんが、A面の流れが最高です。
フランキー・アヴァロンといえばやっぱりこれですね。魅惑のピーター・デ・アンジェリス・サウンドです。
Frankie Avalon / Venus
24 Bobby Vee / Legendary Masters Series
ボビー・ヴィーもこのブログでどれだけ書いてきたかわかりません。何か1曲となると、キャロル・キング作曲のこれになるでしょうか。こちらはスナッフ・ギャレットのリバティ・サウンド。
Bobby Vee / Take Good Care Of My Baby
25 Gene Pitney / Gene Pitney’s Big Sixteen
このアルバムについてはこの日のブログで書いていますね。ということで、数々の有名曲がある中で紹介するのは、LPのA面1曲目に収録された、有名ではないこの曲です。それにしても「恋に破れて才能枯れる」というコメントはいったいどういうことでしょう。
Gene Pitney / The Ship True Love Goodbye
26 Johnny Cymbal / Mr. Bass Man
ジョニー・シンバルといえばこれですね。
Johnny Cymbal / Mr. Bass Man
27 Eddie Hodges / Eddie Hodges & The Chordettes Best
これもLPを確認するのが大変でした。カタログ番号から推測して、たぶん日本盤で出ていたこのコーデッツとカップリングされたこのLPかなと。ケーデンスというのは彼らが所属していたレーベルですね。代表はもちろんエヴァリー・ブラザーズです。
このアルバムに収録された曲は正確に確認できませんでしたが、日本では「コーヒー・デイト」という邦題でヒットしたこの曲を。「ゴー!ゴー!ナイアガラ」で知りました。
Eddie Hodges / Mugmates
28 Terry Stafford / Suspicion
この人、この曲しか知りません。「ゴー!ゴー!ナイアガラ」の男性シンガー特集でかかっています。
Terry Stafford / Suspicion
29 Kenny Karen / Sixteen Years Ago Tonight
実はこれはシングル盤。「夢みる16歳」という邦題で日本でだけヒットした曲ですね。それも日本でだけの一発屋。というわけでケニー・カレンの単独のLPなんかはありません。もしかしたらこの曲を収録した日本独自のLPがあってそれを探したかもしれませんが、結局これはシングル盤ということになっています。他のアーティストの何かのLPを選ばずに、あえて反則で、このシングルを入れたというのがポイント。それだけ大瀧さんにとって思い入れの深い曲のようですね。
この曲は「ゴー!ゴー!ナイアガラ」の「ジャック・ケラー、トニー・パワーズ特集」(数ある特集の中で最も好きなもののひとつ)でかかっています。その特集で初めて聴きました。曲がかかった瞬間に、ああ、いかにも大瀧さん好みの曲だなと。曲が終わったときには大瀧さんが「やっほー! 実によかったですね。この曲はほんとに大好きでね」と叫んでいました。
というわけで、その日の特集でこのケニー・カレンの曲がかかった流れを一応紹介します。
まず、ジャック・ケラーの曲が次々に紹介されて、その8曲目にかかったのが、例のジミー・クラントンの「Venus In Blue Jeans」。アルドン・スクリーンジェムズの典型的な曲で、この曲があるからジャック・ケラーの特集をしたんだと。
で、ジミー・クラントンの「Venus In Blue Jeans」の次の作品が「Darkest Street In Town」という曲で、その曲を作曲したのがケニー・カレンだったんですね(作詞はハワード・グリーンフィールド)。どうやらケニー・カレンもアルドンのスタッフライターの一人だったようです。でも、ヒットした作品はあまりなさそうです。
で、ケニー・カレンは他のスタッフライター同様に歌も歌えたので、自作の曲も含めて何曲か歌っていてその中の一つが「Sixteen Years Ago Tonight」。曲はケニー・カレンとハワード・グリーンフィールドとジャック・ケラーの共作。確かに大瀧さんの言うようにこれもまさに「アルドン・スクリーンジェムズの典型」の曲。ただし、アメリカではまったくヒットせず。でも、これを高崎一郎さんが勧めて、日本での独自ヒットにつながったようです。というわけで、この素晴らしい曲を聴いてみて下さい。
Kenny Karen / Sixteen Years Ago
30 Barry Man / Who Put The Bomp
雑誌では「フー・プット・ザ・ボム」となっています。「ボム(bomb)」だったら「爆弾を置いたのは誰?」になりますね。
Barry Man / Who Put The Bomp
今日の10枚は男性シンガーによるアメリカン・ポップス。このあたり、調べれば調べるほどアルバムなんかどうでもいいって感じです。たまたま持っていたもの、たまたま先に見つかったものを取り出しただけという感じです。
21 Paul Anka / Paul Anka Sings His Big 15
大瀧さんのコメント:日本でロック・ポップスというとこの人の音楽をいうみたいです。
雑誌ではアルバムタイトルとカタログ番号が違っていて、やはりカタログ番号の方を信用することにしました。ポール・アンカといえば1曲目に収められたこの曲ですね。
Paul Anka / Diana
22 Neil Sedaka / Neil Sedaka Sings His Greatest Hits
大瀧さんのコメント:アルドン音楽出版のサウンドは彼が作ったのです。
これも困りました。
雑誌に書かれているのは『グレーテスト・ヒッツ・オブ・N・セダカ』(RCA 9155-56)。カタログ番号を見ると2枚組のLP。で、この番号を調べたらなんとルー・リードの『Take No Prisoners』というアルバム。ひとつ前ではカタログ番号の方を信用してなんて書きましたが、とんでもないですね。
ニール・セダカには『Greatest Hits』と題されたアルバムはいくつかありますが、でも、2枚組の『Greatest Hits of Neil Sedaka』というアルバムはありません。で、いろいろ調べたらこんなアルバムが日本盤で出ていることがわかりました。
タイトルは『The Great Hits of Paul Anka & Neil Sedaka』。カタログ番号はRCA SRA 9525-26。大瀧さんとしては”日本でアメリカンポップスといえば”ポール・アンカの次はニール・セダカということでニール・セダカの曲の入っているLPを探したらこれしか見あたらなかったのかもしれません。もちろん大瀧さんはすべてシングル盤で持っているはずですから。
というわけでどうしようかと思いましたが、ニール・セダカの『グレーテスト・ヒッツ』と名のつくアルバムに収録されている曲はほとんど同じなので、ジャケットが一番好きな『Neil Sedaka Sings His Greatest Hits』というアルバムを貼っておくことにしました、
1曲なんてとても選べませんが、途中で「いちご畑でつかまえて」のフレーズの聴こえてくるこの曲を。
Neil Sedaka / Next Door To An Angel
23 Frankie Avalon / 16 Greatest Hits
大瀧さんのコメント:こういう甘い声も好きです。
ニール・セダカ同様、フランキー・アヴァロンについてもこのブログでも何度も書いてきました。
ちなみに僕の持っているのはこのLP。ジャケットはこっちがいいですね。収録曲はそんなに違いませんが、A面の流れが最高です。
フランキー・アヴァロンといえばやっぱりこれですね。魅惑のピーター・デ・アンジェリス・サウンドです。
Frankie Avalon / Venus
24 Bobby Vee / Legendary Masters Series
大瀧さんのコメント:これまたアルドン系のポップスがギッシリ。
ボビー・ヴィーもこのブログでどれだけ書いてきたかわかりません。何か1曲となると、キャロル・キング作曲のこれになるでしょうか。こちらはスナッフ・ギャレットのリバティ・サウンド。
Bobby Vee / Take Good Care Of My Baby
25 Gene Pitney / Gene Pitney’s Big Sixteen
大瀧さんのコメント:多重録音の先駆者。恋に破れて才能枯れる。
このアルバムについてはこの日のブログで書いていますね。ということで、数々の有名曲がある中で紹介するのは、LPのA面1曲目に収録された、有名ではないこの曲です。それにしても「恋に破れて才能枯れる」というコメントはいったいどういうことでしょう。
Gene Pitney / The Ship True Love Goodbye
26 Johnny Cymbal / Mr. Bass Man
コースターズの10代白人版とでもいおうか、日本への影響大きい。
ジョニー・シンバルといえばこれですね。
Johnny Cymbal / Mr. Bass Man
27 Eddie Hodges / Eddie Hodges & The Chordettes Best
大瀧さんのコメント:味のあるケーデンス・サウンド
これもLPを確認するのが大変でした。カタログ番号から推測して、たぶん日本盤で出ていたこのコーデッツとカップリングされたこのLPかなと。ケーデンスというのは彼らが所属していたレーベルですね。代表はもちろんエヴァリー・ブラザーズです。
このアルバムに収録された曲は正確に確認できませんでしたが、日本では「コーヒー・デイト」という邦題でヒットしたこの曲を。「ゴー!ゴー!ナイアガラ」で知りました。
Eddie Hodges / Mugmates
28 Terry Stafford / Suspicion
大瀧さんのコメント:エフェクターを使った音はテクノの元祖か?
この人、この曲しか知りません。「ゴー!ゴー!ナイアガラ」の男性シンガー特集でかかっています。
Terry Stafford / Suspicion
29 Kenny Karen / Sixteen Years Ago Tonight
大瀧さんのコメント:アメリカでヒットせず日本でヒットしたので価値のある作品。
実はこれはシングル盤。「夢みる16歳」という邦題で日本でだけヒットした曲ですね。それも日本でだけの一発屋。というわけでケニー・カレンの単独のLPなんかはありません。もしかしたらこの曲を収録した日本独自のLPがあってそれを探したかもしれませんが、結局これはシングル盤ということになっています。他のアーティストの何かのLPを選ばずに、あえて反則で、このシングルを入れたというのがポイント。それだけ大瀧さんにとって思い入れの深い曲のようですね。
この曲は「ゴー!ゴー!ナイアガラ」の「ジャック・ケラー、トニー・パワーズ特集」(数ある特集の中で最も好きなもののひとつ)でかかっています。その特集で初めて聴きました。曲がかかった瞬間に、ああ、いかにも大瀧さん好みの曲だなと。曲が終わったときには大瀧さんが「やっほー! 実によかったですね。この曲はほんとに大好きでね」と叫んでいました。
というわけで、その日の特集でこのケニー・カレンの曲がかかった流れを一応紹介します。
まず、ジャック・ケラーの曲が次々に紹介されて、その8曲目にかかったのが、例のジミー・クラントンの「Venus In Blue Jeans」。アルドン・スクリーンジェムズの典型的な曲で、この曲があるからジャック・ケラーの特集をしたんだと。
で、ジミー・クラントンの「Venus In Blue Jeans」の次の作品が「Darkest Street In Town」という曲で、その曲を作曲したのがケニー・カレンだったんですね(作詞はハワード・グリーンフィールド)。どうやらケニー・カレンもアルドンのスタッフライターの一人だったようです。でも、ヒットした作品はあまりなさそうです。
で、ケニー・カレンは他のスタッフライター同様に歌も歌えたので、自作の曲も含めて何曲か歌っていてその中の一つが「Sixteen Years Ago Tonight」。曲はケニー・カレンとハワード・グリーンフィールドとジャック・ケラーの共作。確かに大瀧さんの言うようにこれもまさに「アルドン・スクリーンジェムズの典型」の曲。ただし、アメリカではまったくヒットせず。でも、これを高崎一郎さんが勧めて、日本での独自ヒットにつながったようです。というわけで、この素晴らしい曲を聴いてみて下さい。
Kenny Karen / Sixteen Years Ago
30 Barry Man / Who Put The Bomp
大瀧さんのコメント:シビレさせたのは誰という邦題を考えたのは誰?
雑誌では「フー・プット・ザ・ボム」となっています。「ボム(bomb)」だったら「爆弾を置いたのは誰?」になりますね。
Barry Man / Who Put The Bomp